| 製造年週は見ておいたほうが良さそうだ |
さて、タイヤのサイドウォールにはたくさんの文字や記号がありますが、今回はその意味について。
ここ最近タイヤのトラブルが続いていて、いろいろタイヤについて調べていると、このサイドウォールには様々な情報が記されていることがわかります(今までサイズと速度記号くらいしか見てなかった)。
スリップサインは定期的に確認しよう
タイヤメーカーにはミシュラン、ブリジストン、ダンロップ、ヨコハマ、ピレリ、コンチネンタル、グッドイヤーなどがありますが、それぞれのサイトを見てみると、ミシュランがもっとも丁寧に開設している模様。
そこでしたまずミシュランに掲載されているタイヤの構造図ですが、まずここで覚えておくべきは「トレッド」と「サイドウォール」くらい。
そしてそのサイドウォールですが、ここには様々な情報が記載されています。
その内容は「タイヤシリーズ・パターン名(パイロットスポーツなど)」「スリップサイン表示マーク」「タイヤ内部構造の表示」「最大荷重・最大空気圧」「タイヤサイズ」「メーカー名」「荷重指数」「速度記号」「DOT」「製造年週」「タイヤの装着方法」。
「スリップサイン表示マーク」は、この部分が示すトレッドに部にスリップサインが設けられているというもので、定期的にこの部分はチェックする必要があり、スリップサインが出ていないかどうかを見ておいたほうが良さそうです(トレッド面がすり減ってくると、このスリップサインがトレッド面とツライチになる)。
なお、何度かホンダのドライビングスクールに参加したことがりますが、中級以上になるとこの部分の確認から授業が始まったことを思い出します。
タイヤサイズや速度記号はこんな感じで、通常ぼくらが乗る車だと左上の表示が一般的。
215はタイヤ幅215ミリ、45は扁平率が45(この数字が小さければタイヤが薄くなる)、Rは「ラジアル構造」、18はインチサイズ、Wは速度記号。
なお、速度記号については下記の通りで、スポーツカーだとだいたい「V」以上。
ただし時速240キロ以上出ないクルマに「W」規格のタイヤを装着するのは意味がなく、逆に性能をスポイルすることになるので(対応速度が高いタイヤほど頑丈につくられているため)乗り心地は一般に良くなく、”硬すぎて”サスペンション本来の性能を発揮できないことも。
そのほか、一部自動車メーカーは「認証タイヤ制度」を採用しており、中古車購入時にはちゃんと「認証タイヤ」が装着されているか見ておいたほうがいいかもしれません(装着されていなければ値引き交渉の材料にするか、認証タイヤに入れ替えてもらうか)。
さらにタイヤの寿命は一般に5年と言われているので、これも中古車購入時にはしっかりと製造年週を確認しておいたほうが良さそうです。
タイヤ表示の見方については動画でも公開されている
こちらはダンロップが公開している動画ですが、わかりやすくそのマーキングの見方を開設したもの。
おなじみ技術系ユーチューバー、エンジニアリング・エクスプレインド氏もその内容について解説。
ちなみに一部自動車メーカーはタイヤがパンクしたとしても一定の速度や距離を走行できる「ランフラットタイヤ」を標準にて採用していますが、正直いうとぼくはランフラットタイヤが苦手(やっぱり硬く感じられる)で、過去にはなんどかその乗り心地に耐えることができずに(普通のタイヤへ)交換したことがあります。