>スズキ(SUZUKI)

スズキとイタリアのデザイン学校とのコラボ「スズキ Issho」コンセプト!「クルマの95%の時間は駐車したまま」という認識から「金属製の彫刻」としてデザインされる

2022/06/04

スズキとイタリアのデザイン学校とのコラボ「スズキ Issho」コンセプト!「クルマの95%の時間は駐車したまま」という認識から「金属製の彫刻」としてデザインされる

| スズキはコンパクト2シータースポーツに強い興味を持っているようだ |

いつかはこういった軽量ロードスターがスズキから登場することを願いたい

さて、スズキ「Issho」なるコンセプトカーが公開(おそらくは”一生”だと思われる)。

これは2020年の作品ですが、つい最近公開されたものであり、「今になってスズキから公開の許可が降りた」作品なのかもしれません。

このスズキ Isshoは、IED(Istituto Europeo di Design=ヨーロッパ・デザイン学院)トリノ校の学生が作成したもので、しかし同時期にスズキは同校の学生と一緒に「ミサノ」なるコンセプトカーを作成しており、よってこのIsshoはその際に考えられた、しかし「ボツ案」だったんじゃないかと推測しています。

「イタリア的アプローチと日本的アプローチ」両方が混在

そしてこのスズキ Isshoについて、デザイナーはイタリア的アプローチと日本的アプローチ両方をこのクルマの中に表現したと述べています。

イタリア的アプローチとは全体的なプロポーションを考えつつもボリュームを重視したもので、一方で日本的アプローチとは機能や細部にこだわるという正反対の手法だとデザイナー氏は考えており、それらをミックスした、ということですね。

2022-06-02 22.21.05

そしてちょっとおもしろいのは、デザイナー氏が「クルマにとって95%の時間は動いていない」と考えたことで、そこから「であれば、クルマは金属のオブジェでもある」という結論に至ったこと。

これは「なるほど」とも思える部分であり、そのためデザイナー氏はこのコンセプトカーについて、たとえば「ミケランジェロの彫刻作品と、日本の伝統工芸品とのミックス」といった、芸術作品の融合的な視点からもデザインを行っているようですね。

2022-06-02 22.17.43

スズキ Isshoのボディ形状はオープン2シーターで、これはスズキが公開した「ミサノ」と同じでもあり、つまりスズキは当時、学生に対して「未来のオープン2シーター」というお題を与えたのでしょうね(いかにもスズキらしい課題だと思う)。

ちなみにフロントウインドウはなく、しかしダッシュボード上部にある「ドルフィンテール」のようなパーツがエアを上方へと巻き上げ、乗員に風が直撃しないように調整を行う、と説明されています。

2022-06-02 22.17.50

スズキ Isshoを紹介する動画はこちら

合わせて読みたい、スズキのコンセプトカー関連投稿

スズキ・ヴィジョン・グランツーリスモが突如公開!ハヤブサのエンジンをリアミッドに搭載し3モーターを内蔵する4WD、車体重量はわずか970kg
スズキ・ヴィジョン・グランツーリスモが突如公開!ハヤブサのエンジンをリアミッドに搭載し3モーターを内蔵するハイブリッド4WD、車体重量はわずか970kg

| スーパーカーやハイパーカーよりも、このくらいのサイズそしてパワーのほうが実際の運転を楽しめるのかもしれない | なにより「ハヤブサのエンジン」は魅力的 さて、スズキが「グランツーリスモ7」のアップ ...

続きを見る

スズキがカッコいい新型コンセプトカー「ミサノ」発表
スズキがカッコいい新型コンセプトカー「ミサノ」発表!バイクとクルマの融合を目指し、ステアリングホイールの代わりには「バイクのハンドルっぽいレバー」装備

| スズキ・ミサノのパワートレーンは「ピュアエレクトリック」 | さて、欧州有数のデザイン学校、IED(Istituto Europeo di Design=ヨーロッパ・デザイン学院)トリノ校の学生た ...

続きを見る

地上を走るより水に浮かんだ方が似合いそうな「スズキ・イキガイ」!カテゴリどころかクルマを超えたコンセプトカーが登場

| スズキをレンダリングの題材に選ぶとは珍しい | さて、インダストリアルデザイナー、Samuele Errico Piccarini氏が「スズキ・イキガイ(生き甲斐)」コンセプト」を発表。※スズキ非 ...

続きを見る

参照:Alejandro Llisterri(Behance)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->スズキ(SUZUKI)
-, , , , ,