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ランボルギーニが「一般に知られていない、しかし環境のために取り組んでいること5つ」を公開。例のハチミツ生産のほか、そしてカーボンやレザーをリサイクルして小物を作っているようだ

2021/07/14

ランボルギーニが「一般に知られていない、しかし環境のために取り組んでいること5つ」を公開

| 残念ながらハチミツは社員へのプレゼント用、カーボンリサイクルパーツは本社併設ストアでしか購入できないようだ |

さすがにここまでランボルギーニが環境に熱心とは知らなかった

さて、ランボルギーニが「環境のために継続して取り組んでいること5つ」というコンテンツを公開。

ランボルギーニはかねてよりこういった取り組み、そして従業員のための労働環境改善についても強力に推し進めており、その製品のみならず、企業としての活動内容についてもリーダーシップを取ってゆこうということなのだと思われます。

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ランボルギーニの環境維持プログラムは2009年にスタート

ランボルギーニによると、これら環境維持プログラムは2009年に開始。

(ランボルギーニ本社のある)サンタアガタ・ボロニェーゼの敷地、生産ライン、オフィスを包括するとその面積は16万平方メートルにも及び、2015年にはCO2ニュートラル認証を取得し、これは近年規模が2倍になっても維持されている、とのこと。

なお、ランボルギーニは、そのエンブレムの由来となった、おうし座の一番明るい星にちなんで名付けられる「ディレッツーネ・コル・タウリ」計画を発表していますが、これはブランドの価値観やDNAに常に忠実でありながら、将来のランボルギーニのモデルや生産拠点の脱炭素化につながる内容となっています。

ここで、現在に至るまでの「環境への取り組み」について見てみましょう。

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1.2011年以降、ランボルギーニパークで吸収されたCO2は約330トン

サンタアガタ・ボロニェーゼにあるランボルギーニ・パークは、2011年にサンタアガタ・ボロニェーゼの自治体とボローニャ大学、ボルツァーノ大学、ミュンヘン大学の協力を得て開発され、1万本のオークの木が植えられており、この公園のおかげで、90トンの炭素に相当する330トンのCO2が吸収された、とのこと。

なお、ランボルギーニと同じフォルクスワーゲングループに属するブガッティ、ベントレーも「植林」を行っており、これはグループ挙げての活動なのかもしれませんね。

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2.エミリア・ロマーニャ州最大、14,600平方メートルの太陽光発電システムにより、年間2,000トンのCO2を削減

2010年に作られたランボルギーニの太陽光発電システムの設置面積は14,600平方メートルで、エミリア・ロマーニャ州の産業部門では最大の統合型太陽光発電システムなのだそう。

2.2MWの発電量を持ち、これは年間平均250万kWhの電力を発電することになるそうですが、約100平方メートルのアパート530戸の年間消費量に相当する、とのこと。

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3.600,000匹のミツバチから430kgのハチミツを生産

ランボルギーニは上述の「ランボルギーニ・パーク」にて環境バイオモニタリング活動を行っており、これは13個の巣箱からなる養蜂場の設置を含むもので、合計約60万匹のミツバチが生息し、そのうち12万匹が領内で採食している、とのこと。

ハチミツ、蜜ろう、そしてミツバチ自身を分析することで、環境汚染物質を検出することができ、ランボルギーニの生産工場とサンタガタ・ボロニェーゼの居住地域を取り巻く環境の汚染をコントロールするのに役立っているようですね。

このランボルギーニの環境バイオモニタリング・ステーションでは、養蜂場にある13の巣箱のうち、3つの巣箱が蜂蜜の生産に使われ、毎年430kgのランボルギーニブランド認定ハチミツが生産され、クリスマスプレゼントとして社員に配布されている、とのこと(ちょっと欲しい)。

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4.廃棄物の56%をリサイクル

2020年、ランボルギーニは生産活動で発生するすべての特殊廃棄物の56%の回収を開始し、これらの材料が埋立地やその他の処分プロセスに送られるのを防ぐべく、2つの循環型経済プロジェクトを立ち上げた、とのこと。

これにより、特定の生産廃棄物に第二の人生を与えることができ、廃棄される代わりに、環境と社会に利益をもたらす新しい資源として活用されることになりますが、たとえばカーボンファイバーの一部だと、フォルノボ・ディ・タロにある技術研究所「エクスペリス・アカデミー」に引き渡され、炭素繊維複合材料加工の専門家となる技術者を育成するため、教育目的で再利用さているようですね。

加えて、これらカーボンファイバーは、ランボルギーニが主催するイベントの際に、顧客やゲストへのお土産などの副産物を作るためにも社内で再利用されるそうです。

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品質管理に合格しなかった皮革については、小さな革製品に生まれ変わらせることで新たな命を与えられますが、これはボローニャ州マルザボットにあるCooperativa Cartieraとの契約により実現したプロジェクト。

Cooperativa Cartieraは、廃棄される予定だった革や布の副産物を回収する組織であり、この廃棄物から作られたアクセサリーはすべて、サンタガタ・ボロニェーゼ(本社)のランボルギーニ・ストアでのみ販売されています。

5.100平方メートルのアパート156戸分の年間暖房能力を持つ地域暖房システム

ランボルギーニは、イタリアの自動車メーカーでは初めて地域暖房システムを導入した企業なのだそう。

このシステムは、年間250万kWhの熱エネルギーを供給することが可能で、100平方メートルのアパート156戸の年間暖房必要量に相当する、と紹介されています。

ノナントラ(約6km)にあるバイオガスを利用したコージェネレーション・プラントから温水を供給し、プラントで生産された温水(85℃)は、地下のパイプを通ってランボルギーニ各施設に運ばれ、その熱エネルギーを生産部門やオフィスの空調に利用しているようですね。

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参照:lamborghini

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