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こんなリーフなら乗ってみたい!326馬力を発生するリーフのレーシングカー「NISSAN LEAF NISMO RC」公開

2018/12/01

| シャシーはカーボンものコック、ツインモーターによって4WDへ |

日産がEV(電気自動車)のリーフをレーシングカーへとコンバート。
その名も「NISSAN LEAF NISMO RC」、もちろんEVのままなので「ゼロ・エミッションレーシングカー」ということになります。

ただしその内容は大きく変更されていて、シャシーそのものは「カーボンモノコック」、そしてその前後にモーターを1つづつ搭載し(ツインモーター)出力は326馬力(240Kw)に。
日産は2011年にも初代リーフをベースとしたレーシングカーを発表していますが、それに比べるとパワー、トルク共に「倍」になっている、とのこと。

ドライブトレーン技術はリーフからの流用

車体構造が「カーボンモノコック」ということで完全に市販モデルのリーフとは「別モノ」ということになりますが、日産は「大容量リチウムイオンバッテリーやインバーターなど、ドライブトレーンの主要技術はリーフからの応用」したと述べています。
ただしバッテリーやインバーターそのものではなく「技術」を応用しているだけかもしれないのでその部分は要注意ですね。

車体重量は1,220キロとかなり軽量で、0-100キロ加速は3.4秒。
しかしながら重量とバッテリー容量つまり「走行可能距離」はトレードオフの関係になり、現在の仕様で何キロほど走れるのか、そして充電にかかる時間は非公開。

駆動方式は4WDを採用し、前後に搭載されたモーターの駆動力を左右個別に分配することで「4輪トルクベクタリング」を実現。
バッテリーパックは車体中央に搭載し重量バランスを最適化しているとのことで、EVレーシングカーはガソリンエンジン搭載車に比較すると前後左右、そして「上下」においてもバランスの調整が容易だと考えられ、航続距離の問題が解決できれば従来のレーシングカーに対しても優位性を発揮できそうですね。

全長は4546ミリ、全高は1212ミリとアナウンスされていますが、(おそらくリアディフューザーの大型化とリアウイング搭載位置の関係で)延長されたリアオーバーハングを考慮すると「かなり全体だと短い」数字です。

なおボディ外板は「3ピース構造」で、前後カウルは取り外し可能。
ボディカラーは見ての通り「シルバー、ブラック、レッド」を採用し、これは日産のフォーミュラEレーシングカーと同じです。
全体的にはリーフとはかけはなれたスタイリングを持つものの、Vモーショングリルやリアサイドウインドウのグラフィックに「リーフの面影を」残していますね。

車両の開発自体はNISMOによって行われ、12/2に開催のニスモ・フェスティバルで日産のフォーミュラEレーシングカーと一緒にデモ走行を行うとのことですが、その二台が一緒に走ると「相当な速さなのにエンジン音が聞こえない」ということになり、一種異様な光景なのかもしれません。

VIA:NISSAN

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