フェラーリが11月に新たなる限定モデルを発表とのウワサ！1967年の330P4をイメージし、ベースにはラフェラーリが選ばれる模様

｜　フェラーリは限定モデルに「モータースポーツの歴史」を反映させることが多いようだ　｜

ライバルには不足している輝かしい歴史をアピールすることで差別化を図っている？

さて、少し前からウワサされていた、フェラーリの新たなる限定モデル。

これは「ICONA」シリーズから登場すると言われますが、このICONAからは、すでに第一弾として「モンツァSP1/SP2」が登場しています。

なお、フェラーリによると、このICONAシリーズ（イタリア語で「アイコン」の意）は「限られた顧客を対象にした」限定車となり、アイコンの意味の通りに過去のアイコニックなフェラーリを現代風に解釈し、革新的な素材や、最新テクノロジーでこれを表現するとともに、フェラーリブランドを象徴する新たな”柱”になるとのこと。

販売台数としては全体の5％程度に留められるものの、イメージ的には「フェラーリの大きな部分を占める」ということになりそうです。

新しい「ICONA」はどんなクルマに？

そしてこの新しいICONAですが、これはラフェラーリ・アペルタがベースに選ばれると言われ、様々な情報が出回っているようですが、現時点で最も有力なのは1967年の330P4をイメージさせるデザインを持つという説。

おそらくは11月に開催されるフィナーリ・モンディアリ2021にて公開されるのでは、と言われています。

フェラーリ330P4とは？

そしてフェラーリ330P4ですが、これは330P3の発展型ともいえるクルマで、V12エンジンやサスペンション、ホイールベースなどが変更されることによって大きく戦闘力を増し、デイトナでは1位から3位までを独占したことも。

搭載されるエンジンは4リッターV12（1気筒あたりの排気量は330cc）、出力は450馬力で、これをスチール製チューブラーフレームのリアミッドにマウントします。

サスペンションは前後ダブルウィッシュボーン、トランスミッションは5速マニュアル。

フェラーリのモータースポーツ史に残る一台であることは間違いなく、多くのファンが存在する、まさに「アイコニックな」一台です。

過去には330P4をモチーフにしたワンオフモデルが作られたことも

なお、上述の通り「アイコニックな」クルマということもあり、過去にはフェーリコレクターとして知られるジェームズ・グリッケンハウス氏がピニンファリーナへと依頼し、「フェラーリ330P4や412Pの要素を取り入れた」フェラーリP4/5を作らせたことも。※ただし主には412Pへのオマージュだと言われる

こちらは2006年にリリースされており、エンツォフェラーリがベースとなっています。

新しいフェラーリのICONAシリーズの限定台数は300台？

そしてこの「新しいICONA」について、上述のとおり発表は「11月」だと言われ、これはモンツァSP1/SP2と同じように「先行してVIP客に対し公開しておき、その後のフィナーリ・モンディアリにて一般へとお披露目」という流れと同様。

ただし限定台数についてはモンツァSP1/SP2の499台よりも少なくなって300台だと言われ（実際には、エンツォ・フェラーリの”顧客が求めるよりも1台少なく作る”というポリシーに従い299台？）、価格についても2億8000万円以上だと見られています。

なお、ここ最近、「ラフェラーリの姿をしたプロトタイプ」がたびたび目撃されていますが、これは「新しいICONAシリーズ」の試作車だったのかもしれませんね。

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参照：Ferrari Chat