>その他の国の自動車メーカー

リマックがネヴェーラにて412km/hを達成し「EV最速」記録を樹立!1/3マッハに相当し、これで「0-100km/h最速」「ゼロヨン最速」に加えトリプルクラウン達成

リマックがネヴェーラにて412km/hを達成し「EV最速」記録を樹立!1/3マッハに相当し、これで「0-100km/h最速」「ゼロヨン最速」に加えトリプルクラウン達成

| リマック・ネヴェーラの性能に驚かざるを得ない |

リマック・ネヴェーラはガソリン車の記録をすべて塗り替えてしまいそうな勢いだ

さて、リマックがそのピュアエレクトリックハイパーカー、ネヴェーラにて最高速412km/hを記録し、世界最速の量産EVの座を獲得した、と発表。

リマック・ネヴェーラは0-100km/h加速1.85秒、ゼロヨン8.58秒という市販車最速記録も持っているので、今回の最高速と合わせると「トリプルクラウン」を達成し、その驚くべき実力がまたもや証明されることとなっています。

なお、エレクトリックカーは一般に「加速に優れる」ことが知られていますが、エレクトリックモーターは高回転になると著しく電力を消費するために最高速を制限していることがほとんどで(ポルシェ・タイカンですらリミッターが設けられている)、しかしリマック・ネヴェーラはガソリン車を含めたとしても並外れた最高速を記録しており、あらゆる方面でその強さ、そしてライバルに対するリードを証明したわけですね。

【動画】リマックがネヴェーラの生産をついに開始!クロアチア初の量産車にしてハイパーカー、現時点で「納車可能な」クルマとしてはおそらく最強最速
【動画】リマックがネヴェーラの生産をついに開始!クロアチア初の量産車にしてハイパーカー、現時点で「納車可能な」クルマとしてはおそらく最強最速

| たとえリマックが「コンセプト・ワン」を発表したときですら、誰もがリマックの現在を想像できなかったはずだ | リマック創業当時、創業者は狂人扱いされたというが さて、リマックがそのエレクトリックハイ ...

続きを見る

リマック・ネヴェーラの記録達成はドイツのオーバルコースにて

今回リマック・ネヴェーラをドライブしたのは同社のテストドライバーを務めるミロ・ズルンチェビッチ、記録を達成したのは約4kmの長いストレートを持つことで知られるドイツの自動車試験場パペンブルグ内のオーバルコース。

なお、ネヴェーラにはいくつかのドライブモードがありますが、最高速を伸ばすためにダウンフォースを低めに設定する「トップスピードモード」にてチャレンジが行われたとアナウンスされています。

Rimac-Nevera (3)

リマックが新型ハイパーEV「Nevera(ネヴェーラ)」を発表
【動画】リマックが新型ハイパーEV「Nevera(ネヴェーラ)」を発表!出力1,914馬力、0−100km加速は1.97秒。限定150台、その価格は2.7億円

| その出力や加速はコンセプトモデルと大きな差異はないものの、市販モデルでは空力性能に磨きをかけてきたようだ | 最高速度は412km/h、一回の充電あたり航続可能距離は550km さて、リマックが予 ...

続きを見る

このオーバルコースにおいて、ネヴェーラは時速250kmでバンクを抜け出してストレートエンドの手前で目標の時速412kmに到達したといい、リマックによると、この最高速度はレースロジック社の高精度GPS測定装置V-Boxによって確認されたもので、つまり「非常に正確な」記録だとしています。※この速度は、同試験場における最高記録らしい

Rimac-Nevera (4)

今回ステアリングホイールを握ったミロ・ズルンチェヴィッチ氏によれば「時速412km、つまり時速256マイルで走るということは、音速の3分の1で走るということです。私はネヴェーラが初めて走行した時からテストを担当していますが、今日のような記録を達成するということは、本当に感動的な体験です。最高速度への挑戦で学んだ最も重要なことは、クルマがいかに落ち着いていて安定しているかということで、この点においても、空力と車両力学のチームが素晴らしい仕事をしたことが確認できました」。

Rimac-Nevera (2)

今回記録を達成したネヴェーラには、事前にミシュランの技術者によってチェックされたミシュランカップ2Rタイヤが装着されていますが、タイヤを保護するために設定された219mph(352km/h)のスピードリミッターを解除した以外には、顧客へと納車する車両と比較して何の変更も加えられていない、とのこと。

なお、ブガッティ・シロンはじめ多くのクルマの最高速はタイヤの性能に依存すると言われますが(この速度域に耐えることができるタイヤを製造することは技術的に難しい)、やはりリマックに装着されるタイヤにも一定の限界があるようですね。

Rimac-Nevera (5)

こういった「タイヤの限界」はあるものの、その限界にはある程度のバッファがあるようで、リマックは「リマックチームのサポートを受け、管理された条件下での特別なカスタマーイベント」において、すべてのネヴェーラが今回と同じ最高速度である412km/hを完全に達成・体験することができるともコメントしており、厳密に言うならば、値ヴェーラに装着されるタイヤの限界は「管理された環境下(品質が担保されたタイヤ)」であればこの最高速に耐えることができるとも考えられます。

リマック・ネヴェーラが最高速を記録する動画はこちら

現在「もっとも最高速が高いクルマ」はこういった面々

参考までに、現時点での(現行モデル、もしくはこれから発売されるモデルにおける)最高速ランキングはこういったメンバーにて構成されていますが、中には理論値で終わっているものもあり、実際に速度が計測されたクルマの中だとリマック・ネヴェーラは3位、そしてもちろんEVではトップです。

ポイント

  1. ケーニグセグ・ジェスコ・アブソリュート・・・531km/h(未計測)
  2. ブガッティ・ボリード・・・500km/h(未計測)
  3. ヘネシー・ヴェノムF5・・・500km/h(未計測)
  4. ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+・・・489km/h
  5. SSCトゥアタラ・・・445km/h
  6. リマック・ネヴェーラ・・・412km/h
  7. アストンマーティン・ヴァルキリー・・・402km/h(未計測)
  8. マクラーレン・スピードテール・・・402km/h
  9. ケーニグセグ・ジェメラ・・・400km/h(未計測)
  10. パガーニ・ウアイラBC パケット・テンペスタ・・・379km/h(未計測)

あわせて読みたい、関連投稿

【最新版】もっとも最高速が高いクルマ、そして加速が優れるクルマ「TOP15」。最速はブガッティ・シロン、自然吸気エンジン搭載車ではいまだマクラーレンF1に右に出るクルマは存在しない
【最新版】もっとも最高速が高いクルマ、そして加速が優れるクルマ「TOP15」。最速はブガッティ・シロン、自然吸気エンジン搭載車ではいまだマクラーレンF1の右に出るクルマは存在しない

| 最高速はガソリン車、加速はエレクトリックカーが速いという図式が出来上がりつつあるようだ | とんでもない最高速を標榜するクルマは多々あるが、実際に計測を行い記録を残すクルマは非常に少ない さて、も ...

続きを見る

ポルシェ
【最新版】ニュルブルクリンク各セグメントの最速は?スポーツカー、SUV、改造車、コンパクトカー、エグゼクティブカー、ミッドレンジの1位を見てみよう

| ポルシェの上位占有率は異常 | ただしメルセデスAMGもポルシェには負けていない さて、自動車の性能を測るモノサシのひとつがニュルブルクリンクのラップタイム。これは「ニュルブルクリンクは、路面が比 ...

続きを見る

ニュルブルクリンクのラップタイム最新版。ランキング100位まで、そして「SUV」「FF」「EV」「コンパクト」などカテゴリ別最速車を見てみよう
【随時更新】ニュルブルクリンクのラップタイム最新版。ランキング100位まで、そして「SUV」「FF」「EV」「コンパクト」などカテゴリ別最速車を見てみよう

Mercedes-AMG この2年ほどでニュルブルクリンクのラップタイムは大きく短縮 ニュルブルクリンクにおける市販車のラップタイム「最新版」。 このランキングも当初「ベスト50」から始めるも、なんど ...

続きを見る

参照:RimacAutomobil

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->その他の国の自動車メーカー
-, , , , , , ,