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ピニンファリーナ・バッティスタがリマック・ネヴェーラの記録を0.03秒短縮して「ゼロヨン世界最速」に!さらには「インド最速」「インド人女性ドライバー最速」記録も更新

2023/02/25

ピニンファリーナ・バッティスタがリマック・ネヴェーラの記録を0.03秒短縮して「ゼロヨン世界最速」に!さらには「インド最速」「インド人女性ドライバー最速」記録も更新

| まさかピニンファリーナがリマックの記録に挑戦するとは思わなかった |

今後、様々な記録はEVによって塗り替えられてゆくことになりそうだ

さて、ピニンファリーナは初の自社名義のクルマにしてピュアエレクトリックハイパーカー、「バッティスタ」を発売していますが、これはリマック・ネヴェーラと共同にて開発が行われており、そのメカニズムの多くを共有しています。

ただし実際にクルマを生産しているのはリマックではなく、ピニンファリーナが手作業により、自社にて車体を組み立てていると報じられていますね。

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ピニンファリーナ・バッティスタがリマック・ネヴェーラの記録を0.03秒短縮

そして今回ピニンファリーナ・バッティスタがリマック・ネヴェーラの持つゼロヨン(1/4マイル)記録を0.03秒短縮して8.55秒を記録したと報じられていますが、ピニンファリーナがパートナー企業であるリマックの記録を抜くというのはちょっと意外でもあり、リマックとの契約事項には「リマックの記録に挑戦しないこと」が含まれていなかったものと思われます。

なお、リマックはネヴェーラにて、「EV最速」のみならず「0-100km/h最速」「ゼロヨン最速」といった記録を打ち立てていますが、今回はこのうち「ゼロヨン最速」がピニンファリーナに抜かれてしまった、ということに。

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なお、今回記録が更新されたのはインドにあるインドール・ナトラックスなる施設(高速テストコース)においてで、オートカー・インディアの協力の下でチャレンジが行われ、オートカー・インディアのホルマズド・ソラビー、レヌカ・キルパラニ、そしてピニンファリーナのテストドライバーであるステファノ・コスタらによってテストチームが構成されています。※ピニンファリーナはイタリアの名門カロッツェリアであるが、現在はインドのマヒンドラ傘下に属する

今回の挑戦においては、ゼロヨン最速記録のほかにも「2つの」記録が更新されており、ホルマズド・ソラビーのドライブによる「インドでの最速記録(最高速度358.03km/h)」、そしてレヌカ・キルパラニによる「インド人女性ドライバーの世界最速記録(時速357.10km)」が新たに樹立されている、とのこと。

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これらの記録については、「ギネス」ではなく、FIAに加盟するインドのスポーツ団体であるFMSCI(インドモータースポーツクラブ連盟)によって検証されたものだそうですが、公式な記録であることには変わりがなく、今回ピニンファリーナは大きな偉業を成し遂げたと考えてよいかと思います。

記録を達成したピニンファリーナ・バッティスタはまったくのノーマル

なお、この挑戦に用いられたピニンファリーナ・バッティスタはまったくのノーマルだといい、タイヤは(バッティスタの)購入時に選択が可能なミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2Rタイヤ、そして足回りはもちろん、すべてのメカニズム、ソフトウエアにも手が加えられておらず、1,900馬力(1,417キロワット)、2,300Nmを誇るエレクトリックパワートレイン(クアッドモーター)はほかの市販版バッティスタと全く同じです。

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ピニンファリーナのパオロ・デラチャCEOによれば、「今年からはじまる納車により、バッティスタの新しいオーナーは、このデザインとエンジニアリングとの前例のない傑作、そして性能を体験することに興奮しています。これらのスピード記録と独自のテストは、バッティスタによって、内燃機関(ICE)パワートレインの世界では実現不可能であった性能をエレクトリックエネルギーで実現し、新世代のハイパーカーと高級車をリードするという我々の野望を実証するものです」とコメント。

バティスタは、上述の通りピニンファリーナがイタリアで手作業で製造しており、1台あたり約1250時間をかけて完成させることになりますが、わずか150台のみの販売が予定されており、1台あたりの価格は最低でも225万ドル(約3億円)からという設定となっています。

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ピニンファリーナ・バッティスタが記録に挑戦する様子を収めた動画はこちら

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参照:Automobili Pininfarina

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