| 欧米では「ブロンズ」アクセントが流行の兆し |
レクサスが北米向けに「ブラックライン・スペシャル・エディション」の第二世代をNXに設定(2,000台のみの限定販売)。
第1世代とは異なり「ブロンズ」のアクセントを持つことが特徴です。
現在この「ブロンズ」は欧米においてカスタムシーンだけではなく、メーカー純正としても取り入れられる傾向があり、BMWやメルセデス・ベンツも注目しているカラーでもありますね。
加えてランボルギーニやフェラーリといったスーパーカーでも「ブロンズホイール」を選ぶ人が増えるなど、ちょっとした流行なのかもしれません。
内外装のブロンズアクセントが最大の特徴
このレクサスNXブラックラインは北米に設定される「プレミアムパッケージ」をベースに特別装備が付与されており、ボディカラーは「エミネント・ホワイトパール」「ネビュラグレーパール」「マタドール・レッドマイカ」の3色が選択可能。
これらはそれぞれ日本でのNXとは異なるようですが、おそらくは同じカラーで、呼び方が異なるのだと思われます(レクサス、トヨタの場合、呼称が異なってもカラーコードを見るに同じカラー、というケースがままある)。
そして特別装備としてはブロンズカラーのホイール(これは日本でもオプション設定あり)、ボディカラー同色フェンダーアーチ(NXでは”初”らしい)、ブラックのグリルとグリルサラウンド、そしてブラックのドアミラーなど。
レクサスNX”ブラックライン”のインテリアはこうなっている
インテリアだとブロンズのステッチがシートやダッシュボード、センターコンソール、ドアインナーパネルなどに採用。
そのほかブラックのヘッドライナー、ヒーター/ベンチレーション付きシート、ステアリングホイールヒーター、レクサス・メモリーシステム、パークアシスト、パワーリアゲート等が追加されている、とのこと。
フロアマットの縁にもブロンズステッチ。
ドアにインナーパネルにもブロンズの加飾。
ちなみにレクサスは一部において生地の端を「ちょっと余らせて」縫う(NXだとドアインナーパネル、ダッシュボード上部に見られる)傾向があり、しかしぼくはこの「端」の処理が(質感を損なうと考えていて)気になってしかたありません。
ただ、レクサスはもちろんなんらかの意図があってこの縫い方を採用しているのでしょうね。
シートのセンターはパーフォレイト(穴あき)仕上げ、そしてブロンズステッチ入り。
日本での「レクサスNXブラックライン」の販売は?
そこで気になるのが、この格好いいレクサスNXブラックラインが日本でも販売されるのかどうかということですが、今のところその気配は「ナシ」。
ただ、トヨタ/レクサスは、せっかく作った限定モデルを単一の国に留めず、他の国でも次期をずらして販売することも。
直近だと、海外でまず限定販売された「ノリグリーン」のレクサスLCを日本でも販売する、とアナウンスしたところですね。
逆に、日本で設定したレクサスRC「プライムブラック」を海外市場にて「ブラックライン」として販売したことも。
トヨタだと、日本で設定した「ブリティッシュグリーンエディション」を「箱根エディション」として北米でも販売していますね(すこし仕様を変えている)。
こういった事例を見るに、日本でも「NXブラックライン」は名を変えて日本で販売される可能性もある、とは考えています。
ただ、レクサスは、北米で数多く設定される「ブラック」仕様をあまり日本に設定しない傾向があり、それはやはり「日本におけるイメージ(イカツさよりも上品さを出したい?)」の問題なのかもしれませんね。
VIA:LEXUS