■バイク/自転車■

BMW CE02(電動バイク)の中古相場が下がって「70万円割れ」寸前。もうちょっと安くなれば手を出してみようと思う

BMW CE02(電動バイク)の中古相場が下がって「70万円割れ」寸前。もうちょっと安くなれば手を出してみようと思う

Image:BMW

| なんだかんだ言ってボクは「電動」が好きである |

やはり手軽でクリーンなところが魅力だと思う

さて、現在ぼくが購入を検討しているバイクが「BMW CE02」。

これはBMWが放つ都市型ピュアエレクトリックバイクで、新車だと1,268,000円もする高価な乗り物。

その一方で「航続距離は最大で108キロ(WMTC)」「家庭用100V(アース付き)から充電はできるが、一般のEV用充電設備は利用できない(出先での充電ができない、そして電動アシスト自転車のようにバッテリーを取り外して自宅内で充電できない)」「車体に充電器を内蔵しておらず、充電するには別途大きな充電器(持ち運べるサイズではない)を使用する必要がある」という不便な性質を持っており、そもそも所有し日常的に乗るのに「相当な制約を強いられる」という特徴を持っています。

BMWが「手頃でストリート志向な」電動バイク、CE02を発表。バッテリーは取り外し式、後続距離90km、現地での価格は108万円
BMWが「手頃でストリート志向な」電動バイク、CE02を発表。バッテリーは取り外し式、後続距離90km、現地での価格は108万円

| やはりまだまだ電動バイクは「高価な乗り物」であることは間違いない | 電動バイク対応の充電環境の整備も期待したいところだが、利用者数の少なさから対応が進まない可能性も さて、BMWのバイク部門、B ...

続きを見る

それでも魅力的なバイクであることには変わりはない

しかしそれでもぼくがこのバイクを欲しいと考えるのは「電動であること」そして「ルックスがユニークだから」。

電動バイクに魅力を感じるのは「ガソリンエンジンを積むバイクの振動があまり好きではないから」で、そのため電動バイクのスムーズさに惹かれているということになりますが、実のところぼくは「ガソリンエンジン」にそれほどのこだわりはなく、パワフルで快適、かつ実用に足るのであれば「電動でOK」だという立ち位置です。

Image:BMW

BMW CE02はこんなバイク

そこでこのBMW CE02についておさらいしてみると、その特徴やスペックはざっと以下の通り。

  • デザインとコンセプト:
    • スクーターとバイクの中間のようなユニークなデザインで、コンパクトで取り回しやすいのが特徴
    • 都市での移動に特化しており、機敏性と楽しさを追求
    • 「eParkourer(eパルクーラー)」というコンセプトの通り、遊び心のあるライドを提供
  • モーターとパフォーマンス:
    • 最高出力 11 kW(15 PS)、最大トルク 55 Nm を発生する空冷同期モーターを搭載
    • 最高速度は 95 km/h
    • 定格出力は 6 kW(日本での免許区分では軽二輪扱い)
  • バッテリーと航続距離、充電:
    • 2 つのリチウムイオンバッテリーを搭載し、合計 3.9 kWh のバッテリー容量
    • WMTCモードでの航続距離は最大108km
    • 充電時間は、標準充電器で空の状態から100%まで約5時間12分
    • オプションの急速充電器を使用すると、0%から100%まで約3時間30分、20%から80%まで約1時間40分で充電可能

Image:BMW

  • ライディングモード:
    • 「Flow(フロー)」、「Surf(サーフ)」の標準ライディングモードに加えて、「ハイラインパッケージ」では、よりスポーティで回生ブレーキの効きが強い「Flash(フラッシュ)」モードも選択可能
  • 安全性と利便性:
    • BMW Motorrad ABS(前輪)を装備し、安全なブレーキングをサポート
    • 倒立式テレスコピックフォークと、アジャスタブル・サスペンション・ストラットを備えたアルミキャストシングルスイングアームを採用し、快適な乗り心地と安定性を提供
    • キーレスライド、スマートフォンとの連携機能、USB-C充電ソケット、デジタルメーター(3.5インチTFTディスプレイ)など、最新の機能が充実
    • LEDヘッドライト、LEDテールライト、DRL(デイタイムランニングライト)を搭載
    • 低いシート高(745 mm)と軽量な車体(132 kg)により、取り回しが容易で、様々な体格のライダーに対応
  • 追加機能(ハイラインパッケージ):
    • Bluetoothコントロールインターフェース
    • スマートフォンホルダー
    • ライディングモード プロ(Flashモードを含む)
    • シート プロ
    • クイックチャージャー
    • グリップヒーター
    • ラストステイトコール(最終状態コール)

Image:BMW

主要スペック:

  • モーター種類: 外部励磁空冷同期モーター
  • 最高出力: 11 kW(15 PS)/5,000 rpm
  • 定格出力: 6 kW(8 PS)/5,500 rpm
  • 最大トルク: 55 Nm/1,000 rpm
  • 最高速度: 95 km/h
  • バッテリー種類: リチウムイオン電池
  • バッテリー電圧(公称): 48 V
  • バッテリー容量: 3.92 kWh (2バッテリー)
  • WMTCモード航続距離: 最大 108 km
  • 充電時間(標準充電器): 0%→100% で約5時間12分
  • 充電時間(クイックチャージャー使用時): 20%→80% で約1時間40分、0%→100% で約3時間30分
  • フロントサスペンション: 倒立式テレスコピックフォーク
  • リアサスペンション: アルミキャストシングルスイングアーム、アジャスタブル・サスペンション・ストラット
  • サスペンションストローク(フロント/リア): 117mm/56mm
  • フロントブレーキ: 油圧式シングルディスクブレーキ(直径 239mm、2ピストン・フローティングキャリパー)、BMW Motorrad ABS
  • リアブレーキ: 油圧式シングルディスクブレーキ(直径 220mm、1ピストン・フローティングキャリパー)
  • フロントタイヤ: 120/80 R14
  • リアタイヤ: 150/70 R14
  • 全長: 1,970mm
  • 全幅(ミラーを含む): 876mm
  • 全高: 1,140mm
  • シート高: 745mm
  • 車両重量(DIN空車時): 132kg

BMWはこのバイクを「型にはまらない新種」だと表現していますが、たしかにカテゴライズできないそのルックスや装備は魅力的。

なお、画像だけ見るとホンダ グロムのような小さなバイクを連想するものの、グロムの「全長1,760ミリ」よりもずいぶん長く、つまりは「そこそこ大きなバイク」です。

Image:BMW

BMW CE02の価格はどこまで下がる?

そこで気になるのが「どこまでCE02の価格が下がるのか」。

現在のところ(Goo Bikeを見る限り)最安は715,000円ですが、70万円台の登録はけっこう多く、おそらくそう遠くない時期には「70万円切り」が出てくるんじゃないかと考えています。

ただ、このCE02は「ほとんど在庫が動かない」バイクだと考えていて、よって現在登録されている74台が「いったん売れ、そしてまた中古として戻ってこない限り」劇的に安くなってゆくとは考えられず、おそらくは比較的高値で買い取っている現在の在庫については「売れないから」といって大きく値下げすることもないかもしれません(値下げしたからといって売れる性質でもなく、長期在庫覚悟で値下げせず保有する販売店も少なくはないのかも)。

BMWが「手頃でストリート志向な」電動バイク、CE02を発表。バッテリーは取り外し式、後続距離90km、現地での価格は108万円

Image:BMW

そしてここから新車が売れて中古市場に出てくるタマ数が増えるとも考えられず、となると先行して発売された(より大きな)CE04同様に「中古市場から台数がどんどん減って行き、価格が下がるどころか需要と供給がバランスし価格が下がらなくなってしまう」可能性も。

こればかりは実際にどうなるか読めないものの、ぼくとしては{CE02は売るときにとんでもなく安いと思われるので)できるだけ安価にて入手したいと考えており、「諸経費込みで60万円」に収まるようであれば手を出してみようと考えている次第です。

BMWの電動バイク「CE 04」に試乗してきた!さすがは電動化に長い歴史を持つBMWだけあって「電動化車両と電動ユニットの特徴」をメリットとして生かしているようだ
BMWの電動バイク「CE 04」に試乗してきた!さすがは電動化に長い歴史を持つBMWだけあって「電動化車両と電動ユニットの特徴」をメリットとして生かしているようだ

| CE 04はおそらく現在ではもっとも優れた電動バイクだと思われる | ガソリンバイクを「電動化」したのとは全く異なる新しい乗り物 さて、現在購入検討中のBMW CE 04に試乗。CE 04はピュア ...

続きを見る

合わせて読みたい、BMWのバイク関連投稿

BMWが人気の電動バイク「CE 02」にポップでレトロなコラボモデル「CE 02 x VAGABUND」を発表。現時点ではワンオフにとどまるものの発売熱望
BMWが人気の電動バイク「CE 02」にポップでレトロなコラボモデル「CE 02 x VAGABUND」を発表。現時点ではワンオフにとどまるものの発売熱望

Image:BMW | 願わくばもう少し価格を下げてほしいものである | ボクはどこかのタイミングで電動バイクを買わねばならないと考えているが さて、BMWは電動バイク「CE」シリーズ第二弾、CE 0 ...

続きを見る

バイクの限界がここまで押し広げられるとは・・・。BMWのバイクに名戦闘機「スピットファイア」を模した外装を被せ、本物の戦闘機の計器類を移植したカスタムバイクが登場
バイクの限界がここまで押し広げられるとは・・・。BMWのバイクに名戦闘機「スピットファイア」を模した外装を被せ、本物の戦闘機の計器類を移植したカスタムバイクが登場

| バイクは構造がシンプルな分、その可能性は無限大である | それでもここまでカスタムしてしまうという発想がスゴい さて、バイクはクルマに比較すると構造がシンプル、かつ規制が(国や地域によっては)ゆる ...

続きを見る

またカッコいいBMWのバイクカスタム出た。R 1300 Rベースの「Titan(タイタン)」が過激過ぎ。M4 CSLすら色褪せると話題に
またカッコいいBMWのバイクカスタム出た。R 1300 Rベースの「Titan(タイタン)」が過激過ぎ。M4 CSLすら色褪せると話題に

Image:BMW Motorrad | R 1300 Rベースのモンスターバイク「Titan」登場 | BMWはビルダーとのタイアップによってチョコチョコとバイクのカスタムを公開している さて、BM ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

-■バイク/自転車■
-, , , , ,