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マットブラックのテスラ・サイバートラックがイベントに登場。細部をチェックされ「あまりに品質が低い」との指摘を多数受けることに

マットブラックのテスラ・サイバートラックがイベントに登場。細部をチェックされ「あまりに品質が低い」との指摘を多数受けることに

| おそらくこのサイバートラックの品質の低さは「プロトタイプゆえ」だと思われる |

それにしてもこのマットブラックのサイバートラックはカッコいい

さて、カリフォルニア州サンタモニカで開催されたカー&コーヒーイベントにて、マットブラックに仕上げられたテスラ・サイバートラックが登場し大きな話題に。

この個体はテスラのチーフデザイナーであるフランツ・フォン・ホルツハウゼンが運転してやってきたものだと報じられていますが、これまで公道やオフロード・コースで目撃されてきたプロトタイプがすべてステンレススチール製、あるいはそれにカモフラージュやマーキングを施したもでのであったことを考えると「異例」とも言える事件かもしれません。

テスラ・サイバートラックの荷台が初めて画像に捉えられ、あまりに「残念だ」として話題に。さすがにこのまま発売すれば非難の対象となるのかも
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おそらくは「ラッピング」によってマットブラック化

このテスラ・サイバートラックにつき、LEDライトストリップとフロント/フロントサイドウインドウ以外はすべてブラック化されており、テールランプまでもがダーク化されているように見えます。

これまでの「シルバーの」サイバートラックを見慣れているだけに、ずいぶん新鮮に見えますね。

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現時点ではテスラは何も語っていないため、このサイバートラックが何を意味するのか、そしてどうやってマットブラック化しているのかは不明です。

ただ、テスラはつい先日、「ラッピングを使用した新たなカラーオプションを展開する」とアナウンスしているので、サイバートラックにもなんらかのラッピングオプションが追加されるのかもしれません。※塗装によるカラーバリエーション増加を行わないのは、生産上の効率を追求したからだと思われる。ラッピングであれば大きな投資が不要であり生産ペースを落とすことはない

実際のところ、サイバートラックの予約台数は150万台ともそれ以上とも言われるので(計算上、これら全てが路上に出るのは6年ほどかかるものの)他のサイバートラックとは異なるルックスにしたいという要望も少なくはないものと思われます。

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なお、サイバートラックの納車開始イベントは11月30日に開催されることがアナウンスされているものの、現時点では価格やスペックについてアナウンスはなく、未だ多くの謎を抱えているのがこのサイバートラックでもあり、とにかく「テスラからの発表を待つしか無い」状態です。

テスラ・サイバートラックの品質はいまだに改善されていない?

そしてこのサイバートラックは多くの人の目に触れ撮影されることになっていますが、そこで話題となったのが「品質の低さ」。

ステンレススティールは非常に加工が難しく、そもそも自動車には不向きな素材ではあるものの、イーロン・マスクCEOはそこにあえて挑戦し、しかし先日は「生産があまりに難しく、墓穴を掘った。我々ほどうまく墓穴を掘った会社はないだろう」とも。

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たしかに今回公開された画像を見ても、各パネルのギャップや・・・。

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ボディパネルだけではなくフェンダーとの大きな隙間も報告されています。

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そして「段差」に・・・。

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多くの隙間。

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この画像を見ると「ラッピング」であることがわかるようにも思います(割とやっつけ仕事っぽい)。

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なお、こういった段差や隙間について、「プロトタイプだから」だと考えるのが妥当であり、実際にイーロン・マスクCEOは(製品版サイバートラックに対し)ミクロン単位での品質を要求したというので、市販バージョンでは大幅に品質が向上していることが期待されます。

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参照:Sawyer Merritt, Nic Cruz Patane, InsideEVs

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