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マツダはやはりガソリンエンジンを捨ててない。決算報告書にて「Skyactiv-Z」なる新エンジンの2027年投入が示される。新型ロードスターに搭載か

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| スカイアクティブXはほとんど普及しないまま「短命」に終わってしまう |

ボクとしてはそれよりも単純に「ターボ」を搭載してほしいと考える

さて、現在自動車メーカー各社が「決算」を続々発表している最中ですが、これら発表には「ちょっとしたネタ」が隠されていることも。

そして今回のネタは「マツダが新しいガソリンエンジンを開発していること」で、2024年第3四半期の決算発表時に公開した文書の中にこれまでに明かされていなかったエンジンの名称、「Skyactiv-Z」が隠されていたことが明らかに。

この「Skyactiv-Z」とは何なのか

文書にて説明された内容によると、この「Skyactiv-Z」現在のSkyactiv-GとSkyactiv-Xの両方に置き換えるられるといい、Skyactiv-Gのほうは広く使われているものの、Skyactiv-Xはその同時着火圧縮燃焼(HCCI)技術があまり普及せず、こちらは「短命に終わる」こととなりそうです。

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マツダは今回、いずれこの2つを廃止し、Skyactiv-Zに置き換える計画を示したわけですが、Skyactiv-Zもやはり4気筒エンジンで、開発の過程で得られた知見は(既存の)6気筒エンジンの性能向上にも活かされることとなるもよう。※特に直列6気筒エンジンの排出ガスをクリーンに保つことに貢献する

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初めてこのエンジンを搭載したクルマが登場するのは2027年の予定で、マツダは現在詳細を控えめにしか伝えていませんが、この4気筒エンジンは「ラムダ1燃焼法」を採用し、「低回転から高回転まで広範囲にわたる超薄燃焼を実現することで、高い熱効率を達成し、環境性能と走行性能に優れたバランスを提供する」と述べています。

ラムダとは空燃比を示す指標であり、ラムダ= 1.0のとき、燃焼過程で空気と燃料が完全にバランスが取れている状態を意味していて、この状況では効率が最適化されて排出ガスが減少し、つまりすべての燃料が完全に燃焼し、有害な排出物が最小限に抑えられるということに。

マツダは、最初にSkyactiv-Zエンジンをヨーロッパとアメリカ市場で販売されるクルマに搭載する予定だとも述べており、また、この新型エンジンの開発チームはユーロ7規制やEPAの定めるTier4基準に適合させるために取り組んでいると伝えていますが、高い環境性能を持つ反面、(スカイアクティブXのように)大きなパワーアップは期待できず、であれば「面倒な手法を採用せず、ターボ化したほうが消費者が喜ぶでのは」と考えたり。

マツダはエンジンラインアップの簡素化とロータリーエンジンの推進を目指す

さらにマツダはエンジンラインアップを簡素化し、「より限定された」パワートレインに集中する方針を示していて、その一方でロータリーエンジンについても進展があり、今年2月に専任チームを再設立したことについて発表済で、「ロータリーエンジンの排出ガス規制への適合は非常に困難ですが、順調に進んでいます」というコメントを行ったことも。

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さらに5月末には、マツダはトヨタ、スバルと共に新しい内燃エンジンに関する共同会見を開き、ここでトヨタは新しい超効率的な4気筒エンジンを発表し、スバルは新しい燃費の良いハイブリッドシステムを搭載したクロストレックを発表しています。※ここではマツダはロータリーエンジンのみに触れており、スカイアクティブZには言及していない

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そしてここからは推測となりますが、このスカイアクティブZは「新型ロードスター」に積まれる可能性があり、というのも次世代ロードスターは「まだ」電動化がなされないと考えられているためで、そして「ターボ」の搭載もないと言われるため。

よって効率性の高い、そして軽量な「ノンターボ」エンジンこそが次世代ロードスターにマッチしており、となると「新型ロードスターにはスカイアクティブZ以外にはない」とも考えられます。

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