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世界で最も美しい4ドアサルーン?「フェラーリ・ローマ・リムジン」のレンダリングが公開。実際に発売されたらけっこう売れそう

2022/08/28

世界で最も美しい4ドアサルーン?「フェラーリ・ローマ・リムジン」のレンダリングが公開。実際に発売されたらけっこう売れそう

| もし発売されればフェラーリに大量の(ジャーマンスリーからの)新規顧客を連れてくることになりそうだ |

ただしモロモロ考慮するに、発売の可能性は限りなく低いだろう

さて、これまでにも秀逸な「もしも」系レンダリングを公開してきた中華系デザイナー「シュガーデザイン」ですが、今回は「フェラーリ・ローマ・リムジン」のレンダリングを作成し自身のインスタグラム上へと公開しています。

ただ、リムジンといっても「何枚もドアのある」例の乗り物ではなく、アルピナが4ドアセダンに対して使用するような意味合いのもので、つまりはローマを美しい4ドアサルーンへと仕立て上げたレンダリングということに。

Ferrari-Roma-Limousine-Render-2

フェラーリ・ローマ・リムジンはこんなクルマ

そこで今回公開されたフェラーリ・ローマ・リムジンを見てみたいと思いますが、一見して「2ドアクーペのローマよりも美しいんじゃないか」と思えるほど。

その理由は4ドア化によって延長されたホイールベース、そしてルーフごと伸ばされたグリーンハウスにあると考えて良さそうで、これらが均整の取れたプロポーションを形成しているもよう。

Ferrari-Roma-Limousine-Render-7

そうなるとフェラーリがこれを発売する可能性について考えてみたくなりますが、実現性はかなり低いのかもしれません。

というのも現在のプレミアムカーセグメントにおいては「セダン」の市場規模は大きくはなく、それはポルシェに占めるパナメーラの販売比率を見てもわかるとおり(カイエン、マカンに遠く及ばない)。

アウディ、BMW、メルセデス・ベンツにおいても高級セダンのラインアップはSUVに比較すると乏しく、つまりセダンに注力するよりもSUVに注力したほうが資金回収という点で優れていると考えざるをえず、セダンに投資することはビジネス的に正しい判断ではない、と考えられます。

実際のところ、フェラーリは新しいセグメントに参入するにあたり「SUV」を選択しており、このプロサングエにてセダンの領域もカバーできるのは間違いなく、よってここからさらにセダンを発表することはまずない、と考えて良さそうですね。

Ferrari-Roma-Limousine-Render-6

ちなみにですが、フェラーリはこれまで「ワゴン」としてFFやGTC4ルッソを発売したことがあり、ワンオフモデルとしてもピニンファリーナ「ヴェニス」を含めたいくつかが存在し、しかしセダンを発売したことはもちろんなく、コンセプトカーとしても1980年のフェラーリ・ピニンが存在したのみ。

よってフェラーリ及びその顧客は「フェラーリの4ドアサルーン」に全く興味がないのかもしれませんね。

ただ、フェラーリの顧客には好まれないかもしれませんが、メルセデス・ベンツ、アウディ、BMWといったジャーマンスリーのセダンを購入していた人々は、こぞってこのローマ・リムジンを注文する可能性があるものと思われ、ローマ同様、フェラーリに新しい顧客を連れてくることになるものと思われます。

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ローマの全高では「実用面」の問題も

なお、今回のレンダリングにおいては「美しさ」を重視したためかその全高が2ドアクーペのローマと同等に抑えられているように見え、現実的にこの全高を採用すると後部座席のヘッドスペースはかなりタイトになる可能性も(ローマの全高は1,301ミリ)。※もちろんこの作品は実用性を問うものではない

ちなみに「相当に低い」ランボルギーニ・エストーケ・コンセプトの全高でも1,350ミリなので、やはり「1,301ミリ」だと実用上の問題も出てきそう。※メルセデスAMG GT 63Sは1,445ミリもある

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ただし世の中にはもっと低い4シーターが存在し、それはケーニグセグ・ジェメラ(これは4ドアではありませんが)。

ジェメラは大人4人が快適に乗ることができるグランドツアラーとして設計されていて、こちらの全高はなんとわずか1,295ミリなので、パッケージング面で工夫すれば、ローマの全高のままでも「なんとか」なるのかもしれません。

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フェラーリ・ローマ・リムジンのレンダリングはこちら

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参照:Sugardesign

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