| レクサス、そしてトヨタはときに変なネーミングを行うことがある |
レクサスがスポーツクーペ「LC」に新しい”インスピレーションシリーズ”を追加。
残念ながらアメリカと欧州市場専用となり、台数はアメリカだと100台のみに限定されます。
なお、ボディカラーは「ノリグリーン・パール」で、これはレクサスLCインスピレーション・シリーズ専用。
ホイールも専用の21インチサイズ2トーンカラーが装着されています。
この「ノリグリーン」の「ノリ」は「海苔」なのかどうかは不明ですが、レクサスは時折こうやって日本的なネーミングを採用することがあるので、やはり「海苔」なのかもしれません。
ちなみにこの「ノリグリーンパール」はレクサスRXのマイナーチェンジにて「新色」として追加されていますね。
参考までに、欧米では東洋的な色合いやネーミングが好まれるのか、アウディでは「ワサビグリーン」や「ウーロングレー」といったカラーもラインアップされています。
その外装はまさに「ジェントル」のひとこと
レクサスはこれまでにも「インスピレーションシリーズ」として、レクサスLCにイエローを、そして(開発に15年かかったという)構造色を持つ「ストラクチュラル・ブルー」を追加していますが、今回のような渋い色合いを持つ限定モデルははじめて。
画像を見るに、クロームやシルバーのパーツとの相性も良く、ルーフサイドの「日本刀をイメージした」パーツともマッチしていますね。
テールパイプのクローム、テールランプのミラーフェイスとも、いい具合にコントラストを成しているようです。
レクサスLC500はスポーツクーペとしては「けっこうな数が出ている」ようで、街中で見かける回数も多いクルマ。
そして見るたびにはっとするほど「美しい」と感じさせられることになりますが、まさに「格好良い」よりも「美しい」という感じ。
これほどまでに美しいスタイルを持つスポーツクーペは他に無いかもしれませんね。
さらに、イエローやブルーといった鮮やかなボディカラーはもちろん、こういったグリーンすらも「着こなしてしまう」のは素材がいいから、ということになりそうです。
レクサスLCインスピレーション・シリーズのインテリアはこうなっている
そしてこちらがレクサスLCインスピレーションシリーズのインテリア。
サドルタン(ブラウン)とブラックアンバーとで構成され、外装同様にシックなイメージを持っています。
なお、「面」ごとにカラーを変えているので、見る角度によって表情が変わるのは面白いですね。
レクサスLC」インスピレーションシリーズのスペックは「標準モデル」と変わらずに5リッターV8エンジンから478PSを発生。
トランスミッションは10速AT。
0−100キロ加速は4.4秒、最高速度は270km/hをマークします。
トヨタは「ブリティッシュ風」に凝っている?
そしてふと思ったのが、この組み合わせはどこかで見たことがあるな、ということ。
そこで記憶を手繰ってみると、トヨタ86に設定された「ブリティッシュグリーンリミテッド」。
これは外装にブリティッシュグリーン、内装にタンレザーを使用したもので、海外市場では「ハコネエディション」として発売されています。
その際、ボディカラーも「ブリティッシュグリーン」から「ハコネグリーン」へと改められていますね。
VIA:LEXUS