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デザインがGT-Rっぽくなった新型日産スカイライン発表。伝統の丸4灯テールランプが復活し、スカイライン史上最強の「400R」も登場

2019/07/16

| 日産はGT-Rのイメージ、スカイラインという資産を積極活用することにしたようだ |

日産が新型スカイラインを発表。
キャッチコピーは「これが、未来だ。」。
そして「未来」という言葉を採用しているとおり、最大のウリは日産の誇る先進運転支援技術の最新バージョン「プロパイロット2.0」の搭載。

そしてこのプロパイロット2.0は「同一車線内でのハンズオフ」、つまりステアリングホイールから手を離すことが可能です。
日産によると「プロパイロット 2.0は、高速道路の本線走行中、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて、同一車線内でのハンズオフが可能です」と述べています。※新型スカイラインに採用される先進技術はこちら

おそらく手放し運転は多くの人が「求めてはいない」

ただ、ぼくとしては「ステアリングホイールから手を離せる」ということはどうでもよく、気になるのは「デザインがスカイラインらしく」、そして「GT-Rに寄ってきた」こと。

新型スカイラインのフロントには「Vモーショングリル」が取り入れられていますが、その下のグリル、ナンバープレートを装着している部分は「GT-Rっぽい(下の画像)」デザインに(GT-Rを意識したとアナウンスされていないものの、間違いなくGT-Rに寄せている)。

そしてテールランプでは「丸4灯」が復活。
物理的な形状として丸4灯が明確に存在するわけではありませんが、LEDによる「発光」にてスカイライン伝統の「丸4灯」が再現されているのはうれしいところですね。

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ボディカラーには「カーマインレッド(イメージカラー)」を新採用し、これは光の当たり具合によって「鮮やかな発色と深みのある陰影のコントラストが生まれ」ると説明がなされ、マツダのソウルレッドプレミアムメタリックのような色合いだと思われます。

これは「高輝度塗料」の一種で、マツダのほかホンダ、アウディ等が取り入れているほか、多くのメーカーがコンセプトカーに採用していることでも知られますね。※マツダ独自の塗装技術のように思われているが、実はそうではない

なお、ボディカラーは「カーマインレッド」のほか、「 オーロラフレアブルーパール」「 インペリアルアンバー」「 HAGANEブルー 」「ラディアント レッド」 「ブリリアントホワイトパール」「ブリリアントシルバー」「メテオフレークブラックパール」「ダークメタルグレー」「スーパーブラック」が揃います(下の画像はHAGANEブルー)。

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新型スカイラインにはハイパフォーマンスバージョン「400R」が存在する

そして新型スカイラインのパフォーマンス面における目玉は「400R」。
スカイライン史上初の「400PS超え」を達成したこと、日産にとって特別な意味のある「R」を組み合わせたネーミングですが、1995年に日産はR33 GT-RをベースにNISMO製コンプリートカー「400R」を発表しており、今回の400Rもその名称を意識したのは間違いなさそう(日産がR33 GT-Rベースの400Rを知らないわけはない)。

つまりフロントのデザインはR35 GT-R、リア(テールランプ)はスカイラインらしさ、400RはR33 スカイラインGT-Rを意識したということになり、これまでは「過去よりも未来ばかりを見てきた」日産が珍しく過去を振り返ったと考えて良いかと思います。

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このスカイライン400Rについては様々な専用装備が与えられ、レッドのアルミ製キャリパーを持つ対抗ピストンブレーキ、専用チューンのダイレクトアダプティブステアリング、新開発のインテリジェント ダイナミックサスペンション、そしてブラック塗装トアミラー、ガンメタ塗装19インチアルミホイールのほか、インテリアも専用デザイン(ダイヤキルティング/レッドステッチ採用)に。

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ちょっと不思議なのは、この「400R」をなぜ(リーフやノート、セレナ、ジューク、マーチでラインアップれる)ニスモブランドから発表しなかったのかは不思議ですが、もしかすると、もっとあとになってスカイラインにも400Rとは別に「NISMO」が設定されるのかもしれません。

そして400R含む全グレードを対象に、新型スカイラインにはオプションとして「カーボンエクステリアパッケージ」がラインアップされていて、これは今までの日産の例を見ても「かなり珍しい」と考えています。

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日産はカルロス・ゴーン氏がCEOの座を追われてしばらく経ちますが、今回のスカイラインは「これまでとは異なる」日産らしいところが多々見られ、ここから何かが変わってゆくのかもしれませんね。

新型スカイラインのパワートレインは二種類

なお、パワートレインは二種類で、「VQ35HR-HM34」、そして「VR30DDTT」の2つ。※新型スカイラインの走行性能についてはこちら

前者はハイブリッドとなり、306PSを発揮する3.5リッターV6と68PSのモーターとが組み合わせられて最高出力は364馬力に(2WDと4WDとが選べる)。

後者は新採用の「3リッターV6ツインターボ」で出力は304PS(2WDのみ)。
400Rもこの3リッターV6ツインターボを採用しますが、専用にチューンされ405PSを発生します。

価格についてはハイブリッドモデルが5,474,520円〜6,048,000円、V6ツインターボモデルが4,274,640円〜4,818,960円、そして400Rが5,523,120円という設定です。

https://youtu.be/h37R8yb3Ato?t=4

VIA:NISSAN

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