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かつて「テスラ最大のライバル」と言われたリビアンが「お金を使い果たし、幹部が辞任し、クルマも売れない」三重苦。一体何が起きたのか

投稿日:2023/03/08 更新日:

かつて「テスラ最大のライバル」と言われたリビアンが「お金を使い果たし、幹部が辞任し、クルマも売れない」三重苦。一体何が起きたのか

| リビアンはスタート当初、大きな注目を集め多くの投資が殺到したが |

今ではクルマとしての魅力を失い、価格競争力も失っている

さて、米新興EVメーカー、リビアン(リヴィアン/RIVIAN)が苦境に立たされているとの報道。

リビアンはいちはやくピュアエレクトリックトラックを発売したEVメーカーであり、その柔らかく親しみやすいデザインから「テスラ(とくにサイバートラックの予約者)から多くを奪い去るであろう」と言われ、テスラに代わるEVメーカーになるとまで言われたことも。

ただしここ最近の報道を見るに、現金(キャッシュフロー)とその需要(需要)に明らかに苦しんでおり、それらはいずれも容易に解決できる問題ではないように思われます。

リビアンはこのまま「消滅」の可能性も

なお、現在EVの受注に苦労しているのはリビアンだけではなく、フォルクスワーゲンやトヨタといった既存の「成功した」自動車メーカーも同様で、そういった環境の中でリビアンは「かなり高額な」製品を販売しようとしています。

発売当初こそは「新しいもの好き」な人々が飛びついたものの、今では需要も一巡してしまい、さらにはサイバートラックの納車開始が目前に迫り(といっても今から注文すれば納車まで何年も待つことになりますが)、加えてハマーEVが発売され、フォードやラムからもエレクトリックピックップが発表された今、リビアンの存在意義が揺らいでいる状況なのかもしれません。

ちなみにですが、フォードはリビアンへと投資をしており、つまりその株式を所有していたのですが、上述のようにF-150ライトニングが登場するに際して「リビアンとフォードはライバル」となってしまい、フォードはすでにリビアンの株式の大半を売却済みであるとも報じられています。

rivian-r1t (3)

ただしリビアンとて次の一手を講じていないわけではなく、その製品ラインアップ第二弾として3列シートを持つSUV、R1Sを発売しており、しかしこちらもテスラ・モデルXやメルセデス・ベンツEQS SUV、ポールスター3と競合するため、その将来は明るくないというのが大勢の見方であるもよう。

実際のところ、アナリストによれば、リビアンが2022年第4四半期に約8,000台のEVを納車したと発表すると予想しているそうですが、これは計画よりも多い数ではなく、20億ドルもの財務損失を報告するとも推測されているようですね。

よって現在リビアンは「現金を使い果たし、経営幹部は会社を離れ、受注が芳しくない」というパーフェクトストーム状態にあるとされ、ここからの回復は容易ではないかもしれません。

リビアンはもはや魅力を失った

リビアンは設立当初、上述のフォード、さらにはアマゾン、反テスラ派の投資家からなど、多くの支援と投資を集めており、その船出は順調極まりないと思われたほど。

ただし生産が始まって以来、その初期の蓄財が急速に失われつつあり、株価は過去12カ月で約75%下落することになっていて、リビアンが華々しく納車を開始し盛り上がっていた頃、イーロン・マスク氏は「本当の苦労はこれから」と言い放ち、そしてそれが現実になったとも考えられます。

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それでもリビアンは2022年第3四半期を終えた後、2万台以上のEVを納品し、140億ドル程度の現金があると述べていますが、ショートヒルズ・キャピタル・パートナーズのマネージングパートナースティーブ・ワイス氏によれば「彼らはまだ多くのキャッシュを持っていても、それを使い切るつもりだ。第一に、私はこの車に特に魅力を感じない。その2、大きな問題を抱えている。3つ目は、多くの幹部や人材を失った」。※テスラですらも、ベルリン工場の生産が本格化していない時期には「大きな釜の中に札束を入れて燃やしているくらい」お金が失われていったとコメントしている

さらには需要の低迷によってリビアンはすでに2回レイオフを実施しており、この2回のレイオフにより、リビアンは従業員の約12パーセントを解雇したと言われています。

rivian-r1t (1)

こんな感じでリヴィアンにとって、今後も長く厳しい道のりが続くことは多くの人が認めるところで、現在は高い収益率を誇るテスラであっても成功を収めるのに何年もかかり、少なくとも何度か倒産の危機に瀕していることもよく報じられた事実ですね(イーロン・マスクCEO自身も、モデル3の生産があと数週間遅ければ、確実に倒産していたと語っている)。

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中古車情報サイト、iSeeCarsにてエグゼクティブ・アナリストを務めるカール・ブラウアー氏は「私は今でもリビアンを最も有望な新興企業の1つと考えています。しかし、1年前と比較しても、それほど有望だとは思っていません。リビアンの財務は今、とにかく苦しいと見ています。彼らはたくさんのお金を使い、それを売上で支払うには程遠い状態です」とも述べており、まずは需要を回復させないことには現金を得ることはできず、このままだと悲しいニュースを聞くはめになるのかもしれません。※ただしメルセデス・ベンツがリビアンを買収する可能性もある

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参照:Automotive News

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