フェラーリF8トリブートがイベント帰りにアクセルを踏み込みすぎてクラッシュ。「爆発」レベルでパーツが飛散し、フロントトランクも遥か遠くまで吹き飛ぶ【動画】

2023/07/17 2023/07/16

｜　思ったよりもフェラーリF8トリブートのスピードが出ていたのか、衝突の際のインパクトは甚大であったようだ　｜

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幸いにもドライバーに怪我はなく、巻き込まれた車両や人もゼロ

さて、現在世界各地で活発化しているカーイベント。

アメリカでは「カー・アンド・コーヒー」と呼ばれるカジュアルな集まりが人気ですが、このイベントは（カジュアルだけに）様々な技量の様々なドライバーが集まり、そしてなにかと問題が報じられることが多いたぐいのイベントです。

そして今回もまた、ヒューストン近郊にて開催されたサイプレス・カー・アンド・コーヒーにて「帰り際にクラッシュしたフェラーリ」がYoutube上へとアップされることに。

イベント帰りはまさに「鬼門」

ヒューストンは比較的所得の高い人が多く住んでおり、よってイベントにはレアカーやスーパーカーも多数。

コルベット、NSXの姿が複数見られ（コルベットがけっこう多い）、そしてランボルギーニ・アヴェンタドールSVJやフェラーリSF90ストラダーレの姿も。

そして「そろそろ帰るか」ということになり・・・。

こんな感じで会場から一般道へ。

その多くは紳士的に走り去り・・・。

こういったイベントでは「高確率でクラッシュする」と言われるマスタングですら地味に走り去ります。

後輪駆動車は直線でもスピンする

そこへ登場したのがフェラーリF8トリブート。

道路脇にはけっこうな数のギャラリーが集まり、さらにはカメラを構えているので、ドライバーとしては「いいところ」を見せたくなるのはわかりますが・・・。

案の定けっこうなスピードを出してしまいます。

しかしそこでバランスを崩してしまい、いったんテールが右に出た後、姿勢を立て直そうとしたのか左に大きくステアリングを切ったようで、そのままスピン体制に入ってしまい・・・。

ドコン！と中央分離帯に衝突。

なお、見ているよりも実際のスピードがかなり高かったのか、「え？」と驚くほど車両が弾かれて舞い上がり、パーツも「爆発」したんじゃないかと思うほどの勢いで飛散しています。

その後ギャラリーは事故現場に駆け寄り・・・。

現場に到着。

なお、こういった事故を予測していたのか、すでにパトカーもやってきています。

車両はおそらく修復不可能なレベルにて大破し、パーツが数十メートルにもわたって飛散する事故ではありますが、幸いなことにドライバーは無事だったもよう（他の人やクルマを巻き込んでおらず、ある意味ではこのドライバーは運がいい）。

ちなみにこのドライバーは数週間前にこのフェラーリF8トリブートを手に入れたばかりであったといい、しかし自宅のガレージにはほかにランボルギーニを2台収めているとされるので、金銭的なダメージについて心配する必要はないのかもしれませんね。

こちらは路上に飛散するパーツ類。

なお、こちらは事故の衝撃で遠くまで吹っ飛んでしまったフロントトランク。

いかに衝突時のインパクトが大きかったかがわかります。

参考までに、こういった「イベント帰りの事故」が発生する理由については、イベントに参加して気分が高揚していること、そしてサービス精神を発揮してギャラリーの期待に応えようとすることなど様々な理由があるかと思いますが、車両側の原因については「タイヤが冷えていること」が最大の要素だと思われ、タイヤが温まっていない状態で「踏んで」しまうと一瞬でバランスを崩してしまい、そしてグリップしないためにトラクションコントロールやABSの効きも満足ではなく、結果的にこういった事故に繋がってしまうのだと解釈しています。