| そこまで過酷な環境下では、学校に行っている場合ではないと思う |
さて、世の中には様々なクルマが存在し、それぞれの役割が存在します。
そして「スクールバス」の役割というと、子どもたちを安全に学校に送り届けることになりますが、今回はチェコのメーカー「Torsus(トルサス)」が発表した、とんでもなくエクストリームなスクールバスが話題に。
このスクールバスは「プレトリアン・スクールバス(Preatorean School Bus)」と命名されていますが、ベースとなるのは同社の中型バス。
プレトリアン・スクールバスはこんなクルマ
このプレトリアン・スクールバスは全長8メートル45センチ、35人乗りというサイズを持っていて、「どんな環境でも子どもたちを送迎できる」のが自慢。
見たところ、雨風は言うに及ばず、ゾンビが出ようとも火山が噴火しようとも洪水になろうとも、そしてクーデターが起きようとも子どもたちを運ぶことができそうですが、そもそもそんなエクストリームな状況になってしまうと、まず先に「休校」になるのは間違いなさそう。
プレトリアン・スクールバスに搭載されるのは290馬力を発生する6.9リッター6気筒ディーゼルで、車体ともどもマン社(フォルクスワーゲン傘下の大手トラックメーカー)製だそう。
ただし車体の方はトルサスによって強化されており、2つのデフロック機構を備える本格オフローダーへとカスタムされています。
最低地上高は40センチ(子どもはステップがないと乗れないな・・・)、アプローチアングル32度、デパーチャーアングル26度、ブレークオーバーアングル41度、最大渡河水深は90センチ。
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参考までにジープ・ラングラーアプローチアングルは34.8度、デパーチャーアングルは29.2度、ブレイクオーバーアングルは26.2度、最大渡河水深は76センチなので、いかにこのバスがタフであるかがわかります。
外観はハードそのもので、まず目に入るのはスキッドプレート、ゴッツいタイヤに樹脂製のクラディング。
ルーフにはLEDライトポッドが装着され、子どもたちの足元を明るく照らします。
トルサスはこのスクールバスに自信を見せる
そしてトルサス社CEO、Vakhtang Dzhukashvili氏いわく、「スクールバスは我々がずっとアイデアとして暖めていたもので、このプレトリアン・スクールバスは世界で最も過酷な環境であっても安全に子どもたちを送迎できる」とのこと。
たしかに世界は広く、中にはこのバスを必要とする環境があるのかもしれませんね
ちなみにシートはスクールバスらしく数式が散りばめられたポップな仕様。
シート素材には「ポリマー・プロテクティブ・コート」が施されているとのことで、汚れを防いでくれるものだと思われます。
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