>シボレー(CHEVROLET)

コルベットZ06の納車待ちが最大4年?アメリカ人は現在の息苦しい状況を打ち破ってくれる救世主としてZ06を見てるんじゃないかと思う

2021/10/29

コルベットZ06の納車待ちが最大4年?アメリカ人は現在の息苦しい状況を打ち破ってくれる救世主としてZ06を見てるんじゃないかと思う

| アメリカ人がコルベットZ06に熱狂するのもわかるような気がする |

正直、ボクもこんなクルマをシボレーが(今の世の中で)作ってくれて嬉しかった

さて、つい先日発表されたばかりの新型シボレー・コルベットZ06。

これは「8400回転で680馬力(670HP)を発生するフラットプレーンクランク採用5.5リッターV8エンジン(レッドゾーンは8600回転から)を搭載したスーパーカー」ですが、現在アメリカでは問い合わせや購入希望が殺到していると報じられ、一部のディーラーでは「納車までに3-4年かかる」という見通しを立てているようです。

新型シボレー・コルベットZ06発表!モータースポーツ由来の5.5リッター680馬力V8を搭載、0-60マイル加速はわずか2.6秒
新型シボレー・コルベットZ06発表!モータースポーツ由来の5.5リッター680馬力V8を搭載、0-60マイル加速はわずか2.6秒

| 完全なるスーパーカーイーターがここに誕生 | サーキット走行データは未発表なるも、相当なタイムが期待できそうだ さて、ついに新型シボレー・コルベットZ06(クーペ/コンバーチブル)が発表に。現行コ ...

続きを見る

全米最大のGMディーラーではすでに1087台の予約が入る

今回こういった事情が明らかになったのは、Facebookグループ「Wholesale Car Club」へのある人物からの投稿で、この内容によると「自分は国内最大級のシボレーディーラーで働いており、毎月80~100台の(ベースモデルの)コルベットの割当てを受けているが、すでに新型コルベットZ06では1087台の予約が入っており、コルベットZ06の生産ペースを考慮すると、納車までに最大で4年を要する、とのこと。

ただ、この他にも事情を知る人のコメントによると、この「毎月の割当台数」はやや誇張されているのではないかといい、そして「予約金は全額返金可能なので、とりあえず予約しているだけの人も多く、実際にはキャンセルも多く出ると思われるため、実際に4年もかからないのでは」という見方も示されています。

「とりあえず予約する」人は少なくない

なお、新型コルベットのベースモデルが発表されたときもそうでしたが、「受給が逼迫する」となるととりあえず注文を入れたり、さらには複数のディーラーで予約したり、一人で何台も予約する人が出てきて、これは新型ランドクルーザーでも同様の事情かと思います(テスラ・サイバートラックに関しても一人で100台単位での予約を入れているケースがけっこうあるという)。

ただし実際に自分の番になったとき、「思ったような価格で転売できない」となるとキャンセルするケースも多いといい、それを考えると今回のコルベットZ06につき、「実際には」そこまで納車期間が長くはならないのかもしれません。

さらには、以前にリークされた「新型シボレー・コルベットのバリエーション展開計画」によると、2023年にはグランスポーツ(E-RAYと呼ばれるという説も)、2024年にZR1、2025年には1000馬力オーバーのZORAが登場すると言われるので、Z06の納車があまりに長引くようであれば、より新しいバリエーションのほうへと「並び直す」人も出てきそうですね。

今後5年の「コルベット派生モデル」計画がリーク!Z06、ZR1の上に「1000馬力ハイブリッドの”ZORA”」が君臨

| シボレーはZORAの名をここで出してきた | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/48321395447/in/album-7215768982 ...

続きを見る

いずれにせよ、人々がコルベットZ06に熱狂しているのは間違いない

ただ、この状況が本当かどうかは別として、アメリカ人がコルベットZ06に熱狂していることは間違いなく、(現在コルベットZ06の価格が明かされておらず、詳細を問い合わせるため)全米のコルベット取扱店の電話が鳴りやまないといい、「正式に価格を公表するまでは何も答えられないので、電話するのをやめてほしい」という公式見解を出すディーラーもあるといいます。

なお、全米の熱狂ぶりについては「わかる」ような気もしていて、というのも現在コロナウイルスのほか、環境関連の規制などでなにかと息苦しい状況となっており、ハイパフォーマンスカーに関しては「パワーダウン」「エレクトリック化」「ダウンサイジング」など面白くない状況が続いており、そこへきてこのコルベットZ06の過激なルックスそして爆音とくれば、「このクルマが鬱積した現状を打開してくれるのでは」という気持ちになるんじゃないかと考えたりするわけですね。※なによりも自由(フリーダム)を求めるアメリカ人にとって、現在の世界の状況そしてこの流れはストレス以外の何ものでもないのだと思う

実際、こういったクルマを作ることができるのはもうアメリカの自動車メーカーくらいしか残っておらず(欧州のスーパーカーメーカーではもう過激な行動が許されない)、アメリカ人としては「ビバ!オレたちのUSA!これでこそUSA!USA!」となったのかもしれません。

合わせて読みたい、コルベット関連投稿

新型コルベット「E-ray」試作車がモロに補足!ハイブリッド4WD化され600馬力以上を発生すると言われるが
【動画】新型コルベット「E-ray」試作車がモロに補足!ハイブリッド4WD化され600馬力以上を発生すると言われるが

| コルベットには毎年一台づつ、ハイパフォーマンスモデルが追加されてゆくようだ | ひとまずZ06、そしてE-ray、さらにZR1、そして「Zora」 さて、シボレーはコルベットのラインアップを続々と ...

続きを見る

【動画】新型コルベットZ06の耳をつんざくサウンドを聞け!もうこれからはこんな音を出すクルマは発売できないだろうな・・・。
【動画】発表直前、新型コルベットZ06の耳をつんざくサウンドを聞け!もうこれからはこんな音を出すクルマは発売できないだろうな・・・。

| おそらくは公式発表前、最後のティーザー動画だと思われる | やはりリアウイングは「あり」と「なし」バージョンが有るようだ さて、新型コルベットZ06発表の発表を目前に控え、シボレーがチョコチョコと ...

続きを見る

シボレー・コルベット
コルベットの2022年モデルは燃費が悪化?シボレー「我々の顧客が最高のパフォーマンスを求めた結果、こうなった」

| さすがはシボレー・コルベット、乗り手もまた一味違った | やはりアメリカ人は純粋にクルマを楽しもうとする傾向が強いようだ さて、シボレーは先日「2021年モデルのコルベットについての総括」を発表し ...

続きを見る

参照:Jalopnik

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->シボレー(CHEVROLET)
-, , , ,