>その他の国の自動車メーカー

フロントとリアは「無限ループ」をイメージ!2,230馬力、0−100キロ加速1.99秒の超絶ハイパーカー、デウス・ヴィアンがNYにて発表

2022/04/16

フロントとリアは「無限ループ」をイメージ!2,230馬力、0−100キロ加速1.99秒の超絶ハイパーカー、デウス・ヴィアンがNYにて発表

| 開発や生産を請け負うコーチビルダーや工場の登場によって新興ハイパーカービジネスが花盛り |

デウス・ヴィアンの限定台数は99台、価格は現在未公表

さて、先日予告していたとおり、新興ハイパーカーメーカー、デウス・オートモビルズがその第一号「ヴィアン(Vayenne)」をニューヨーク・オートショーにて発表。

このデウス・オートモビルズはオーストリアのウィーンに本社を構えており、ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングとイタルデザインとの協力を得てこのヴィアンをリリースしていますが、使用するプラットフォームはこの二社が開発した「EVX」だとアナウンスされています。

イタルデザインとウィリアムズが提携を発表!1000馬力、航続距離1000kgのEVプラットフォーム「EVX」を新興・既存自動車メーカー向けに販売する模様
イタルデザインとウィリアムズが提携を発表!1000馬力、航続距離1000kgのEVプラットフォーム「EVX」を新興・既存自動車メーカー向けに販売する模様

| EVシフトは「プラットフォームの販売」「車体の開発請負」という新たなビジネスを生みそうだ | さて、イタルデザインとウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングとが提携を発表し、共同にて開発したE ...

続きを見る

0−100キロ加速は1.99秒

そしてこのデウス・ヴィアンの見どころは非常に多く、まずは2,230馬力を発生し、0−100km/hまでを1.99秒で加速すること、そして最高速が400km/hであること。

さらには最低地上高を12センチに設定しているので多少の段差であれば問題なく乗り越えることもでき、さらに室内には十分な収納スペースが確保されているのも見逃せない点です。

DEUS-Vayanne (9)

デウス・オートモビルズのデザイン責任者、エイドリアン・フィリップ・ブチュカ氏は「我々デウスのデザインは、単に見た目だけではなく、EVハイパーカーというセグメントにおいて、洗練されたデザインと機能性を、最先端のテクノロジーと融合させるという、ブランドの信条を反映したコンセプトを採用しています。この調和を表現するために、私たちはヴィアンのラインとデザインの特徴である対称性、幾何学的な配置を中心にスタイリングすることを選択しました」とコメントしています。

DEUS-Vayanne (2)

ちなみにフロントとリアの開口部は「無限ループ」をイメージしている、とのこと。

DEUS-Vayanne (7)

サイドから見るとけっこうホイールベースが長く、逆にキャビンはコンパクト。

もしかすると車体前後には大きなトランクスペースが備わるのかもしれませんね。

DEUS-Vayanne (8)

なお、近年はこういった新興スパーカー、新興ハイパーカーメーカーが多数登場していますが、その背景には「こういった、誰も持っていないような超高額車を欲しがる人」が増えたことが背景にあるのだと思われ、そして電動化が進んでいるということを背景に、新しくスーパーカー/ハイパーカービジネスを始める企業向けに「開発や生産を請け負う」コーチビルダーが多数名乗りをあげているという状況、そして自身のブランドを冠したクルマを発売せずに「下請け」に徹する工場が出てきていることも大きく関係していそうです(電動化ユニットの普及によって参入障壁が著しく下がった)。

DEUS-Vayanne (3)

そう考えると、一時は「消え去るしかなかった」コーチビルダーやデザインハウスにも生き残る道が見えてきたということになり、自動車業界が思わぬ方向に動き出した一つの事例なのかもしれません。

DEUS-Vayanne (5)

このデウス・ヴィアンについては2025年からの納車が可能だとされ、限定台数は99台。

価格については現在のところアナウンスがありませんが、当然ながら「数億円」といったところだと思われます。

DEUS-Vayanne (4)

インテリアについては「ヴィーガン素材を選択せず」持続可能な方法で生産されたレザーを使用しているといい、これもまた近年の自動車業界の流行の一つ(一時、多くのメーカーがヴィーガン内装を目指したが、ほとんどの人が見向きもせず、結局レザーに戻ってきた)。

そのほかには金属調のパーツ、そしてクリスタルなど様々な素材やフィニッシュが用いられているようですね。

DEUS-Vayanne (6)

合わせて読みたい、新興ハイパーカー関連投稿

英国から1,100馬力の新興ハイパーカー、ヴィリテック・アプリケール登場
英国から1,100馬力の新興ハイパーカー、ヴィリテック・アプリケール登場!「電気自動車は2つの問題がある。だから我々は代わりに水素電池を使う」

さて、英国のエンジニアリング企業、ヴィンテック社が「水素燃料電池搭載の」ハイパーカー、”アプリケール”を発表。これは同社の水素燃料電池技術力を示すショーケースとして企画されたもので、およそ2億円を支払 ...

続きを見る

また出た新興ハイパーカー!ただし今度はルノーやロータスF1チームの監督が設立に関わった「モランド・カーズ」
また出た新興ハイパーカー!ただし今度はルノーやロータスF1チームの監督が設立に関わった「モランド・カーズ」。ピュアエレクトリック版だと1,950馬力

| ハイブリッド版とピュアエレクトリック版が存在し、価格は2億7600万円、限定73台 | さて、続々出てくる新興ハイパーカー計画ですが、今回はスイスのモランド・カーズ(Morand Cars)社から ...

続きを見る

新興スーパーカー、ナラン・ハイパーカー
また出た新興ハイパーカー!今度は1050馬力、0-100km/h加速2.3秒の「ナラン・ハイパークーペ」。デザイナーはアポロIEと同一人物、インテリアはアストンから

| 見たところクオリティはかなり高そう。「走るアート」を目指しているようだ | さて、どんどん出てくる新興スーパーカー/ハイパーカーですが、今回は「ナラン・オートモーティブ(Naran Automot ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->その他の国の自動車メーカー
-, , , , , ,