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中国より超未来的なミニバン「Li Auto メガ」登場。超巨大な車体に豪華装備や自動運転、快適装備といった「中国で売れる」要素を併せ持ち、ヒットが確実視される

中国より超未来的なミニバン「Li Auto メガ」登場。超巨大な車体に豪華装備や自動運転、快適装備といった「中国で売れる」要素を併せ持ち、ヒットが確実視される
Li Auto

| ここまで思い切ったデザインを採用できるのも「伝統を気にしなくていい」中国ならでは |

おそらく「メガ」の実車は相当なインパクトを放つはずだ

さて、中国の理想汽車(Li Auto)が近未来的なエレクトリックミニバン、メガ(MEGA)を発売。

一回の満充電あたりの走行距離710km(CLTC)、わずか10分でバッテリーを10%から80%まで充電でき、多彩なシートアレンジ、多くの最新技術を盛り込んで開始価格は559,800元(現在の為替レートにて1170万円)に設定されています。

Li-Auto-Mega (10)

そのCd値はポルシェ・タイカンよりも優れる

このLi Auto メガは画像からでもわかるように「かなり大きな」クルマであり、全長は5,530ミリ、全幅1,965ミリ、全高1,850ミリ、ホイールベース3,300ミリというボディサイズを持っています。

フロントからAピラー、ルーフ、そしてテールエンドへと繋がる流麗なラインがひとつの特徴で、このスムーズなプロポーションのおかげでCd値はなんと0.215(ポルシェ・タイカンは0.220)。※現時点ではもっとも空力に優れるミニバンでもある

そのほかの外観上の特徴だと「スライドドア」「ポップアップ式ドアハンドル」「ルーフ上のLiDAR」「前後LEDライトバー」などがありますが、とにかくそのインパクトは非常に強く、やはり未来的なルックスを持つヒョンデのミニバン「スターリア」よりももう一つ先の時代に行っているという印象です。

Li-Auto-Mega (12)

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なお、現在展開されるのはモノグレード、ボディカラーも(ホワイトとシルバー系のみの)4色のみですが、後に選択肢が増えてくるのかもしれません。

Li-Auto-Mega (2)

中国現地ではHongqi(紅旗))HQ9、Zeekr 009、Voyah Dream、Denza D9と競合することになると言われているものの、ライバルが(レクサスLMのような)押し出しの強い顔つきを持つ中においてこのスマートなルックスは大きな武器になると考えてよく、クリーンなデザインを好む人々はこぞってこちらに流れることになりそうですね。

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この「メガ」に積まれるパワートレーンはピーク出力(合計)400 kWを持つエレクトリックモーターが(2基)で、リアアクスルには245kWの同期永久磁石電動モーター、フロントには155kWの非同期誘導モーターが搭載され、システムの総合トルクは542Nm。

Li-Auto-Mega (5)

この出力のおかげで2.7トンという重量ながらも5.5秒で時速100 kmまで加速するという俊足ぶりを誇ります(最高速度は180kmに制限されている)。

搭載されるバッテリーはCATL製のQilin 5C三元NMCバッテリーで、これは従来製品にヒあっくして寿命が50%以上長くなり、その容量は102.7kWh、航続距離はCLTCサイクルで710km (WLTCだと575km) 。

サスペンション形式はフロントにダブルウィッシュボーン、リアには5リンクサスペンション、さらにデュアルチャンバーエアスプリング、CDCダンパーを備えます(車高は70ミリの範囲で高さを調整できる)。

Li Auto メガはこんなインテリアを持っている

このメガに採用されるシートレイアウトは2+2+3レイアウトの7席で、センターコンソールには2つの15.7インチモニター、ステアリングホイール上の薄型タッチスクリーン、大型AR-HUDを備えたスクリーン(ヘッドアップ ディスプレイにはサイドビュー カメラからの画像を投影できる)。

Li-Auto-Mega (9)

1列目シートと2列目シートにはマッサージ機能(16点ポイント)が内蔵され、 運転席はクッションの硬さとサイドサポートに調整ができるほか、インテリアのその他の機能としては21個のスピーカー、2つの50Wワイヤレス充電パッド、2列目乗員用の17インチ スクリーン、冷蔵庫、2列目乗員用折りたたみテーブルなど(3列目中央席を除く各シートにヒーターが付いている)。

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もちろんルーフには(中国で大人気の)パノラマガラスが採用され・・・。

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シートアレンジも非常に豊富。

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「リビングルーム」「ベッドルーム」「「ムービールーム」など、いくつかのレイアウトに変更することが可能です。

Li-Auto-Mega (3)

そしてこのメガには(やはり中国では必須の)自動運転機能が付与され、Hesai社のLiDARセンサー、カメラ11台、超音波レーダー12台、ミリ波レーダーを搭載し、「フルシナリオ ナビゲーション オン オートパイロット (NOA) システム」によって都市部の道路や高速道路を自律走行できるのだそう( ただしドライバーは自動運転プロセスを監視する必要がある。

全般的に見て、中国で好まれる「未来的なデザイン、大きな車体、広い室内空間、パノラマガラスルーフ、数々の先進機能に大きなモニター、自動運転機能」といった要素をすべて満たしているようにも思われ、現地ではかなりの反響を呼ぶことは間違いなさそうです。

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参照:Li Auto

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