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ロータスがエンブレム変更を発表、3Dから2Dへ。「設立時の思想を反映し、シンプル、かつ軽量性をイメージした」

2019/08/15

| コーリン・チャップマンの名はそのまま採用 |

先日、ロータスにとってだけではなく「イギリス初の」エレクトリックハイパーカーとなる「エヴァイヤ」を発表したロータスですが、今回は新しいロゴを発表。
これは英国プレミアリーグに属するノリッジ・シティFCとのスポンサー契約とともに公開されたもので、ロータスが新しい時代へと突入することを示したもの。

基本的な配置はこれまでと同じ

これまでのロゴ(下の画像)と大きくは変わらずにイエローとブリティッシュレーシンググーリーンをベースにしていますが、それぞれのカラー周囲のトリムがなくなり、明朝っぽいフォントがゴシックに近いものへ。

なお、「LOTUS」の上にある「ABC」はロータス設立者、「Anthony Colin Bruce Chapman」のイニシャルを表したもの。

ちなみに、1982年にロータスの経営権が創業者一族から、実業家であるデビッド・ウィッケンス氏へと移行した際、この「ABC」がなくなり、しかし1986年にGM傘下に入るとともに「ABC」が復活。
その後は1993年にイタリアの実業家であるロマーノ・アルティオーリ氏へと売却され(同氏はブガッティの商標使用権も購入し、1991年にEB110をリリースしている)、その後は1996年にマレーシアのプロトンに、そして2017年には現在の吉利汽車傘下に収まっています。

こんな感じでけっこう「コロコロと」オーナーが変わっているものの、ブガッティと異なるのは「ずっと本社所在地が一緒」ということで、ルータスの本質は変わっていないと考えて良いのかもしれません。

ロータスは原点に立ち返る

ロータスは今回のロゴ変更について「ロータス設立者であるコーリン・チャップマン氏の提唱した、シンプルで軽量というコンセプトを表すもの」としており、その言葉の通り「ライト」な感覚ですね。

つまるところ3Dから2Dへ変更されたということになりますが、このところ各社とも相次いでそのロゴをシンプルなものへと改めています。

この背景には、おそらく「スマートフォンの画面でも見やすいように(視認性が高いように)」という狙いがあるものだと思われますが、1990〜2000年代に各社のロゴが「立体化」したのとは逆の流れであるのが面白いところ。

たとえばミニも「シンプル」なロゴに変更されていますね。

フォードもいったん複雑化したものがまたシンプルに戻る傾向があるようです。

そしてBMWはちょうど立体化したところですが、また平面に戻るかも。

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