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ランボルギーニの2023年第1四半期は「売上、利益、納車台数」すべてが過去最高に。受注においても「2024年分までの生産枠が埋まっている」

2023/05/12

ランボルギーニの2023年第1四半期は「売上、利益、納車台数」すべてが過去最高に。受注においても「2024年分までの生産枠が埋まっている」

| 納車ベースだとウルスが60%を占め、売上よりもさらに利益が大きく伸びる |

加えて2024年分をカバーする受注残があり、ランボルギーニはフェラーリ同様「入手が困難な」クルマに

さて、ランボルギーニが「2023年第1四半期も記録的な業績を記録した」と発表。

ランボルギーニはアヴェンタドールの生産を終了させ、その後に後継モデルとなるレヴエルトを発表しており、そして直近だとウラカンシリーズの生産を終了させたと発表したばかり。

よってこの後にはウラカンの後継モデルとなるプラグインハイブリッドスポーツ、ウルスのPHEV版、そしてランボルギーニ初のピュアエレクトリックカーが発表されることになるかと思いますが、そういった未来に向けて「幸先のいいスタートを切った」ということになりそうです。※2024年には全モデルがハイブリッドとなる

ランボルギーニCEOはかく語る

そして今回の”輝かしい”2023年第1四半期の成果の発表を行うにあたり、ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は 「(ランボルギーニが創立60周年を迎える)2023年は、ランボルギーニの歴史の中で画期的な時期として語り継がれるでしょう。このような数字で記念の年をスタートできたことは、私たちにとって誇り以外のなにものでもありません。この結果によって、私たちは今後の課題に意欲的に取り組むことができるようになるのです。これには、ランボルギーニの歴史上最も重要な投資計画である "Direzione Cor Tauri(ディレッツォーネ・コル・タウリ) "プログラムの第2ステージの開始が含まれており、ランボルギーニのさらなる成長と発展の下支えとなるものです」とコメント。

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ランボルギーニにおける2023年第1四半期は、売上高と収益性の面において過去最高のパフォーマンスとなり、具体的な数字を見てみると、売上高は7億2800万ユーロに達し、2022年の同時期と比較して22.8%の増加。

営業利益も過去最高の結果を示し、1億7800万ユーロから2億6000万ユーロへと大きく増加し、営業利益率は35.7%となっています。

この数字を見るに、「売上以上に利益が伸びている」ことがわかりますが、2023年第1四半期ではアヴェンタドールの生産がほぼ終了しており、つまり高価格商品が(ほとんど)貢献できなかった可能性もあり、しかしそれでもここまで伸びたのは「アドペルソナム含むオプション装着率の増加による、1台あたりの単価上昇」、そしてそれによる収益率の向上があったということなのだと思われます。

なお、ランボルギーニは「2024年の生産分をほぼ完全にカバーする受注残高がある」と再度強調しており、つまりは今から車両を注文したとしても納車は2025年以降になること、そしてウラカン後継モデルについては急いで発表し受注を取ってゆかなくても済むであろうことを意味しています(受注を受けたとしても、最短で2025年以降しか生産できない)。

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ランボルギーニの第1四半期としては「納車台数も過去最高」

ランボルギーニのマネージング・ディレクター兼CFOを努めるパオロ・ポマ氏は「2023年の第1四半期は、記録的な結果で幕を閉じました。この数字は、ランボルギーニが高級車市場のベンチマークとなるに至った、ここ数年の道のりを確認するものです。受注ポートフォリオの強さと、レヴエルト発表後の素晴らしい市場からのフィードバックは、私たちが成長を続けるための強固な基盤となっています」と述べており、継続的な成長に対する自信と期待を見せています。

この第1四半期のポジティブな数字の中には、もちろん”納車に関する数字”も含まれていて、2023年の最初の3ヶ月間(つまり第1四半期)、ランボルギーニは昨年の第1四半期に納車した2,539台を84台上回る2,623台をデリバリーしており、この数字はもちろん過去最高。

もっとも多く納車されたのはやはりウルスで、その台数は1,599台となっており、次に続くのは「完売した」ウラカン、そして2022年に生産を終了した若干数のアヴェンタドール。

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すでにランボルギーニが発表しているとおり、レヴエルトは2年分の受注残があり、ウラカンもすでに予定生産台数の受注枠がすべて埋まり、ウルス・ペルフォルマンテとウルスSも「完売状態」だとされるので、少なくともここから数年の間、「売上、利益、納車台数が最高になった」という報を聞くことができそうですね(もちろん、その後もニューモデルの追加によってさらに販売を伸ばすことは間違いないと思われる)。

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参照:Lamborghini

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