独立系デザイナーが自身の考えた「マツダRX ヴィジョン GT3コンセプト」を公開。マツダのオリジナル版に比較してアグレッシブなエアロパーツが与えられる【動画】

｜　マツダは「RX ヴィジョン コンセプト」をトヨタと共同にて開発し、発売を計画しているとも言われているが　｜

現時点では確たる情報がなく、なんらかの公式発表を待つしかなさそうだ

さて、レンダリングアーティスト、Heavenz Art氏が「マツダ RX ヴィジョン GT3コンセプト」の独自版をCGにて作成し自身のYoutubeチャンネルへと公開。

これはもちろん、マツダが2019年11月に公開したRXヴィジョン GT3コンセプト」をベースにしたもので、そこから大きな変更はないものの、フロントやリアに独自の解釈が与えられた作品となっています。

マツダ RX ヴィジョン GT3コンセプト「アーティスト版」はこんなクルマ

そこで今回リリースされたマツダ RX ヴィジョン GT3コンセプト「アーティスト版」を見てみると、おおよそはマツダのオリジナル版と同様ではありますが、フロントバンパー下部（左右）、サイドステップとリアフェンダーの処理がやや異なるもよう。

こちらはマツダが公開したオリジナル版。

オリジナル版と比較すると、ヘッドライト（デイタイムランニングランプ）の発光グラフィックに相違があり、マツダ版だと「Cライン」が発光し、しかしアーティスト版だとCラインは発光せず（グリルフレームと一体化した装飾パーツとなっているようだ）、ヘッドライトの内側がバー状に光るようですね。※ちょっとだけボディがワイドになっているような気もする

リアだとバンパー、そしてディフューザーとフィンの形状が変更され、いっそうアグレッシブなスタイルに。

こちらはマツダ版ですが、これと比較すると、アーティスト版ではホイールデザイン（サイズも）、そしてフロントブレーキキャリパーの位置にも差異があるようですね。

マツダは RX ヴィジョン コンセプトを市販する可能性があると言われるが

なお、マツダ本家のRX ヴィジョン GT3コンセプトのベースとなるのは2015年に発表されたマツダ RX ヴィジョン コンセプト。

これは市販化を想定したと言われる流麗なクーペですが、様々な事情によって現在に至るまで発売がなされないまま。

ただし、このRX ヴィジョン コンセプトについてはトヨタとの共同開発が進められ、トヨタでは「レクサスRC」として発売される可能性があるとも言われていて、実際にレクサスRCのレーシングバージョンを示唆する「GR GT3コンセプト」と「RX ヴィジョン GT3コンセプト」とは高い共通性を誇ります。

さらにマツダはRX ヴィジョン コンセプトに繋がると推測される多数の特許を出願しており、市販化に向けてなんらかの動きがあることも見て取ることができ、少し前に出てきた「マツダが開発する直6エンジン、FR専用プラットフォームは次世代レクサス各モデルに共有される」というウワサもこれを裏付けているのでは、と考えられます。

ただ、まだまだ「RX ヴィジョン コンセプトと次期レクサスRCとが兄弟車になる」という決定的証拠に欠けているのも事実であり、このあたりは時が解決してくれるのを待つしかなさそうですね。

デザイナーが考えた「マツダ RX ヴィジョン GT3コンセプト」動画はこちら

合わせて読みたい、関連投稿

参照：Heavenz Art