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トヨタ・スープラ開発責任者が衝撃発言!「新型MR2はポルシェと共同開発してみたい」。実現すればスープラ以上に高いポテンシャルを持つスポーツカーに

2019/08/23

| その可能性は「ない」とは言えない |

トヨタは新型スープラを発売したところですが、そこで気になるのが「次のスポーツカー」。
トヨタは「86」「スープラ」に加えて「MR2」をスポーツカーの3本柱にする、とも以前に述べており、このあとに登場する可能性が高いのがMR2。

そこで気になるのが、トヨタはいったいどうやってMR2を開発するのか?ということ。
コストを吸収するために86はスバル、スープラはBMWとの共同開発となっていますが、この状況の中でまさかMR2だけを独自に開発するといったことは考えられないわけですね。

トヨタが単独でミドシップスポーツを開発することは考えにくい

なお、ミドシップスポーツの開発は容易ではなく、トヨタはMR2、MR-Sともに操縦安定性に問題を抱えており、LFAについてもそのコントローラビリティの面から(ミドシップ案があったにもかかわらず)FRを選択したほど。

さらにミドシップスポーツの開発には多額の資金を要し、コルベットも「ミドシップ化したほがいいとはわかっていながら」コストの問題で60年もミドシップ化できず。

ただ、トヨタは過去にも「アレッサンドロボルタ」なるミドシップコンセプトを発表していますし、最近でも「ラ・クーペ」を公開したことも。

つまり、トヨタはミドシップスポーツに対しては「常に」なんらかの興味を示しているということになりますが、今回AutoIndustriyaが日本で開催されたスープラのプレスイベントへ訪問し、トヨタ・スープラの開発責任者にしてスポーツ車両統括責任部長、多田哲哉氏へと「新型MR2を開発するに当たり、一緒にそれを行いたい会社はあるか?」と訪ねたところ、なんと返ってきた答えは「ポルシェ」。

これは驚きでもあり納得もできるもので、というのも新型スープラのベンチマークが「ポルシェ718ケイマン」だったから。
つまりトヨタ及び多田哲哉氏はポルシェのミドシップスポーツに対して憧憬の念のようなものを持っていると考えられ、であれば「一緒に開発したい」と考えるのは当然なのかもしれません。

なお、ポルシェは自動車メーカーではあるものの、他社のために車両開発を引き受けることもあり、というのも1931年に会社を設立して最初に引き受けたのが他社のセダンを開発するという仕事。
その後も月面車、メルセデス・ベンツ500、アウディRS2アバントの設計等を行ったことも広く知られ、ティーガー戦車、エレファント重駆逐戦車など兵器の設計も手掛けています。

最近だと、ロシアの「プーチン専用リムジン」もポルシェが開発したと言われていますね(ポルシェからは公表されていない)。

さらにポルシェとトヨタは「トップ会談」が実現しており、これまでの歴史を見るにポルシェが他社の車両開発を行う可能性も少なくはないこと、両者の関係性が「ゼロ」ではないことからも「トヨタとポルシェとが共同にて新型MR2開発を行う可能性もなくはない」と考えています。

そのほかにトヨタと手を組む可能性があるメーカーは?

なお、ぼくが「ポルシェ以上に可能性が高い」と考えるのがロータス。
そもそもトヨタはロータス向けに1.8リッター4気筒エンジン(エリーゼ/エキシージに搭載)、3.5リッターV6エンジン(エヴォーラに搭載)を供給していますし、トヨタはロータスの株式を一部所有していて(今はどうかわからない)、2代目セリカXX(1981年)開発時にはロータスが協力し、CMにはロータス創業者であるコーリン・チャップマン氏が登場したことも知られています。

さらにロータス・エクセルはトヨタのパーツを多く採用し、エスプリにはハチロクのテールランプが使用されていた時期も。

そしてトヨタは「MR2を降るエレクトリックで発売する可能性ある」ともコメントしていますが、ロータスも今後エレクトリック化を進める意向であり、この点でもトヨタの方向性とマッチするのでは、と思います。

ただ、当時と現在で事情が異なるのは、「ロータスが中国の吉利汽車に買収されてしまった」ということ。
よって、トヨタと力を合わせるかどうかの決定権はロータスではなく吉利汽車に移ってしまったわけで、ここは「ナントモ」な部分です。

VIA: AutoIndustriya

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