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ランチアが「これからの100年」を示唆する新エンブレムとデザイン言語を発表!ストラトスっぽいデザインも公開され、これは期待するしかない

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ランチアが「これからの100年」を示唆する新エンブレムとデザイン言語を発表!ストラトスっぽいデザインも公開され、これは期待するしかない

| ランチア新エンブレムのデザインは時代に逆行した「立体的で高級感のある3D」 |

これからのランチアは美しく、彫刻的、そして立体的なデザインへと移行するようだ

さて、ランチアが新しい時代に向け、刷新されたデザイン言語とロゴを発表。

ランチアは、新しいスタイリング言語に対してピュアさとラディカルさとを組み合わせた「Pu+Raデザイン」という呼称を与えており、この新しいスタイルは、トリノにあるランチアのチェントロ・スティーレ(デザインスタジオ)にて、ジャン・ピエール・プルーと若く才能あるチームによって考案された、と発表されています。

このエンブレム、そしてデザイン言語は「次の100年のランチアのデザインを定義する」とされており、レトロともモダンとも受け取れることができるもので、ランチアいわく、イメージとしては「プログレッシブ・クラシック」なのだそう。

ただ、ここでちょっと驚くのは、ほとんどの自動車メーカーが、デジタル対応ということで、スマートフォン上での識別性やアイコン性を考慮し「シンプル、二次元、大胆」となっているのに対し、ランチアは時代に逆行するかのように「3D化、複雑化」していることです。

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ランチアのこれからのデザインはこうなる

そこでまずはランチアが公開した「新しいデザイン言語」から見てみたいと思いますが、これは同時に発表された彫刻作品「Pu+Ra Zero」によって体現されており、一見するとクルマのようには見えないものの、将来の市販モデルに採用されるデザインのコア要素を紹介しているようですね。

Lancia-PuRa-Zero-15

フロントには「Y」字状の3本のライン(LEDにて発光)が見られ、これはランチアのEVモデル用グリル「カリス」の新解釈だと紹介されています。

Lancia-PuRa-Zero-13

リアはストラトスのテールエンド(スポイラー部分)、そしてテールランプを連想させます。

Lancia-PuRa-Zero-14

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なお、このPu+Ra Zeroは、かつてのオーレリアB20やフラミニアからインスピレーションを受けたとされますが、ルーフには円を用いたデザインが見られ、テールランプともども「円」を活用してゆくのかもしれません。

ちなみにこのPu+Ra Zeroに採用されるカラーは「ミカライズド・ブルー」と呼ばれるもので、もちろん今後のランチアに採用されるものと思われます。

今後、ランチアのクルマのインテリアは「カッシーナ」デザインに

そして今回、ランチアはイタリアの高級家具ブランド、カッシーナとのコラボレーションも発表しており、「イタリアのリビングルームや家具デザインにインスパイアされたエレガントな雰囲気を再現し」「サステナブルな素材を使用する」こともアナウンス。

新しいインテリアは、ガンマ、テーマ、フラビアなど、ランチアのクラシックなモデルからもインスピレーションを得るといい、そのエンブレム同様、「プログレッシブ・クラシック」「ピュアさとラディカルさ」を視覚的に表現することになりそうですね。

Lancia-PuRa-Zero-12

ランチアの新エンブレムは「8番目」

ランチアは1906年にヴィンチェンツォ・ランチアによって創業された由緒あるブランドで(つまり116年の歴史を持っている)、ヴィンチェンツォ・ランチア(1881~1937年)はフィアットの契約ドライバーとして頭角をあらわしたのち、フィアットの要職につくことになりますが、その後独立してランチアを創業した、というのがそのスタート。

なお、ヴィンチェンツォ・ランチア時代では「アルファ」「ベータ」「ラムダ」などギリシア語のアルファベットを持つ車名が多いことが特徴です。

そしてまずこちらは創業直後、1907年に考案されたエンブレム。

Lancia-Emblem-1907

その後1911年には槍(ランチアには”槍”という意味もあるらしい。もしくはランス=LANCEと関連付けたか)と4本スポークのステアリングホイール、四角にLANCIA文字を組み合わせた丸形エンブレムに変更。※ブランド名を四角と組み合わせ、見やすくするという手法はその後しばらくメジャーだった

Lancia-Emblem-1911

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1929年にはブルーバックの「盾」が加わります。

Lancia-Emblem-1929

1955年にはランチアは倒産してしまって(コスト度外視、かつ市場性を無視したクルマを作っていたためだとされる)経営権がカルロ・ペゼンティへと渡り、1957年には近代的ですっきりした3D形状へ。

この時期の代表車種は「フラミニア」「フラヴィア」「フルヴィア」など。

Lancia-Emblem-1957

その後ランチアは1969年にフィアットへと売却され、1974年にはいったんエンブレムが1920年代のものへと(しかしシンプルなデザインへと)逆戻り。

この時代には「デルタ」「イプシロン」「ストラトス」「テーマ」といった耳にしたことがあるクルマが登場することになります。

Lancia-Emblem-1974

2000年には再度エンブレムの変更を行い、しかしこれはほぼ「間違い探し」レベルの小変更(シルバーの輪郭が明確になっている?)。

2009年にフィアットはクライスラーグループを併合することに。

Lancia-Emblem-2000

そして2010年に導入された新エンブレムがこちら。

さらに2019年にはPSA(プジョー・シトロエン)と合併して2021年には社名を「ステランティス」へと変更しています。

現在ランチアはそのなかの一ブランドですが、ステランティスは傘下のブランドに対して「猶予と資金」を担保して再生のチャンスを与えており、そこで現在ランチアでは「デルタの復活」ほか、様々なプロジェクトが誕生しているわけですね。

Lancia-Emblem-2010

ランチア・ストラトス
ステランティスが「傘下のブランドにつき、ブランド確立のために10年の猶予と、必要な予算を与える」。これはもうランチア・ストラトス、デルタの復活を期待するしかない

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最後は今回発表された最新版。

すっきりしたデザインを持ち、高級感と先進性が感じられるようにも思います(「A」のフォントが特徴的)。

Lancia-Emblem-2022-1 (1)

ちなみにテールに使用される際は「LANCIA」文字のみを抽出していて、やはりこのテールエンドは「ストラトス」を連想させますね。

これら新エンブレムは2024年に登場する新型イプシロン、さらにはオーレリアの現代版であるフラッグシップモデル、2028年のデルタへと続いて採用される予定だそうですが、やはり「ストラトス」の復活を期待してしまいます。

Lancia-PuRa-Zero-11

ランチアが新時代を表現するプロモーション動画はこちら

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参照:Lancia

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