
| このボディパネルの見事な造形は筆舌に尽くしがたい |
さらには各部の動作、精度にも目を見張らんばかり
さて、トヨタが「ダンボールにて作ったトヨタ・クラウン」をその工程とともにYoutube上へと公開。
製作したのはダンボールで何でも作ってしまうユーチューバー「DanCreator / 段クリエイター」ですが、その見栄えもさることながら、機能や細部に至るまでのこだわりが想像を遥かに超えており、ここでダンボール製トヨタ・クラウンを製作する過程を見てみたいと思います。

ダンボール製トヨタ・クラウンはこうやって作る
このダンボール製トヨタ・クラウンは完全なるフルスクラッチ。
ダンボールを切り出して貼り合わせ、カットして組み立ててゆくわけですが、まずは一枚一枚ダンボールをカットして糊にて接着し・・・。

これをカットし、さらに切り込みを入れ・・・。

こうやってはめ込むことに。
単に接着するだけではなく、しっかりとはめ込むことで強度を確保しているようですね。

これを繰り返すとこんな感じで車体ができてきます(航空機の羽根の内部構造のようだ)。

なお、車軸(アクスル)にはちゃんと棒を使用して「転がる」ように考えられているもよう。

タイヤとホイールも積層したダンボールにて。

ヘッドライトには電球を仕込み・・・。

ちゃんと光る!


その後はボディパネルの製作に取り掛かりますが、複雑な曲面も緻密な折り目とカッティングにて難なくクリア。
ここではホットボンドを使用しているようですね。

フロントバンパーを取り付け・・・。

フェンダーやボンネット、グリル、ドアなども装着。

ちなみにドアにもちゃんと支柱を設け・・・。

ドアハンドルも再現し・・・。

もちろん開閉可能(ドアのサッシュがボディとツライチになっているあたりがスゴい)。

リアバンパーも取り付けて・・・。

LEDテープにてテールランプも再現。
トヨタのエンブレムや「CROWN」文字までもが段ボールによる切り出しです。

デイタイムランニングランプはLEDテープにて、そしてクラウンの王冠エンブレムやグリルのインナーは超リアル。

さらにはウインドウ類も装着。

ダンボール製トヨタ・クラウンのインテリアはこうやって作る
そしてこのダンボール製トヨタ・クラウンはエクステリアだけではなくインテリアまでもが丁寧に作り込まれており、ダッシュボードやシートも実車と同じディメンションにて再現されます。

ステアリングホイールの雰囲気もよく出てる!

液晶メーターとインフォテイメントシステムもそれっぽい!

シートベルトやアンカーまでもがダンボール製!

実際に運転席に座るとこう。
ワイパーまでもが立体的に加工され装着されているのにはびっくりですね。

それにしてもこの再現度の高さには驚かされるばかりですが、ここまで自由になんでも作れるとさぞ楽しいだろうなあ、と思います。
