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レクサスが2020年に高レベルの自動運転を搭載。加えてコネクティビティ強化、エレクトリック化加速についても言及

2019/07/18

| トヨタと日産はやたらと「自動運転とコネクティビティ」にこだわる |

レクサスが(アメリカでの”30周年”イベント開催時に)2020年に自動運転搭載モデルを発売する、と公表。
これによると「レクサスのレベル2自動運転は、高速道路の入口から出口まで」を自動で走行できるとしており、レーンチェンジや追い越しも可能だそう。

レクサスは自動運転には比較的力を入れていて、これまでにも何度か自動運転のテストを公開している他、すでに「今後の自動運転に繋がる高度運転支援技術」としてLEXUS Co Driveを一部車種に標準装備していますね。

ちなみに自動運転の「レベル」は一般に下記の通り定義されています。

レベル0
ドライバーが運転に関する全ての操作を行う。
レベル1
加速・操舵・制動のいずれかを車両側が行う(自動ブレーキ含む)。
レベル2
加速・操舵・制動のうち、複数を車両が行う。
アダプティブ・クルーズコントロールもこれに該当。
レベル3
加速・操舵・制動を全て車両が行うが、緊急時や自動運転システムの限界時にはドライバーが操作を行う。
なお事故時の責任はドライバー。
レベル4
完全自動運転を車両が行い、ドライバーは運転に関与しない、または存在しない。
レベル5
レベル4に加え、走行に関して限定条件がない「完全自動運転」。

なぜ日本の自動車メーカーは「自動運転」「コネクティビティ」にこだわるのか

さらにレクサスは自動運転のほか、「コネクティビティ」にもこだわり、データセンターを介した渋滞情報の提供等を行ってゆくことにも言及。

なお、「自動運転とコネクティビティ」にこだわる自動車メーカーは多く、かつてはBMWが「i」ブランドを自動運転とコネクティビティに特化させようとしたことも。

ただ、BMWは「自動運転を普及させるのは難しい」としてこの方向をトーンサウンさせ、メルセデス・ベンツも「システム自体が高価になりすぎるので市販車には高レベルの自動運転は搭載できない」と語るなど、欧州自動車メーカーは自動運転に対して見切りをつけたところも。

反面、「自動運転とコネクティビティ」にやたらこだわるのは日本の自動車メーカーの特徴でもあり、とくにトヨタと日産はこの傾向が強く、日産は先日発表した新型スカイラインに「手放しOK」の自動運転システムを搭載し、これを最大のアピールポイントとしています。

さらに日産は「ドライバーに見えない状況を視覚化してドライバーに伝える技術、 Invisible-to-Visible (I2V)」を発表しており、これは日産によると下記の通り。

「I2V」は車内外のセンサーが収集した情報とクラウド上のデータを統合することで、クルマの周囲の状況を把握するだけではなく、クルマの前方の状況を予測したり、建物の裏側やカーブの先の状況を映し出したりすることを可能とします。また、運転の楽しさを向上させるため、例えばアバターが車内に現れるなどし、人間同士が双方向コミュニケーションしているかのように運転をサポートします。

なぜ日本の自動車メーカーが「自動運転」「コネクティビティ」にこだわるのかは不明ではあるものの、日本は「渋滞」が多いということもこれの理由の一つかもしれません(それでも自動運転はそんなに人々が欲しているとは思えない)。

トヨタはようやくエレクトリック化に本腰

そしてレクサスはさらに「エレクトリック化」についても触れ、EVやハイブリッド、プラグインハイブリッド含むエレクトリック化も加速させるということに言及。

なお、レクサス含め、トヨタはこれまでエレクトリック化にはあまり積極的ではなく、しかし最近ようやく大きくエレクトリック化に向けて動き出したところ。

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さらにレクサスは東京モーターショーにて「新型EVコンセプト」を発表するとも言われていて、今後の「変わってゆくレクサス」には期待したいところですね。

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