>マセラティ ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

フルモデルチェンジ版 新型マセラティ・グラントゥーリズモの電動版「フォルゴーレ」のフロントデザインが明らかに!MC20っぽい顔つきでなかなかカッコいいぞ

2022/08/21

フルモデルチェンジ版 新型マセラティ・グラントゥーリズモの電動版「フォルゴーレ」のフロントデザインが明らかに!MC20っぽい顔つきでなかなかカッコいいぞ

| これまで新潮に隠されていた新型グラントゥーリズモ「フォルゴーレ」のボンネット構造が明らかに |

ボンネットのトライデントはもしかするとオプションで用意されるかも

さて、マセラティは現在フルモデルチェンジ版の「グラントゥーリズモ」の開発に取り組んでおり、これまでにも何度かその(カモフラージュつきの)姿をチラ見せしているほか、様々なスパイフォトやスパイビデオが出回っています。

そして今回、マセラティ、そしてマセラティのデザイナーが新型グラントゥーリズモのピュアエレクトリック版「フォルゴーレ」のカモフラージュなしの姿をそれぞれインスタグラムに公開しており、こういった行動を見るに、その発表も間近なのかもしれません。

【動画】新型マセラティ・グラントゥーリズモはこうなる?マセラティの新世代デザインはなぜセックスアピール控えめ、知的でクリーンに?
【動画】新型マセラティ・グラントゥーリズモはこうなる?マセラティの新世代デザインはなぜセックスアピール控えめ、知的でクリーンに?

| マセラティはMC20以降、そのデザインを大きく変更 | 新型グラントゥーリズモもその例にもれず、これまでの路線とは決別することになりそうだ さて、マセラティは新型グラントゥーリズモの発表を控えてテ ...

続きを見る

そのフロントは「MC20」風に

なお、マセラティはこれまで横長ヘッドライトを採用してきたものの、MC20にて「縦長」ヘッドライトを採用しており、その際には「今後、MC20のデザイン言語が各モデルに適用される」とも。

実際に、その後に発表されたグレカーレではMC20風の縦長ヘッドライトを採用していましたが、新型グラントゥーリズモもその例に漏れない、ということになりますね。

ちょっと興味深いのはフロントフードにマセラティのエンブレム「トライデント」が再現されていることで、これはティーザー画像専用の仕様なのかもしれませんが、もしかすると実際にオプション設定されることになるかもしれません。

実際のところ、MC20には「構造的に」このトライデントがリアフードに再現され、オープンモデルであるMC20チェロのリアデッキにはオプションにてこのトライデントを(デカールにて)表示することが可能です。

マセラティがMC20オープンモデル「MC20チェロ」発表!エレクトロクロミックガラス標準装備、リアデッキにはかつてのブーメランを連想させる巨大エンブレムも
マセラティがMC20オープンモデル「MC20チェロ」発表!エレクトロクロミックガラス標準装備、リアデッキにはかつてのブーメランを連想させる巨大エンブレムも

| ディヘドラルドアもしっかりキープ、これでクーペ比+65kgに収めてきたのは素晴らしい | MC20チェロの価格は3385万円、納車は2023年から さて、マセラティが予告通りMC20のオープンモデ ...

続きを見る

参考までに、フロントフードに大きなトラデントを描いたのはおそらく「ブーメラン」が最初だと思われます。

1972-Maserati-Boomerang-4

【動画】あの頃は何でもウエッジシェイプだった。マセラティ・ブーメランは今年でちょうど50周年、その革新的なデザインを見てみよう
【動画】あの頃は何でもウエッジシェイプだった。マセラティ・ブーメランは今年でちょうど50周年、その革新的なデザインを見てみよう

| もしマセラティがブーメランを発売していたら、今のマセラティとは違う未来が待っていたのかもしれない | デザインはジウジアーロ、当時はカウンタックしかりウエッジシェイプが流行っていた さて、マセラテ ...

続きを見る

そのほか今回の画像からわかるのは、フロントグリルから入ったエアがボンネット上部に設けられたトンネルを抜けるということで、これは今までのカモフラージュつきプロトタイプではうまく隠されていた部分。

おそらくはいくばくかのダウンフォース向上、そして前面投影面積を減少させる効果があることからエアロダイナミクスを改善する効果があるものと思われます。

2022-08-20 21.46.31

マセラティはガソリン版とEV版とを同列に考える

なお、マセラティの電動化に際して面白いのは、ガソリンエンジン搭載の通常版に加え、ピュアエレクトリックモデルの「フォルゴーレ」をラインアップすること。

実際にグレカーレでは発表時に両者同時に情報が提供され、MC20ではやや遅れるもののフォルゴーレの追加が明言されており、おそらくグラントゥーリズモについてもガソリン版とフォルゴーレが同時に発売されることになりそうです。

そして更に興味深いのは、ガソリン版とフォルゴーレとで同じプラットフォームを持つこと(つまり設計時に複数のパワートレインを使い分けることが前提となっている)、そしてデザイン的にも「ほぼ同じ」であること。

現在、多くの自動車メーカーが「ガソリンモデルとは異なるデザインを持つEVを発売」「EV専用ブランドを立ち上げる」という傾向にある中で「ガソリンモデルとEVを同列に扱う」というのは極めて異例であり、しかしここ最近いくつかのブランドでも見られはじめた傾向で、そしてマセラティはその先駆者であるとも捉えています。

話を新型グラントゥーリズモ・フォルゴーレに戻すと、1,184馬力を超えるエレクトリックモーターを搭載し、0-100km/hを3秒以内にて加速し、最高速度は300km/hにも達すると言われますが、もしこれを達成できるのであればこれはもう完全に「スーパーカーレベル」。

ちなみにですが、現在マセラティはダッジとともにステランティスグループに属するので、このエレクトリックパワートレインはダッジ・チャージャー / チャレンジャーの後継モデル(ピュアエレクトリック)に積まれるんじゃないかとも見られています。

ダッジが「エレクトリック」アメリカンマッスル、ダッジ・チャージャー・デイトナコンセプトEVを発表!2023年に生産を終えるチャレンジャー/チャージャーの後継?
ダッジが「エレクトリック」アメリカンマッスル、ダッジ・チャージャー・デイトナコンセプトEVを発表!2023年に生産を終えるチャレンジャー/チャージャーの後継?

| 見た感じは「超」アメリカン、ダークヒーローが乗るクルマもそのものだ | アメリカの自動車メーカーはドイツ勢とは全く異なるアプローチを取っている さて、ダッジは2023年モデル限りで人気モデルのチャ ...

続きを見る

合わせて読みたい、新型マセラティ・グラントゥーリズモ関連投稿

フルモデルチェンジ版 マセラティ・グラントゥーリズモ「フォルゴーレ」がニュルを走る!たとえ電動モデルであっても走りには妥協しないようだ
フルモデルチェンジ版 マセラティ・グラントゥーリズモ「フォルゴーレ」がニュルを走る!たとえ電動モデルであっても走りには妥協しないようだ

| デザイン的には従来型グラントゥーリズモに比較してずいぶんすっきりするようだ | シルエットはよく似ていても、新型グラントゥーリスモはずいぶん(従来型と)変わって見えるのかもしれない さて、マセラテ ...

続きを見る

マセラティがフルモデルチェンジ版 新型グラントゥーリズモの画像を追加公開!ここまで来たらもう全公開と同じレベル
マセラティがフルモデルチェンジ版 新型グラントゥーリズモの画像を追加公開!ここまで来たらもう全公開と同じレベル

| なんといってもエレクトリックモデル「フォルゴーレ」に期待がかかる | マセラティは2025年までに全モデルに「フォルゴーレ」を設定の意向 さて、マセラティは2023年シーズンのFIAのフォーミュラ ...

続きを見る

参照:Maserati(Instagram)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->マセラティ, ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, , , ,