| ベントレーのクルマは意外なことに「最高速が非常に高い」 |
この巨体がこの速度で加速する様子にはびっくりだ
さて、ベントレーというと「高級車」という印象があるものの、実は世界トップレベルの最高速を誇るクルマを有しており、ベンテイガはSUV最速の306km/h(ランボルギーニ・ウルスと同等、そしてポルシェ・カイエン・ターボGTでも300km/h)、そしてこのコンチネンタルGTスピードは公称値で最高速335km/hという、ランボルギーニ・ウラカンやフェラーリ296GTBよりも高い数字を誇ります。
その加速は文字通りブリティッシュ・ミサイル
このベントレー・ベンテイガに搭載されるのは6リッターW12ツインターボ、出力は650馬力(659HP)。
なお、驚くべきは650馬力という出力よりも「900Nm」という強烈なトルクであり、これが重量2,300kgにも達する巨体をわずか3.5秒で100km/hにまで加速させるわけですね。
ちなみに動画では停止状態から加速を行う様子も収められていますが、「早送りでもしてるんじゃないだろうな」と思ってしまうほどのとんでもない瞬発力を見せており、文字通りロケットのようなスタートを見せています。
このコンチネンタルGTスピードは見ての通り豪華な内装を持つものの、電制デフの採用によって「ドリフト可能」な仕様となっていたり、ドライバーズカーとしての性格をより強めていて、見た目によらない凶暴な性格を持っていると考えて良さそう。
ちなみにエキゾーストシステムはアクラポヴィッチとの共同開発によるチタン製エキゾースト(標準モデルよりも7kg軽い)が採用されており、そのサウンドもまさに「豪快」。
今回の動画ではあっという間に300km/hへと達して最終的に347km/hに達していますが、みごと公称値を超える速度を達成しているのは「さすが」ベントレーでもありますね。
2,300kgのクルマがこんな速度で走ったとしたら「止まらないんじゃないか」と考えたりするのですが、もちろんベントレーはそのあたりにもしっかり対応しており、ブレーキシステムはフロントになんと「10ポッド」が採用されています(おそらくは”自動車業界最大”といわれたベンテイガのオプションと同じブレーキシステム)。
それでもベントレーはエレクトリック化へ
こういった規格外のスペックを誇るベントレーではありますが、近い将来にはW12エンジンの気筒数を半分にした2.9リッターV6エンジン+ハイブリッドへと移行するものと思われ、さらに2025年には「ゼロ気筒」のパワートレインつまりピュアエレクトリックモデルが発売されるものと思われ、急速にその性質を変えるということになりそうです。
ベントレー・コンチネンタルGTスピードが時速347キロを達成する動画はこちら
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参照:AutoTopNL