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止まらぬカマロの販売減少にGMが喝!なんと「マスタングから買い換えるなら27万円値引きする」というプロモーションを大々的に展開

2019/08/24

| そこまで苦しいのかシボレー・カマロ |

とにかく下げ止まらないシボレー・カマロの販売低下ですが、シボレーは値下げしたり、フェイスリフトを行ったり、という手段を講じています。
それでもフォード・マスタングやダッジ・チャレンジャーといったライバルに差をつけられることになり、今回シボレーが打ち出したのが「マスタングからの乗り換えなら、2500ドル(約27万円)を値引きする」という政策。

これは全米規模で展開され、その期間は2019年9月3日まで。
期間としては短いようにも思えるものの、おそらくですが、まずは「お試し」を行い、効果があれば味をしめて「期間延長」を行うのだと思われます。

もともと1位を長くキープしていただけに、現状は許しがたい

なお、シボレーがここまでの対応を行うのは、「もともとアメリカのスポーツ市場でNo.1の販売台数を誇ったのにマスタングに抜かれ、さらにチャレンジャーにも抜かれて3位になってしまったから」。

カマロは「モデルチェンジ前の」2014年まではスポーツカー市場においてNo.1の人気を誇り、しかしモデルチェンジを行った2015年にマスタングに首位をさらわれています。

その後は発売から11年を経過したダッジ・チャレンジャーにも追い抜かれ、つまり、販売減少といっても、スポーツカー市場全体が縮小しているわけではなく、カマロが「一人負け」している、ということに。

モデルチェンジを行った直後は、既存ユーザーの買い替え需要にて、通常は販売が伸びるものですが、カマロの場合はそれがなく、つまり「買い替え需要も起きず、新規顧客も呼び込めなかった」。

2019年前半期の成績だと、シボレー・カマロは24,516台を販売し、ダッジ・チャレンジャーは28,668台を販売。
そして首位のマスタングは38,452台を売っており、「かつては自分の下にいた」マスタングにこうも大差をつけられるのは我慢ならない、ということなのでしょうね。

実際にGMの重役は「奴ら(マスタングとチャレンジャー)は我々の食事を横取りしている」と怒り心頭の発言も行っており、販売を回復するまでは「まだまだ」なんらかの施策を打って出ることになるのかも。

日本でも同様の例はある

なお、日本においても同様の例があり、とくにメルセデス・ベンツとBMWはノルマがキツイことで有名。
毎月の登録台数レポートを見ても「前年比100%」をきっちり達成する傾向が強く、そしていつも「ちょうど100%」あたりになっているところを見ると、無理やり達成している感がアリアリ。

つまりはインポーターから各ディーラーが「厳しいノルマ」を課せられているということになり、これが「押し込み販売」、中古相場の下落に繋がっているものと思われます。

そして、たまにBMWディーラーからは「アウディに乗っているユーザー限定で」特別条件を出しますよ、というDMが届くこともあり、その特別条件とは何なのかはわかりませんが、要は「大きな値引き」なのだと思われます。

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