83歳のスーパーおばあちゃんがポルシェ911GT3RS、ランボルギーニ・ガヤルドSTSでサーキットを走る姿が頻繁に目撃されているとして話題に【動画】

｜　この年でサーキットを走るのもスゴいが、乗っているクルマもまたスゴイい　｜

なんと言ってもポルシェ911GT3RSにランボルギーニ・ガヤルドLP570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレである

さて、頻繁にサーキットイベントに登場し、熱い走りを見せる83歳の老女がいるとして画像掲示板Redditにて大きな話題に。

この老女はスイス在住のソーニャ・M・ハイニガーさんといい、インターネットサービス会社を経営する傍ら、2005年以来ずっとチューリッヒで開催されるポルシェ クラブ レースに参加しているのだそう。

その様子はYoutubeに公開されているいくつかの動画を通して見ることができ、そこでは気品あふれる、そして凛々しい姿を伺えます。

ドライブするクルマも並みのスポーツカーではなかった

そしてソーニャ・M・ハイニガーさんが話題となっているのはその年齢だけではなく「彼女がドライブするクルマ」。

まず一台はポルシェ911GT3RS（991世代）で、当然ながら入手が難しい、そしてポルシェのRSモデルでは最高峰に位置するスポーツカーです。

ちなみにヘルメットはスタンド21のカーボンファイバー製（かなり高価である）、そしてレーシングスーツもポルシェ公式ウエアです（やはりスタンド21製）。

さらにソーニャ・M・ハイニガーさんはイモラやモンツァなどのイタリアのサーキットでも限界に挑戦する様子が目撃されており、Youtubeへと公開された動画ではランボルギーニ・ガヤルドLP570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレに乗る姿も確認可能。

なお、このガヤルドLP570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレは世界限定150台のみが販売された希少車であり、搭載されるエエンジンは5.2リッター自然吸気V10、そして出力は570馬力。

ランボルギーニが開催するワンメイクレース「スーパートロフォオ」に当時使用されていたガヤルドの公道走行バーションというポジションにて発売されていますが、標準にてはじめて「レッドのブレーキキャリパー」を装備したガヤルドでもあり、当時としては非常に珍しい「レッド（ロッソ・マルス）」をボディカラーに採用しています。

ランボルギーニにおいて、カウンタックやディアブロだと「レッド」のボディカラーは珍しくなく、しかしそれ以降のランボルギーニではなぜかレッドが少なくなっており（フェラーリとの差別化のため、意図的にランボルギーニが公式フォトにレッドを用いなくなったのかもしれない）、カタログの標準カラーからレッドが消失していた時期も。

よってこの時期のランボルギーニではイエローとオレンジが最も代表的なカラーで、その後ガヤルドLP570-4スーパーレッジェーラにグリーン（ヴェルデ・マンティス）が採用され人気化するに際し、「イエロー、オレンジ、グリーン」がランボルギーニにおける”新定番”になったとも考えられます。

ただ、ランボルギーニは何を思ったかこのガヤルドLP570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレにて「レッド」を突然押し出すようになり、その後のアヴェンタドールSVでもロッソをイメージカラーに採用したため、急激にランボルギーニとレッドとの関係性が深まることになったわけですが、このガヤルドLP570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレはその「きっかけ」となったエポックメイキングなクルマです。

そして「150台限定」という希少さから、そのオーナーさんの多くは走行させずにガレージへとしまい込むことを選んでいると言われ、しかしソーニャ・M・ハイニガーさんはこうやってサーキットを走らせ、つまりガヤルドLP570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレ本来の使い方をしている、というところに多くの人が喝采を送っているわけですね。

83歳の老女がサーキットにてポルシェ、そしてランボルギーニを走らせる動画はこちら

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参照：MattyB727 - Car Videos