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ランボルギーニが「この9ヶ月の販売、売上高、収益が過去最高であった」と発表。日本の販売は434台を記録し世界で5番目

2023/10/31

ランボルギーニ

| 受注は2024年後半までびっしり詰まっており、そこからはウルスPHEV、ウラカン後継モデルの生産を開始 |

当面、ランボルギーニには死角が存在しないと考えていいだろう

さて、ランボルギーニが「2023年最初の9ヵ月(1−9月)につき、販売、売上高、収益性に関する記録を更新し、歴史的なマイルストーンとなる素晴らしい数字で幕を閉じた」と発表。

具体的には、ランボルギーニの歴史上初めて、9ヵ月の売上高が20億ユーロの大台を超え前年比+5.2%増となり、同時に営業成績は6億1800万ユーロとなって2022年度の水準を上回ることに。

ランボルギーニの成長路線は今後も続く

ランボルギーニの会長兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によると「私たちの成長路線は続いており、今回の記録は、私たちの決断における先見性と、状況に適応する能力を証明するものです。ディレツィオーネ・コル・タウリ・プログラムは、今後数ヶ月の間に、当社史上初のプラグイン・ハイブリッド車であるレブエルトの顧客への初納車にはじまる重要なステップを踏んで継続することになります」。※ディレツィオーネ・コル・タウリ・プログラムとは、2021年に発表されたランボルギーニの中期計画である

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加えて、ランボルギーニのマネージングディレクター兼CFOであるパオロ・ポマ氏は 「年初来の9ヶ月間の業績は、我々の戦略を実行するための素晴らしい仕事を裏付けています。9月までに2022会計年度の営業成績を上回り、同時に収益性も改善したことは、アウトモビリ・ランボルギーニのさらなる成長の可能性を証明しています。最終四半期への期待は、ランボルギーニ社を過去最高の会計年度へと押し上げ、ラグジュアリーセグメントにおける当社のポジショニングをさらに強化するものです」とコメントしており、今後の業績についても明るい見通しであることに言及しています。

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ランボルギーニにとって日本は「5番目の市場」

納車台数に関しては前年比+4.2%増の7,744台を記録していますが、加えて2024年後半までの生産スケジュールが埋まっていること、そこからはハイブリッド化されるウルスとウラカン後継モデルが生産されるということについてもアナウンスされており、ここから数年先までの生産と売上も”確保”ずみ。

地域別販売台数では、EMEA(欧州・中東・アフリカ)、アメリカ、アジア太平洋の3地域でそれぞれ3,117台、2,728台、1,899台が販売され、個別の市場別で米国が引き続き1位(2,342台)、次いでドイツ(709台)、英国(688台)、中国本土・香港・マカオ(643台)、日本(434台)、中東(370台)、イタリア(336台)という並びとなっています。

これを見るとアメリカ市場のダントツの規模にも驚かされますが、意外と中国の販売台数が少ない(もしかすると制限しているのかもしれない)ことにも驚かされますね(日本は長らくランボルギーニにとって2番めの市場であったが、ウルス発売以降は他市場に抜かれてしまっている)。

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2023年第3四半期は、ランボルギーニの将来を見据えた戦略を示す多くのイノベーションがもたらされ、特に記憶に残るのは8月のモントレー・カー・ウィークで公開された「ランボルギーニの将来の第4のモデルラインとなるであろうコンセプトカー、ランザドール」のワールドプレミア。

このランザドールは、「ディレツィオーネ・コル・タウリ」プログラムの一環として2021年に発表されたランボルギーニの電動化への道筋を示すもので、ウルス同様に多くの新しい顧客をランボルギーニへと呼び込むことになるものと思われます。

加えて販売拠点の拡大についても「より豊かな未来」を示唆するもので、第3四半期には札幌、ルガーノ、ヴェローナ、ブダペストの4店舗が新たにオープンし、ランボルギーニのグローバルな展開がさらに強化されたこともトピックとして挙げられており、これらを総合し、ランボルギーニは「2023年の最終四半期には、数字の面でもポジティブな結果が得られるであろう」と締めくくっています。

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参照:Lamborghini

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