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【ファン悶絶】スバルが公式にて「完璧なWRX」をSNSで公開 → まさかの「実在しない車でした…」

【ファン悶絶】スバルが公式にて「完璧なWRX」をSNSで公開 → まさかの「実在しない車でした…」

Image:SUBARU

| ファン歓喜、しかし落胆も…スバルが“理想のWRX”を投稿 |

スバルは現行世代のWRXにハードコアバージョンを投入することはないだろう

スバル・モータースポーツUSAが突如SNSに投稿したのは米国ラリー選手権用マシン「WRX ARA25L」にナンバープレートを装着した“公道仕様”のレンダリング画像。

まさにファンが待ち望んだ「理想のWRX」としてSNS上で話題となりましたが、残念ながらこれは架空のモデルであり、現時点で市販化の予定はないと公言され、一気にファンが落胆してしまうことに。

なお、現在では多くの独立系アーティストが「もしも」系レンダリングを公開してるものの、スバルファンもまさか「スバル公式にて」こういったレンダリングが公開されるとは思ってもみなかったのかもしれません。

カーボンエアロ&センター出しマフラーが迫力満点

この“もしも”のWRXは、レンダリングのベースとなったラリーカー「WRX ARA25L」と同じワイドフェンダー、ダクト付きボンネット、大型リアウイングを装備しつつ、カラーリングは控えめにまとめられ、代わりにカーボンファイバーのアクセントやセンター出しのマフラーが存在感を主張しています。

ただし、レーシング仕様のミラーやルーフスクープ、ボンネットラッチなど、公道走行用車両としての実用性や合法性には疑問符がつく装備もそのままで、よくよく見ると、あくまで「イメージの世界にしか存在しない車両」であることを示しています。


搭載エンジンは315馬力の2.4Lターボ+6速シーケンシャル

実際のラリーカー「WRX ARA25L」は、アメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)のリミテッド4WDクラスに準拠。

パワートレインには2.4L水平対向ターボエンジンを搭載し、最高出力は約315馬力、最大トルクは460lb-ft(624Nm)とされています。

市販のWRX(271馬力/349Nm)と比べると大幅に強化されており、さらに注目すべきはトランスミッションで、市販車に用いられるCVTではなく、モータースポーツ仕様の6速シーケンシャルを採用しているわけですね。

市販の可能性は?ファンの声にスバルはまだ応えず

SNS上では「これが出たら即買い」「なぜこれを作らない?」といったコメントが殺到し、しかしスバルはこれまで「STIの復活」に関する明確な回答は避けていて、この“完璧なWRX”も今のところ夢物語にすぎないという状態です。

とはいえ、最近スバルジャパンがワイドボディ&ハッチバックの新プロトタイプをチラ見せしたこともあり、10月の「ジャパンモビリティショー2025」で何らかの発表がある可能性は否定できません。

参考までにですが、現行WRXが登場した際、スバルは(予定していたとされる)STIバージョンにつき「設定しない」と明言しており、その理由は「(規制によって)主要市場にて2035年までしか販売できないのであれば、そのコストを回収できない」から。

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しかし現在のところ、「ガソリンエンジンを搭載するハードコアモデル」は金額としての利益以上の価値を生む出す可能性があり(そしてスバルはそれをよくわかっているはずである)、もしかするとスバルはなんらかの翻意を行うのではという淡い期待もなきにしもあらず。

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さらに過激な「Project Midnight」も登場予定

WRX ARA25Lの公道仕様レンダリングも相当なインパクトですが、スバルはさらに過激な一台「プロジェクト・ミッドナイト(Project Midnight)」も準備中。

こちらはジムカーナ用モンスターをベースにしたワンオフ車両で、670馬力・680lb-ft(922Nm)を発生する2.0Lターボを搭載し、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでのデビューが予定されています。

Subaru-wrx-project-midnight (2)

Image:SUBARU

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参照:Subaru Motorsports USA

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JUN

2013年より当ブログを運営中。 国産スポーツカー、ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ等を乗り継ぎ現在に至ります。 単なる情報の記載にとどまらず、なにかしら自分の意見を添え、加えてクルマにまつわる関連情報(保険やメンテナンスなど)を提供するなど「カーライフを豊かにする」情報発信を心がけています。 いくつかのカーメディアにも寄稿中。

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