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もっとも馬力の高いクルマ「TOP17」!1,000馬力なんてランク外、5,000馬力から1,500馬力まで。ケーニグセグ、ブガッティ、ロータス、リマックほか新興メーカーも

2023/05/09

もっとも馬力の高いクルマ「TOP17」!1,000馬力なんぞランク外、5,000馬力から1,500馬力まで。ケーニグセグ、ブガッティ、ロータス、リマックほか新興メーカーも

| 計画段階のハイパーカーも含めるとさらにその数は増えることに |

ここまで高出力のクルマが世の中に溢れていたとは

さて、ここ最近急激に増えてきたのが「1,000馬力オーバーを誇るハイパフォーマンスカー」。

ちょっと前であれば500馬力を超えると「おお」という感じであったものの、今では700馬力台でも「ああそう・・・」という感じになってしまい、もうジャンプのバトル漫画の主人公並みにスキルやパワーがインフレしてしまっている状態です。

そして恐ろしいのは「2,000馬力を超える」クルマも珍しくはなく、そしてこういった具合に”一気に”馬力インフレが発生してしまったのはエレクトリックパワートレインの登場によるものが大きいのかもしれません。

そこで古今東西、「1,500馬力を超える、ハイパワーな」クルマを見てみたいと思います(発表ベースであり、納車されていないクルマも多く含むが、ワンオフモデルは除外)。※出力は仏馬力(PS)

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最初は「1,000馬力以上」のハイパーカーを集めようと思ったものの、あまりに多すぎたので予定を変更し1,500馬力でお届け・・・

1.デヴェル・シックスティーン・・・5,000馬力

まずトップはおなじみデヴェル・シックスティーン。

出力は5,000馬力、最高速は515km/hと言われており、しかし誰もそれらを計測したことがないので実力は不明です(実際に納車が行われている)。

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| 紆余曲折を経て、結局は「コルベットベース」に落ち着いたのかもしれない | そのほうが「完全オリジナル」よりは安心感があっていい さて、「人がクルマを選ぶのではなく、クルマが人を選ぶ」と言われるデヴ ...

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2.SPオートモーティブ カオス・・・3,042馬力

2,000馬力を超え、さらに3,000馬力をも超えたのがSPオートモーティブ「カオス」。

搭載されるエンジンは4リッターV10ツインターボ+ハイブリッド、最高速度は時速500キロを誇り、価格は約19億5000万円というトンデモカーです。

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これはもう人間の乗り物を超えてるな・・・。ギリシャより「ウルトラカー」カオスが正式発表。価格は16.5億、出力3107馬力、「F1含め、これまでに製造されたいかなる2輪/4輪よりも速い」
これはもう人間の乗り物を超えてるな・・・。ギリシャより「ウルトラカー」カオスが正式発表。価格は16.5億、出力3107馬力、「F1含め、これまでに製造されたいかなる2輪/4輪よりも速い」

| さらにダウンフォースはF1マシン並み、加速はあのリマック・ネヴェーラをも超える | 設計はAI、そして製造には3Dプリンタを使用し、素材にはザイロン、チタン、マグネシウム、カーボン、ケブラー等を取 ...

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3.デウス・ヴィアン・・・2,231馬力

このデウス・ヴィアンは「ピュアエレクトリックカー」で、出力は2,231馬力、0-100キロ加速は2秒以下。

99台限定にて2025年の納車を目指していると報じられています。

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フロントとリアは「無限ループ」をイメージ!2,230馬力、0−100キロ加速1.99秒の超絶ハイパーカー、デウス・ヴィアンがNYにて発表
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| 開発や生産を請け負うコーチビルダーや工場の登場によって新興ハイパーカービジネスが花盛り | デウス・ヴィアンの限定台数は99台、価格は現在未公表 さて、先日予告していたとおり、新興ハイパーカーメー ...

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4.ロータス・エヴァイヤ・・・2,028馬力

エヴァイヤは4モーターを搭載するロータス初のピュアエレクトリックハイパーカーですが、現時点では様々な理由で発売が遅れているようですね。

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ファン感涙!ロータスが「JPSカラー」のエヴァイヤを公開。市販モデルの出力は予定より高くなって2000馬力を超えるようだ

| 2000馬力を超えるとなるとテスラ・ロードスター、ピニンファリーナ・バッティスタ、リマックC_Two以上 | ロータスがグッドウッド・スピードウィークに2台のロータス・エヴァイヤを持ち込むと発表し ...

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5.ハイペリオンX1・・・2,028馬力

ハイペリオンX1は今回のリストの中で唯一水素をエネルギーとするクルマで、0-100キロ加速は2.2秒。

プロトタイプは存在するものの、その数値通りの性能を発揮できるのか、そして市販できるのかは不明です。

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SF好きのボク歓喜!新興ハイパーカーメーカー、ハイペリオンより登場の「XP-1」があまりに未来に行っていた【動画】
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| 新興といえど設立からすでに11年、その技術とデザイン性、クオリティはあなどれない | ただし現時点ではそのほとんどがナゾのまま、実際に発売できるかどうかもわからない さて、アメリカ西海岸にて設立さ ...

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6.アスパーク・アウル・・・2,012馬力

我らが日本から登場したピュアエレクトリックハイパーカー、アスパーク・アウル。

4つのエレクトリックモーターを搭載し0-100キロ加速は1.9秒、最高速は400km/hというスペックを誇り、すでに販売が開始されています。

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アスパーク・アウル
世界最速、3.6億、車高99cm、2012馬力のハイパーカー、アスパーク・アウルが欧州と北米でも販売開始!大阪にもショールームをオープンさせたようだが

| 一度はアスパーク・アウルの実車を見てみたい | さて、あの「アスパーク・アウル」が欧州と北米でも販売開始。ただしまだまだ拠点は少なく、欧州だとフランスはブルゴーニュ、北米だとフロリダそれぞれ一拠点 ...

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7.リマック・ネヴェーラ・・・1,941馬力

こちらもやはり4つのエレクトリックモーターを装備するピュアエレクトリックカー。

納車が開始されており、その性能を立証できる数少ないハイパーカーのひとつです。

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リマックがネヴェーラにて412km/hを達成し「EV最速」記録を樹立!1/3マッハに相当し、これで「0-100km/h最速」「ゼロヨン最速」に加えトリプルクラウン達成
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| リマック・ネヴェーラの性能に驚かざるを得ない | リマック・ネヴェーラはガソリン車の記録をすべて塗り替えてしまいそうな勢いだ さて、リマックがそのピュアエレクトリックハイパーカー、ネヴェーラにて最 ...

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8.ピニンファリーナ・バティスタ・・・1,926馬力

こちらは多くをリマック・ネヴェーラと共有するハイパーカーで、やはり納車が開始されており、数々の記録を樹立していることが報じられています。

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ピニンファリーナ・バッティスタがリマック・ネヴェーラの記録を0.03秒短縮して「ゼロヨン世界最速」に!さらには「インド最速」「インド人女性ドライバー最速」記録も更新
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| まさかピニンファリーナがリマックの記録に挑戦するとは思わなかった | 今後、様々な記録はEVによって塗り替えられてゆくことになりそうだ さて、ピニンファリーナは初の自社名義のクルマにしてピュアエレ ...

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9.ヘネシー・ヴェノムF5・・・1,842馬力

米チューナー、ヘネシーが放つオリジナルマシンがこのヴェノムF5。

6.6リッターV8エンジンを搭載し「電動化ナシ」という過激なハイパーカーで、時速500キロを達成することも可能だとされています(納車は開始されているが記録は未達成)。

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【動画】ヘネシー・ヴェノムF5が高速走行テストを実施!数ヶ月内は最高速チャレンジを行うとコミットし、時速500キロの突破を狙う
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| 現在の「世界最高速」はブガッティ・シロンの490km/h | ヘネシーとブガッティとは「犬猿の仲」でもある さて、フォードやダッジのチューナーであると同時に、自社の名を冠したスーパーカーをリリース ...

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10.SSCトゥアタラ・・・1,774馬力

現在のところ「ギネス」上の最高速記録を持つのがシェルビー・スーパー・カーズ(SSC)トゥアタラ。

レース用燃料(E85)の注入で1,774馬力を発生する5.9リッターV8エンジンを搭載しています(非電動化)。

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| おそらくはこの1-2年でSSC、ヘネシー、ケーニグセグのいずれかが500km/hの壁を突破するだろう | SSCは最高速記録保持者なのに手放しでは喜べない さて、現在世界最高速争いに名乗りを上げて ...

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11.ケーニグセグ・ジェメラ

2リッター3気筒ターボにハイブリッドという「かなり」珍しいパワートレインを持ち、さらには「4人乗り」というケーニグセグ・ジェメラ。

1,700馬力を発生し0-100km/h加速は1.9秒、最高速は400km/hにも達します。

現在「発売済み」ではありますが納車は開始されておらず、しかしケーニグセグだけに間違いなくデリバリーを行うものと見られます。

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【動画】ケーニグセグ・ジェメラは「ミッドエンジン・フロントドライブ」!エンジンは後ろにあるのに後輪を駆動するのは電気モーター

| ただしそれにはちゃんとした理由があった | さて、先日オンラインにて公開されて大きな話題を呼んだケーニグセグ・ジェメラ。これは1,700馬力という途方も無い出力を持ちながらも4人乗りというハイパー ...

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12.ケーニグセグ・ジェスコ

こちらのジェスコは同じケーニグセグであっても5リッターV8エンジンオンリーとなっており、0-100km/h加速は2.5秒、最高速は530km/hを標榜しています。

すでに2021年からデリバリーが開始されていますね。

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| ケーニグセグはジェスコ・アブソリュート」にて世界最速記録を狙うことになりそうだ | 車両本体価格は3億円、ホイホイとオプションを付けると一気に+1億円 さて、ケーニグセグは新型ハイパーカー「ジェス ...

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13.ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+/シロン・スーパースポーツ

ブガッティのラインアップ注「もっとも最高速が高い」のがこのシロン・スーパースポーツ300+/スーパースポーツ。

シロン・スーパースポーツ300+はブガッティが「世界最高速」を記録した記念限定車で高速安定性に特化したロングテールを持っており、シロン・スーパースポーツの方は「まだ普通に乗れる」快適仕様といったポジショニングです。

搭載されるのはブガッティの誇る1,600馬力仕様の「トール」エンジン(8リッターW16クワッドターボ)。

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| 限定台数30台のハイパーカーだけあってかなりの高額落札となったようだ | おそらくブガッティ各モデルの価値が下がることは永遠にないだろう さて、ブガッティはシロン・スーパースポーツ300+(のプロ ...

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14.ブガッティ・チェントディエチ

こちらも1,600馬力仕様の8リッターW16クワッドターボを積んでいますが、どちらかというとオールラウンダー、そしてなによりも「EB110」へのオマージュとなる外観が最大の特徴です。

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| ここまで清冽な印象のブガッティは見たことがない | シンプルだが、どこからどう見てもブガッティらしいカラーコンビネーション さて、ブガッティは「ブガッティ創業110周年記念」モデルとして10台のみ ...

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15.ブガッティ・ミストラルW16

こちらもブガッティのハイパーカーとなり、W16エンジン搭載最終記念限定モデルという位置づけで、オープントップを採用するものの、最高速は420km/hという「ブガッティの名に恥じない」数字を誇ります。

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ブガッティがW16ミストラルの秘密に迫る。「どうやって我々はオープンカーで420km/hを実現したのか。エンジニアリングとエアロダイナミクスを高度に融合させたからだ」
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| ブガッティが求める性能を実現するためには驚くべき高水準のエンジニアリング、そしてデザインが用いられていた | そしてブガッティであるからには、まずエレガントでなくてはならない ブガッティはガソリン ...

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16.ブガッティ・ディーヴォ

このあたりになるとブガッティの独壇場といった感じで、このディーヴォもまた1,500馬力仕様のエンジンを搭載しており、しかしチェントディエチ同様に独自の外観を持つことが特徴。

「やや(最高速を犠牲にして)」コーナリング重視の性能を持つと言われます。

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【動画】これが10億円のブガッティ・ディーヴォ!眉目秀麗な内外装に加え110デシベル級のエキゾーストサウンドも披露
【動画】これが10億円のブガッティ・ディーヴォ!眉目秀麗な内外装に加え110デシベル級のエキゾーストサウンドも披露

| ブガッティ・ディーヴォで「フレンチトリコローレ」が入っていないのは珍しい | それなりのこだわりが反映された車両だが、なぜ転売されることになったのかは不明 さて、フェラーリやランボルギーニのチュー ...

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17.ブガッティ・シロン / シロンスポーツ / シロン・ピュアスポーツ

そして1,500馬力を誇るシロンファミリー3兄弟、シロン/シロンスポーツ/シロン・ピュアスポーツ。

シロンは万能選手、シロンスポーツは軽量シンプルなコーナリングマシン、そしてシロン・ピュアスポーツはそれよりも「先」を狙うサーキットウェポンです。

Bugatti-Chiron-Pur-Sport-Grand-Prix (21)

ブガッティ・シロン・ピュールスポール
驚愕!ブガッティ・シロン・ピュールスポールを維持するには4年で5200万円、乗らなくても年間1150万円。ホイール(550万)は14ヶ月に一回、ターボは42ヶ月に一回の交換が必要

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