![BYDがテスラに対抗する自動運転システム「ゴッドアイ(God’s Eye)」を発表、同社のハイパーカー”U9”に搭載し完全無人にてサーキットを走行させることに成功](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2025/02/BYD-U9.png)
Image:BYD
| 正直、中国の自動車業界はぼくらの認識の「ずっと上」を行っていると考えていい |
そしてその進化の速度も「想像の遥か上」である
さて、先日BYDはテスラのオートパイロットに対抗する自動運転システム「ゴッドアイ(God’s Eye)」を発表していますが、今回はそのゴッドアイに関する新しいプロモーション動画を公開。
このゴッドアイはつまるところ「神の目」ということになりますが、その名に恥じない性能を持っているようですね。
BYD「ゴッドアイ」にはこんな機能がある
今回公開された動画はBYDのプレミアムブランド、ヤンワン(YangWang / 望仰)から発売されているピュアエレクトリックハイパーカー「U9」を起用したもので、このU9が完全無人にて湖南省の株洲国際サーキットを完走する映像となっています。
まず映像では、ヤンワンU9がまず日中にサーキットを完走することとなりますが、BYDは「ゴッドアイの性能はこれが限界ではない」と主張し、夜間にも再び無人でサーキットを走行する様子を収録することに。
ちなみにこのADAS(先進運転支援装置)としての「ゴッドアイ」には3つのレベルがあるそうで、それぞれの内容は以下の通りであると説明されています。
- God’s Eye A(DiPilot 600)・・・BYDの最上位運転支援システムで、最大3つのLiDARをサポートし、最大演算能力は600TOPS。今回、湖南省のレーシングトラックで自律走行を行ったYangwang U9には、このシステムが搭載される
- God’s Eye B(DiPilot 300)・・・タイプCに対する強化版ADASで、1つのLiDARユニットをサポートし、最大演算能力は300TOPS。
- God’s Eye C(DiPilot 100)・・・エントリーレベルのADASで、LiDAR(ライダー)を必要とせず、主にカメラ、ミリ波レーダー、超音波レーダーを使用。最大演算能力は100TOPS
さらにBYDは、王朝(Dynasty)シリーズ、海洋(Ocean)シリーズ、そしてサブブランドのDenzaやYangwangを含む21車種に「God’s Eye」ADASを搭載する予定であるとも述べ、「基本的な」運転支援機能はすべて無料にて提供されることについても言及していて、市場での支配力をいっそう強めることになりそうですね。
Driving Into 2025: A New Chapter of Electric Innovation
— BYD (@BYDCompany) January 1, 2025
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参照:CarNewsChina, BYD