レクサスもジャパンモビリティショーの出展概要を発表。おそらくは仕切り直した「次世代EVのコンセプトシリーズ」が世界初出展されることになりそうだ

｜　おそらく、2021年に発表された一連の「エレクトリファイド」シリーズの多くはボツとなるのかも　｜

レクサスもトヨタ同様、激動の時代を生き抜くための変革を成し遂げなくてはならない

さて、現在各社各ブランドともジャパンモビリティショー2023の展示概要を公開している状況ですが、今回はレクサスが ”バッテリーEVブランドへの変革を目指すLEXUSのコンセプトモデルラインアップ” を同イベントに展示すると発表。

これに加えて電動化、そして知能化に関する技術の展示、VRシミュレーターの提供を行うそうですが、ブースそのものは「日本の伝統工芸を生かした（竹素材を全面に押し出した）」ものとなるもよう。

レクサスはどんなコンセプトカーを展示？

なお、今回レクサスからは展示内容の詳細は発表されていないものの、これまでに公開されたものを含め、あらたに公開された画像を見るに、今年春に行われたトヨタ/レクサスの新体制方針説明会のスライドに登場したクルマであると考えられます。

これは比較的大きなサイズを持つEVだと思われ、「（一番上の画像では後部ドアと思われる切込みがあるため）4ドアクーペ」といったシルエットを持つクルマ（おそらくはデザイン的な方向性や技術を示すためのもので、このクルマがすなわち市販車を示唆するものだとは考えにくい）。

ただ、今回レクサスはこのバッテリーEVコンセプトカーのほかにも「次世代バッテリーEVのコンセプトモデルラインアップを世界初出展」と述べているので、この1台にとどまるのではなく、いくつかのモデルを展示することになるのだと思われます。

レクサスのEV計画に変更はある？

なお、トヨタは2021年12月にEVの拡充計画を発表するも、その後に生じたEV価格競争を受けてこの計画を大幅修正し、「厳しい競争下でも十分に戦うことができ、高い収益を得ることができる」新世代EVの開発にスイッチ済み。

これによってクラウンEV、コンパクトクルーザーなどいくつかの計画が犠牲になったと言われていますが、2026年には「競争力のある」新しい製品群が登場することについても言及されています。

さらにはコスト低減を実現するギガキャストほかいくつかの技術を取り入れた向上や車体構造についても明かされているものの、レクサスブランドについてはどういった変更があるのか現時点ではナゾのまま（おそらくはいくつかの車種において、電動車専用プラットフォームであるE-TNGAの使用を諦めなければならず、大幅な計画修正を迫られるものと思われる）。

よってレクサスが2021年12月に掲げた計画とEVラインアップには変更がもたらされるものと考えてよく、今回のジャパン・モビリティショーでは「仕切り直し」となった新しい計画の説明が（プレスカンファレンスで）なされたり、それを視覚的に示唆する一連のコンセプトカーが発表されることになるのかもしれません。

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参照：LEXUS