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GR86が登場からわずか4年で販売終了となり、2026年に3気筒ターボ+HV+MTにて登場するとのウワサ。どうやらこのままだと規制をクリアできないもよう

GR86が登場からわずか4年で販売終了となり、2026年に3気筒ターボ+HV+MTにて登場するとのウワサ。どうやらこのままだと規制をクリアできないもよう

| 勢いに乗っている今のトヨタであれば思い切った決断を下すことになりそうだ |

ただし価格はおそろしく高価になり、重量も大幅に増加するだろう

さて、GR86のフルモデルチェンジ版が想定よりも早く2026年に登場するかもしれない、というウワサ。

これは英国Autocarが報じたもので、「日本に導入される厳しい燃料・排ガス規制と、欧州で来年導入される安全規制により、GR86はあと2年のうち段階的に廃止される可能性がある」。

現行GR86は2021年に登場しており、つまり販売開始からわずか4年が経過したのみの2025年には市場から消えてしまう可能性がある、ということになりますね。

トヨタはいったいこれにどう対応するのか?

GR86は世界的に見て「かなりお手頃な価格で購入できるスポーツカー」であり、そのためワールドワイドに愛されるモデルでもありますが、スポーツカーを重視するトヨタとしてはGR86を廃止するという事態は「なんとしても避けたい」のではと思われます。

よって迷う余地もなく「GR86存続のための行動」が現在取られているのではないかと考えられますが、実際のところチョコチョコと「GR86のターボ化」「GR86の電動化」という話も聞こえてくるわけですね。

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発売したばかりの新型車を4年で廃止してフルモデルチェンジするというのは(バブル期ならいざしらず)ちょっと考えにくいものの、どのみちこのままだとGR86は販売を継続できなくなる可能性が高く、であればここでスパっとこの先の規制に対応できる仕様を持った新型に切り替え、この先2035年くらいまで販売できるようにすることを考えたほうがいいのかもしれません。

実際のところ、トヨタはすでにEVで同じこと(市場性の低い現行プラットフォームを予定よりもずっと早く打ち切り、次世代プラットフォームを開発してより長いタームでプレゼンスを高めることができるように計画を変更)を行っており、今のトヨタにはそれをできる勇気があって、そして資金力や開発力も保有していると判断してよいかと考えています。

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では新型GR86はどうなる?

実際のところ、トヨタはすでに新型GR86の開発に入っているとも考えられ、というのも上述の通り様々なウワサが流れており、実際にトヨタが「GRヤリスの3気筒エンジンを積んだGR86をテストしている」ことも明らかになっています(トヨタはこれについて次期GR86を示唆するものではないとコメントしているが)。

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そして今のところ最も有力なウワサは「GRヤリスやGRカローラに搭載されている3気筒エンジンをハイブリッド化したパワーユニットを(新型GR86に)採用し、”300馬力を発生する”スポーツカーになる」というもの。

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現時点で「2035年にはガソリンエンジンを積む新車が販売できなくなる」可能性が高いことを考慮すると、そしてますます厳しくなる環境規制を考慮するならば「ハイブリッドセットアップ」は必須だと考えてよく、実際のところAutocarがトヨタのチーフ・テクノロジー・オフィサーに訪ねたところ「ハイブリッド・システムは将来の環境規制に対応するには非常に良いソリューションです。乗用車だけでなく、スポーティカーにも適しています。バッテリー・エレクトリック・モデルよりも低価格で作ることができるし、我々は運転する楽しさを演出する方法もわかっていますしね」という回答が返ってきたもよう。※そうなるとGRスープラは消滅することになりそうだ

参考までにトヨタはハイブリッドカーとマニュアル・トランスミッションとを組み合わせる特許を出願しており、このあたりまでを考え合わせると「バラバラのウワサが、一つの形として現実味を帯びてくる」ように思われ、つまり次期GR86は「3気筒ターボ+ハイブリッド、マニュアル・トランスミッション」という画期的なスポーツカーになる可能性が高そうです。

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ただ、懸念がないわけでもなく、それは「新型GR86の価格は現行のGR86に比較して非常に高くなるであろう」ということ、「重量がかなり重くなるであろう」ということ。

しかし他のクルマも(規制に対応するために)ハイブリッド化したりBEVへと切り替わったりするであろうことを考慮すると、絶対的な金額が高くなり、そして重量が重くなったとしても、(他車とのバランスという意味での)相対的な価格と重量は今とあまり変わらないのかもしれません。

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参照:Autocar

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