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ミニ史上最強モデル、「ジョン・クーパー・ワークスGP」の価格が発表。北米では約500万円、日本での予想価格は?

2019/11/05

| R53、R56世代のミニJCW GPはそれぞれベースとなるモデルの110、100万円アップだった |

ミニが待望の「ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP」の追加ティーザー画像、そして米国での価格を公開。
追加ティーザー画像は偽装のないリアウイングを写したもので、そして気になる価格は「45,750ドル」、つまり邦貨換算だと約500万円という設定です。

ミニJCW GPの正式発表は11月20日より開催のロサンゼルス・オートショーにて行われる予定ですが、エンジンは「ミニ史上最強」となる302馬力を発生する2リッター4気筒ツインスクロールターボを積むものと思われます。

ジョンクーパーワークスGPはこんなクルマ

ジョンクーパーワークスGPはMINIブランドがBMWに移った後に誕生した限定モデルで、3ドアハッチバックに対してこれまで(現行を除く)2世代に渡り販売されています。
ミニ3ドアハッチバックそのものは、R50、R56、F56と3世代が存在することになりますが、R50世代のミニ・ジョンクーパーワークスGP(コードネームはR53)は2006年に登場し、これはミニのチューニング版という位置づけとなっていて、その名称は「JCW( John Cooper Works )GP Kit」。
パフォーマンスアップキット「GPキット」をメーカーが直々に組み込んだクルマということになり、出力は163馬力から218馬力へパワーアップ、そしてリアシートが取り外されて2人乗りへ。
世界限定2,000台、日本には160台が入っています。
ちなみに新車価格は395万円で、ベースモデルであるミニクーパーSの110万円高くらい。

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R56世代のジョン・クーパー・ワークスGPは2013年に登場し、やはり2,000台の限定販売(日本には200台が入荷)。
出力は211馬力から218馬力へ、そしてリアシートも取り外されるというお決まりのチューンが施されています。
なお、ドアミラーキャップやブレーキキャリパーのレッドアクセント、4本スポークのホイールといった特徴はR53 MINI JCW GPから受け継いでおり、スポイラー、ウイングはR53 JCW GP比でさらに過激に。
なお、価格は460万円で、ベースとなるミニ・ジョン・クーパー・ワークス比で100万円アップという設定です。

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F56世代のミニ・ジョン・クーパー・ワークスGPはこうなる

そして現在ティーザーキャンペーンが開始され、登場が待たれるのがF56世代のミニJCW GPということになりますが、これは上述の通り300馬力を超えると見られ、ベースとなるミニJCW(MT)の231馬力から大幅アップ。

ただし「大幅アップ」なのはその出力だけではなく外観も同様で、フロートしているかのように見える前後オーバーフェンダー、サイドにまで張り出したリアウイングなど、とにかく過激。
BMWは現在いくつかの公式ティーザー画像を公開していますが、まず「このまま出てくるだろう」と考えて良さそう。

そしてインテリアでも「2シーター化」という手法が用いられるほか、メーター類が「よりレーシーな」ものへ変更される、とも言われていますね。

なお、おそらくは市販バージョンと思われるミニJCW GPはShmee150氏によって紹介されており、やはりレッドのアクセント、4本スポークホイールなど、これまでのミニJCW GPの流儀をしっかり受け継いでいることもわかります(ドアミラーキャップはレッドではない)。

F56世代のミニJCW GPについて、限定台数も大きく枠が拡大されて3,000台が用意されるようですが、価格は上述の通り北米では約500万円。
ただし日本と北米のミニとでは元来価格設定の差が大きく、日本だとジョン・クーパー・ワークス(3ドア/MT)の450万円に(これまでの例から見て)最低でも100万円は上乗せされることになりそうですが、F56世代のJCW GPは歴代JCW GPに比較して変更度合いが大きそうでもあり、「もっと高くなる」可能性もあるだろう、と考えています。

ミニ史上もっとも過激でハイパワー、新型ミニJCW GPが完全リーク。とても市販車とは思えないオーバーフェンダー、巨大ウイング装備

こちらはR53、R56、F56世代のミニ・ジョン・クーパー・ワークスGPが並んだ図。
どんどん過激になっていることがわかります。
なお、R53、R56世代のJCW GPともボディカラーは「ブルーの入ったグレー」が採用されていて、初代ミニJCW GPのボディカラーは専用の「サンダーブルー」。
もちろんF56世代のミニJCW GPもこれに倣うことになりそうです。

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