
Image:Subaru
| 基本的にはソルテラを「大きくタフにした」クルマだと考えて良さそうだ |
どうやらスバルは「電動化」に本腰をいれるようだ
さて、スバルが相次ぎニューモデルを発表していますが、それらいずれもが驚きをもって迎えられており、この「トレイルシーカー」もそのひとつ。
これはブランニューモデルということになりますが、ソルテラの上に位置するEVというポジションを持っていて、ソルテラよりも長く、高く、広々としており、さらにはAWDが標準装備、そして1回の充電で420km以上の航続距離を実現しています。
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トレイルシーカーはスバル「第二の」EVである
この新型トレイルシーカーは、リフレッシュされたソルテラと多くのデザインを共有していますが、より大きなボディを持ち、荷室容量、ヘッドルームが拡大され、フラットなフロアにより足元空間も広くなっています。
トレイルシーカーのフロアに搭載された74.7kWhのバッテリーはソルテラと同じもので、前後に1つずつ搭載された2つのエレクトリックモーターに電力を供給し、スバルによると、2つのモーターの合計出力は「約」375馬力。
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これにより、推定0-60mph加速は4.3秒、航続距離は「420km以上」を誇りますが、北米のユーザーにとっては充電規格としてNACSを利用できることに魅力を感じるはずであり、北米全土に設置された15,000箇所以上の(テスラ)スーパーチャージャーへのアクセスが可能になるのが嬉しいところ。
トレイルシーカーの最低地上高は821センチなのでソルテラと同じですが、トレイルシーカーはソルテラより15センチ長く、さらにはほぼ3センチ車高が高くなっており、荷物を収納するスペースが格段に広くなっています。
スバル・トレイルシーカーのデザインとインテリア
トレイルシーカーは、小型のソルテラと多くのデザイン要素を共有しており、6つ星のイルミネーションロゴ、新しいヘッドライト、新しいバンパー形状を備えた新しい共通のフロントフェイスを採用していますが、トレイルシーカーではリアには新しい3Dロゴが採用され、18インチと20インチのホイールが用意されることに。
新型ソルテラが未来的になったのとは反対に、このトレイルシーカーでは”冒険心を掻き立てる”ブラックの樹脂製クラッディングが全体に施され、ボディサイズのみではなく、様々なディティールにおいても両者の差別化が図られているようですね。
インテリアでは、トレイルシーカーは水平に配置された巨大な14インチのインフォテインメントタッチスクリーンを搭載し、ワイヤレス接続によるApple CarPlayとAndroid Autoを標準装備。
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スクリーンの下には、2つのワイヤレススマートフォン充電器があり、一方で後席の乗員用にはUSB-C充電ポートが用意されるなど利便性にも配慮されています。
スバルはまだトレイルシーカーの価格を発表していませんが、同社によると、MSRP(メーカー希望小売価格)、より具体的な馬力と航続距離に関する数値につき、2026年初頭の発売時期が近づくにつれて徐々に公開されてゆく、とのこと。
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