フェラーリSF90VS（SF90LM）の限定台数はクーペ699台、アペルタ399台？812コンペティツォーネよりも3割ほど少ない超希少車になりそう

｜　このフェラーリSF90LM / SF90LMアペルタは様々な意味でエポックメイキングなモデルに　｜

もちろんフェラーリSF90LMを購入できる「幸運な」オーナーはすべて決定済みだと思われる

さて、先日は走行中、そして生産ラインからラインオフしたばかりとみられるフェラーリSF90VSのプリプロダクションモデルがリークされていますが、今回はその限定台数が明らかになり、クーペが699台、（オープンモデルの）アペルタが399台生産されるという情報が流れることに。

実際のところこれが正しいかどうかわからないものの、事実であれば「クーペ999台、アペルタ599台」だとされる812コンペティツォーネよりも3割ほど少ない生産台数に抑えられており、相当に希少なクルマとなりそうです。

まだまだフェラーリSF90VSの詳細はわからない

なお、このフェラーリSF90VS（ヴェルシオーネ・スペチアーレ＝スペシャルバージョン）についてはほぼ詳細がわかっておらず、語られているのは「SF90のハードコアバージョン」であること、そして今回の限定台数に関する情報くらい。

ただ、このSF90VSは「SF90LM」と命名される可能性が高いと言われており、フェラーリが50年ぶりにル・マン24時間レースに復帰する今年に発表するクルマとしては「理にかなった」ネーミングでもありますね。

ちなみにですが、フェラーリはこれまで（スペシャルモデル含む）市販車に別体式リアウイングを装着したクルマを発売したことはなく（ウイングを備えるのであれば、F40やF50のようにボディ一体型のデザインを持っている）、よって「別体式リアウイングを備える市販車」第1号となりそうなのがこのSF90LM。

そしてちょっと気になるのがアペルタつまりオープンモデルではどういったデザインを採用するのかということで、もちろんオープン化によって空力性能を損なわないように設計されるものと思われますが、となるとルーフ開口部は最小限に抑えられ、「（取り外し式）タルガトップ」方式を採用するのかもしれませんね。※たとえ技術的に可能であるとしても、性格的に、このクルマには電動格納式トップは似合わないかもしれない

新型フェラーリSF90VSはどんなクルマに？

その意味で、このフェラーリSF90LMが非常に特別な存在となるのは間違い無く、「ル・マン24時間レースへの復帰の年に発表される、モータースポーツを強く意識した特別なクルマ」がこのSF90VSということに。

ただし上述のとおり、現在このクルマについてわかっていることはごく少しであり、パワートレーンに関する情報は文字通りの「皆無」です。

ベースとなるSF90ストラダーレ / SF90スパイダーは4リッターV8ツインターボ＋ハイブリッドシステム搭載にて合計1,000馬力を発生させますが、ハイブリッドシステムを残すのか、残すのであれば「3モーター」すべてを残すのか、そしてその場合のシステム合計出力がどれくらいになるのか等、これらを知ることができるのはもう少し先のこととなりそうですね。

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参照：The Supercar Blog