
Image:eccentricaofficial
| 「エキセントリカ」はランボルギーニ・ディアブロのレストモッド第一弾で成功を収めたばかりだが |
おそらくは「軽量で過激な」ディアブロのレストモッド?
イタリアのレストモッドメーカー、Eccentrica Cars(エキセントリカ・カーズ)が新たなプロジェクトを予告。
インスタグラムに投稿された内容によれば、”2025年8月に開催されるモントレー・カーウィークにて、新型モデル「Pacchetto Titano(パチェット・ティターノ)」を公開する”と述べています。
「Titan Pack」という名の挑戦
この新作の名称「Pacchetto Titano」は英語だと「チタンパック」ということになりますが、ここでの「チタン」とはイタリアに囲まれた小国・サンマリノにあるティターノ山にちなんだもの。※金属のチタニウムを意味するわけではないようだ
さらに同社はこのモデルを「サンマリノの大胆さを、カーボンとスチールで具現化した」と表現しています。
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ベースはやはりランボルギーニ・ディアブロ?
過去のティーザー画像やルーフライン、テールエンドの形状などから、このニューモデルもランボルギーニ・ディアブロをベースにしたレストモッドである可能性が高いと見られており、実際、エキセントリカはこれまでにもディアブロをベースにした19台限定のレストモッドを製作しているため、今回の新型はその一部(のバージョン違い)であると見る向きもあるようですね。
すでに公開されているディアブロ・レストモッドでは、カーボン製シャシートンネルによる剛性強化、大型ブレーキ、モダンなサスペンションやライトの導入など、大幅なアップグレードが施されていますが、おそらく「パチェット・ティターノ」ではさらに過激なエクステリアが導入されるものと見られ、ダウンフォースの強化、そして軽量化や足回りのアップグレードを期待できる可能性もありそうです。
改良型V12エンジンを搭載
なお、パチェット・ティターノではパワートレインにも手が加えられており、V12エンジンには新設計のエアボックス、クランク、バルブ、ピストン、エキゾーストが与えられるといい、オリジナル比で50馬力アップの550馬力を発揮。※ここから見ても、やはり今回のニューモデルはディアブロベースだと考えられる
加えて、最新のECU制御によって扱いやすさも格段に向上しているとのこと。
謎の小型ウイングの正体は?
今回のティーザー画像では、控えめなカーボン製リアスポイラーが映し出されており、これがどのバージョンのディアブロに由来するものか(オマージュであるか)はまったく不明。
ディアブロSVの短めなリアウイングに似ているという見方もありますが、参考までに、このディアブロSVはAWD仕様のVTとは異なる後輪駆動モデルであり、最高出力503馬力、7100rpm超えの高回転型V12を搭載したバージョン。
なお、1990年代に20台限定で製造された「モントレー・エディション」との関連を示唆する声もあり、今回の発表の場がモントレーである点も偶然ではないのかもしれません。
まとめ:レトロと最新技術の融合
エキセントリカのディアブロ・レストモッドは、単なるクラシックカーのリファインにとどまらず、「現代のスーパーカーに通じるパフォーマンスとフィニッシュを実現」したもの。
そして新しい「パチェット・ティターノ」がどのような仕様で登場するのか、8月のモントレー・カーウィークに注目です。
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