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ランボルギーニが従業員への恩返しとして「週休3日制」を導入、しかし逆に従業員の所得は増える。業績好調を背景にそのホワイト企業ぶりをさらに加速させることに

2023/12/08

ランボルギーニ

| ランボルギーニは非常に「従業員に優しい企業」として知られている |

現在のランボルギーニは労働組合とも良好な関係を維持

さて、ランボルギーニはかねてより従業員に優しい「ホワイト企業」として知られていますが、今回もそのホワイトぶりをいかんなく発揮し、「労働時間を減らし、それにも関わらず所得を増加させる」というニュース。

ランボルギーニは2022年には前年比10%増の9,233台を販売して過去最高の業績を記録することになり、今年もこれを超えるのは「確実」だと見られ、さらには2024年末までの生産予定が全て埋まっているという好調ぶりです。

ランボルギーニの2023年第1四半期は「売上、利益、納車台数」すべてが過去最高に。受注においても「2024年分までの生産枠が埋まっている」
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ランボルギーニは「週休4日」を導入

そして今回報じられたのが「ランボルギーニが週休3日制を導入した」という報道で、これによると地元労働組合ならびにその支援組織であるFIOMとFIM-CISLとランボルギーニが「労働時間を大幅に短縮することで”歴史的”合意に達した」もよう。

まず2交代制を採用する生産部門の従業員は、週5日勤務と週4日勤務を交互に行うことになり、この変更によって年間の労働日数は22日少なくなります。

一方で3交代制にて働く従業員は、週5日勤務と週4日勤務を2回繰り返すという勤務形態を取り、年間31日の労働日数が削減される、とのこと。

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ただしここからが今回の「合意」の本題で、通常、労働日数の削減は給与のカットを意味するものの、ランボルギーニの場合では逆に従業員の収入が増えることになるそうで、労働組合とランボルギーニとの幅広い合意の一環として、従業員に対しては今年12月に1,000ユーロ以上のボーナスが支給されるとのこと。

さらにランボルギーニは変動ボーナスの額を50%増やすといい(今回の”増額”は基本給アップではなく調整可能な賞与にて調整されており、これはリスク回避のためだと思われる)、今後増加が見込まれる生産に対応するため、500人の新規雇用が追加されることについても報じられています。

他にはこんな「ホワイト」な一面も

なお、ランボルギーニはもともと家族的な企業として誕生していて、しかし創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニは比較的早い段階からオートメーションによる生産へと移行しており、ここで(様々な背景から)発生したのが「労働争議」。

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この労働争議はフェルッチオ・ランボルギーニを大きく悩ませることになり、「自分は会社を良くしようと考えているのに、なぜ従業員はそれを理解できずに文句ばかり言うのか」と疲れ果て、結果的には創業からわずか7年で(会社としての)ランボルギーニを手放して隠居することとなってしまうわけですね。

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ただ、現在のランボルギーニは完全なるホワイト企業として知られており、結婚式にはランボルギーニを貸し出したり、社員食堂にはメタボな人向けのメニューがあったり(糖尿病患者向けの食事もあるらしい)といったことが報じられ、さらには「新米パパ向けの教育」などライフスタイルのバックアップ、そして様々な健康管理支援なども行われていることで知られます。

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加えて、実際の業務に関しても研修境域制度の充実、キャリアアップの支援が行われているといい、非常に働きやすい環境が整っているようですね。

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参照: Automotive News Europe

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