
| ボクは基本的にコストパフォーマンスに優れる機能的な製品が好きである |
その意味ではこれまで吉田カバン(ポーター)推しであったが、吉田カバンもずいぶん高価になってしまったために「代替」となる選択肢を模索中
さて、現在ぼくが注目しているブランド「UNTRACK(アントラック)」のバッグとポーチを購入。
このアントラックは日本のバッグ専門メーカー、エース(Ace)が手掛けるブランドで「アーバン×アウトドア」をテーマにしたライフスタイルブランドというコンセプトを持っています。
実のところ、ぼくは機能的なバッグが一番好きで、そのために吉田カバンの製品を愛用することが多いものの、一方で常に新しい選択肢も探しており、そして今回購入に至ったのがこの「アントラック」。
今回購入したアントラックのバッグはこんな感じ
そこでまずは今回購入した「CROSS BIKE / SP | Back-PackS 60044」を見てみると、その名称からもわかるとおり「自転車ライダー向け(ただしぼくは自転車に乗らない)」。
よってライダー向けの機能が数多く搭載されているのですが、最大の特徴は「軽量で身体にフィットすること」。
バッグ(リュック)本体とショルダーストラップとが「背負う」ことを前提にデザインされており、パッドの位置も最適化されています(パッドはかなり柔らかい)。
かつ表面にはメッシュ素材を使用しているので「蒸れにくい」構造に(パッドとバッグ本体との間にも段差があるので、その間を風が通るようだ)。
そして素材はハネウェル社の「スペクトラ」。
これは引張強度が鉄の15倍、そしてアラミド繊維よりも40%高い強度を誇り、しかも比重が水の0.97という軽量素材(ぼくは軽い素材が好きである)。
ブランドロゴは「タグ縫い付け」ではなくプリント仕様となっていて、これもまた「軽量かつシンプル」。※しかもリフレクターとして機能
ジップタブにもこだわりが見られ、かつ「UNTRACK」ロゴもリフレクターとして機能します。
バックルは片手でも取り外しが可能な「duraflex」社製バックル(マグネット内蔵によりスライドにてオープンできる)、
そしてぼくの好きなポケットも「たくさん」。
一部には止水ジッパーが採用されていますが、開閉にかかる力が小さくて済み(これ重要)、操作感は良好です。
ちなみに各フラップは「ベルクロ開閉」なのですが・・・。
ベルクロ開閉を好まない人向けに「ベルクロを隠す」テープが付属していて、これは他のバッグメーカーでは見られないもの。
ちなみにベルクロの「オス」側は(その構造上)引っかかりが強く設計されていて、この「引っ掛かり」が衣類を破損することもあり、おそらくはそういった状況を嫌うユーザーに配慮したのかもしれません。
この製品はもともと「ライダー向け」で、そしてサイクルジャージはベルクロのオス側に触れると「ほつれる」ことがあり、この仕様については非常に助かると考える人も少なくはないのかもしれませんね。
ボトム部の内側には「パッド」が入っており、電子機器や壊れやすいものを収納したまま「地面に置いても」安心。
こういった気遣いができるのは「日本のバッグメーカーならでは」だと思います(ぼくはカメラなどが破損しないよう、ここにパッドの入っていないバッグには自分でパッドをいれることがある)。
長さを調整し「余った」ストラップをまとめるラバーバンドも標準装備(意外と余ったストラップには困るので”ありがたい”装備でもある)。
さらにはフラップを開閉しやすいように「タブ」が設けられ、そしてこれもブランドのアイデンティティのひとつとなっているようですね。
バッグ全面やショルダーストラップには独自のモールシステムっぽいものがあり、様々なものを取り付けることで機能を拡張できます。※この部分には重いものを装着することを前提としてるのか補強がなされている
ショルダーストラップのモールストラップはこう(細くスマート。ここには重いものを取り付けることがないであろうという前提なのだと思われ、部位によって構造を買えている)。
内部にはノートPCやタブレットを収納するスペースがあり、ここも「単なるポケットだけ」ではなくいくつかの仕切りが設けられ、効率的に収納できるように設計されています。
全体的に見て「素材、つくり、機能性」ともに非常に高いレベルにあり、そこへエースならではのこだわりとノウハウが詰め込まれ、かつ「使う人の立場にたった」細やかな配慮がなされるという「いかにも日本的な配慮がなされた」製品という印象。
そして価格としては「比較的安め(吉田カバンの半分から1/3くらい)」に設定されており、コストパフォーマンス面においても非常に優れていて、久しぶりに「いい買い物をした」とも考えています。
ちなみにこれまでよく使用していたのは「AMG(メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスブランドとは無関係)」のバックパック。
非常に強靭(収納物を保護できる)ということからぼくにとっての「定番アイテム」化していたわけですが、今回購入したアントラックのバックパックはこのAMGとまったく同じ用途にて仕様されることとなりそうです。
ただ、アントラックのほうが「より軽量で、よりフラップやジッパーの開閉やバックルの着脱が容易で」「収納も小分けされているので収納しやすく取り出しやすく」、そしてAMGにはない「ストラップオーガナイザー」「底面のパッド」を有しているというメリットも。
しかしこのMAGのバックパックも非常に気に入っているため、不足分はぼく自身のカスタムによってカバーできる仕様へとアップデートされているため、今後はアントラックのバックパックと「状況に応じ」使い分けることになりそうです(状況によってはカモフラージュ柄製品の持ち歩きに適さないケースがあり、その場合はアントラックの出番である)。
今回購入したアントラックのポーチはこんな感じ
そしてこちらは同時に購入した「CROSS BIKE / SP | Phone Shoulder 60041」。
上で紹介したバッグと同じ仕様を持っていて、実際にこのバッグのショルダーストラップ部に取り付けての仕様も考慮されています(別途ストラップが付属し、ショルダーバッグとしても使用できる)。
フラップを開くと止水ジッパーによる開閉式ポケットがあり・・・。
背面にはポケットも。
こちらは「すぐにカメラを取り出せるよう」ショルダーストラップに装着して使用する予定です。
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