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BMWが新型EV、i4の情報をちょっと公開。「V8ターボ並みの530馬力」「航続可能距離は600km」「0-100km/h加速は4秒」「快適で広く、エレガントでスポーティー」

2019/11/20

| つまり求められる要素がなんでも入っていることはよく分かった |

BMWが新型EV(電気自動車)、i4の情報をちょっとだけ公開。
i4の発売までにはあと2年ほどかかると言われていますが、BMWによれば、これは「スポーティーでエレガント、プレミアムな品質を備え、広く快適な室内空間を持つ4ドアグランクーペ」。
つまり、求められるものは「ほぼ全て」持っているクルマということになりそうですね。

そしてBMWが強く主張するのは、i4に採用されるエレクトリックドライブトレーン「eDrive」が第5世代となるということ。
i4はのパワーソースはシングルモーターにとどまるものの、その出力は530PSにも達し、つまりはBMWで言えばハイパフォーマンスなV8ガソリンエンジンと同等レベル。
BMW自慢の「シルキーシックス」、つまり直列6気筒エンジンでもっともパワフルなのはM3/M4コンペティションの444馬力なので、この領域をすでに超えている、ということになりますね。

ただしi4の価格は1500万円くらいに?

これによってBMW i4のパフォーマンスは0-100km/h加速は4秒フラット、最高速度は200km/h(リミッター作動と思われる)。
バッテリーも新世代へと移行しており、BMWの公開したイラストを見ると「著しく」小型化されているようです。
このバッテリーセルは、80kWhの容量を実現するのにわずか550kgに収まり、一回の満充電あたり航続可能距離は600km。
80%までの充電にかかる時間はわずか35分だとされ、かなり高い実用性を備えると考えて良さそう。

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ただ、ちょっとした懸念もあって、i4の価格は、その高性能ぶりとは引き換えに「1500万円程度」になるとも言われていて、これが本当だとすると、テスラ・モデルS、ポルシェ・タイカンに対して高い競争力を発揮できそうにはなく、価格については再考の必要があるのかもしれません。

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なお、新型i4のデザインについては今のところ明確に示されてはおらず(スパイフォトは何度か公開されている)、しかしi ヴィジョン・ダイナミクス・コンセプトをベースにしたものにになるとされています。
そしてBMWいわく、市販化に際しては伸びやかなラインを与えられることになるとも示唆され、現在目撃されているスパイフォトとはまた違った姿になるのかも。

現在目撃されているプロトタイプはほぼ「4シリーズ」に近く、しかし登場まであと2年ほどもあるとすると、現段階でエクステリアが完成しているとは考えにくく、現在のボディは「仮」の姿と考えるのが妥当。
よって市販バージョンのi4はまた違った姿になるのかもしれませんね。

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なお、BMWはそのエレクトリックカーについて「i3」「i8」にて独自のデザインを採用していますが、iブランド自体が方向性を見失っており、そのデザインコンセプト自体も若干揺らいでいるのもまた事実。
ただ、最近公開された「ビジョンMネクスト・コンセプト」を見る限りでは、エレクトリックモデルは独自のデザインをキープすることになるようにも感じます(BMWのコンセプトカーの名前は、通常モデルのデザイン同様、あまりに覚えにくい・・・)。

BMW ヴィジョンMネクスト・コンセプトが3年以内に市販との報道。なおi3とi8は現行限りで終了とのウワサ

こちらはBMWのエレクトリックモデル勢揃いの図。
最近発表されたばかりのミニクーパーS E、そしてiX3やiNEXTコンセプト、ビジョンMネクスト・コンセプトの姿も見えますね。

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