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テスラがモデル3をイベントにて正式発表。価格は35000ドル、走行可能距離は355キロ

テスラがついにその最新ラインアップ「モデル3」を公式公開。
盛大なイベントを開催してその発表を行っており、まずは先行して生産された30台をそのオーナーたちに手渡し、その後にスペックを公表しています(今の今まで正式に公開されていなかったのも驚きですが)。
これによると価格は35,000ドル、走行可能距離は220マイル、0-100キロ加速は5.6秒、本格的な生産はこの秋から。

オプションでは「ロングレンジバッテリー」が用意され、これは9,000ドルの追加費用にて走行可能距離が310マイルまで延長、0-100キロ加速は5.1秒へと向上する、とのこと。
発売当初はAWDは用意されず、2017年後半もしくは2018年始めに用意される、としています。

テスラによると「モデル3は小さく、シンプルで安価なエレクトリックカーで、大量生産を考慮にいれて設計された最初のEV」だとしており、生産においてはこれからJカーブを描いて伸ばしてゆくようですね。

インテリアにおいては15インチサイズのタッチスクリーン、デュアルゾーンオートエアコン、インターネットラジオ、布シート、USBポート、オンボードカーナビゲーション、Wi-Fiコネクティビティ、キーレスエントリー、アプリによる室内温度コントロール、ボイスコントロール、60:40フォールディングシート、バックアップカメラ、電動調整式ミラー、12Vアウトレットといったところが標準装備。

安全装備ではLEDヘッドライト、8カメラ&12レーダー&超音波センサー、エマージェンシーブレーキ、サイドカーテンエアバッグ、エレクトロニック・ッスタビリティコントロール&トラクションコントロール、ABS、電気式パーキングブレーキ、盗難警報、タイヤプレッシャーモニター。

保証では4年間5万マイル保証、バッテリーは8年10万マイル保証(ロングレンジバッテリーは12万キロ)。

オプションだとボディカラーにおいてブラックが標準でシルバーメタリック、ブルーメタリック、ミッドナイトシルバーメタック、パールホワイト、レッドマルチコートが+1000ドル。
ホイールは18インチが標準で19インチサイズの「スポーツ」が+1500ドル。

「プレミアム・アップグレード・パッケージ」はシートヒーターが装着され室内の素材がアップグレードされるほか、オーディオも高級に。
ガラスもシェード付きとなり紫外線・赤外線カット仕様になる、とのこと。

他のオプションとしては「エンハンスド・オートパイロット(5000ドル)」があり、これはレーンキーピング、自動レーンチェンジ、自動パーキング機能などがプラスになる他、さらに3000ドル払うと「完全自動運転」も可能に。

他テクニカルデータは下記の通り。

全長:184.8インチ
全幅:72.8インチ
全高:56.8インチ
ホイールベース:113.2インチ
重量配分:フロント47、リア53
ボディ構造:ハイブリッド・スティール&アルミニウム
サスペンション:ダブルウイッュボーン(フロント)、マルチリンク(リア)

日本における価格やデリバリーについてはまだテスラのページに公開されていませんが、追って情報は公開されると思われます。
なお400万円以下で355キロの走行距離を持つとなると現在発売されている普及価格帯のEV(BMW i3、フォルクスワーゲン・ゴルフE、日産リーフ、ルノー・ゾエなど)はいずれも「歯が立たない」ことになり、ますますEVにおけるテスラのシェアが高まりそう。

なお秋に発表される新型日産リーフの走行可能距離は「300キロ」とウワサされ、それでもやはりテスラ・モデル3にはコストパフォーマンスで太刀打ちできないのかもしれません。

テスラ・モデル3の生産イメージはこんな感じ。
台数の記載はないものの、年間40万台までの生産が可能、と以前に述べています。

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