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三菱が「新型デリカ」らしきコンセプトカーの発表を予告。ボクは三菱について「限られたマーケットで、自社の強みをもって覇権を取る」戦略こそが吉と考えている

三菱が「新型デリカ」らしきコンセプトカーの発表を予告。ボクは三菱について「限られたマーケットで、自社の強みをもって覇権を取る」戦略こそが吉と考えている

| 三菱はいま、人気セグメントに参入して大手と正面切って戦うべきではない |

よって「電動」「4WD」そして「デリカ」が最大の武器となる

さて、三菱がジャパンモビリティショー2023の出展概要を公開し、会場にて「”冒険心を呼び覚まし行動範囲を広げる”電動クロスオーバーMPVのコンセプトカー」を展示するとアナウンス。

この新型コンセプトカーにつき、三菱は具体的に車名など公表していないものの、そのボクシーなスタイルからして「デリカ後継モデルではないか」と見られています。

現時点でこのコンセプトカーについてわかっていることは多くない

なお、このMPVコンセプトカーについて、まず三菱は以下の通りにコメント。

今回のコンセプトカーは、SUVならではの走破性とMPVの居住性と快適性、使い勝手を兼ね備え、カーボンニュートラル社会の実現を見据えた電動クロスオーバーMPVです。“Borderless Adventure”をコンセプトとし、開放感あふれる圧倒的大空間キャビンと、さまざまな冒険に応える航続距離と走破性を実現します。電動車ならではの爽快感ある走りを実現し、状況に応じて走行モードを切り替えることで行動範囲を限定しません。また、最低地上高をしっかりと確保し、大径タイヤで大地をつかみ、意のままの走りを実現する電動4WDによって、どんな天候や路面でも安心して楽しめ、自信をもって今までよりも一歩先まで踏み出すことができる頼もしい相棒のような存在となるでしょう。

現在三菱は事実上の日産傘下にありますが(日産が34%の株式を取得している)、ルノー、日産、三菱の3社にて役割を分担し再建を図っているところ。

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そこで三菱に課せられた役割は「C/DセグメントにおけるPHEV強化」「ASEAN・オセアニア地域でのプレゼンス強化(コンパクトカー、SUV、トラックなど)」。

加えて三菱がこれまでに培った「4WD技術」「電動化技術」を活かすことも発表されており、2019年にはガスタービンPHEV「Mi-TECH(マイテック)コンセプト」が発表されたことも。

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そのほかにも「電動」「AWD」を取り込んだコンセプトカーを過去に何度か発売しており、三菱がこの路線で進むのはまず間違いないと考えてよいかと思います。

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現行デリカD:5は三菱の主力、そして長寿モデル

そしてデリカD:5に目を移すと、これは2007年に発売され、現在に至るまでマイナーチェンジを繰り返しながら販売されるという長寿モデル。

ただ、長寿といえど非常に高い人気を誇っていて、2023年上半期の国産車販売ランキングでは34位に入っており、三菱ではもっとも売れているクルマです(2位のアウトランダーに比較しても1.5倍くらい売れている)。

そしておそらく「売れている理由」としては、ライバルのいない「アウトドアテイストを持つミニバン(いつもなぜトヨタがここに参入しないのか不思議に思う)」だからだと思われます。

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しかしながら(その高齢に起因して)様々な面で全面刷新の必要性が感じられることも事実であり、三菱はここで「電動」「4WD」という”三菱の強みを”核とした新型デリカを発表するのだと考えられますが、ある意味でデリカは現在の三菱をもっとも象徴するラインアップでもあり、三菱がこの競争を戦い抜くための武器としては(他社が持ち得ないという意味でも)もっとも強く、そして有効に機能するのかもしれません。

現在三菱は資金が乏しく、よって勝てる戦争に、勝てる武器を持って挑む必要があり、そしてデリカは「パジェロよりも、そしてランエボよりも」競合が少なく、「限られたマーケットで天下を取れる」可能性が高いものと考えられます(今の三菱は人気のセグメントに出ていって大手と戦うだけのリソースはなく、強みを生かした局地戦こそが正解である。スバルがAWDと高い悪路走破性を持つワゴンに特化して活路を開くのと同じかもしれない)。

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参照:MITSUBISHI

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