■そのほか自動車関連/ネタなど

アポロ / デ・トマソのデザイナーが自身の夢たるクラシカルなV12スーパーカーのスケッチを作成!「やがて失われるV12エンジンを、記念として新しいスーパーカーに積みたかった」

2022/08/01

アポロ / デ・トマソのデザイナーが自身の夢たるクラシカルなV12スーパーカーのスケッチを作成!「やがて失われるV12エンジンを、記念として新しいスーパーカーに積みたかった」

| どう考えてもアポロ・インテンサ・エモツィオーネとデ・トマソP72のデザイナーが同一人物だとは思えない |

このV12スーパーカーは新旧デザイン、そして素材が融合している

さて、アポロ・インテンサ・エモツィオーネやデ・トマソP72のデザイナー、ジョウィン・ウォン氏が「自身の理想とするV12エンジン搭載のスーパーカー」のスケッチを作成し自身のインスタグラムへと投稿。

なお、アポロ、そしてデ・トマソともに現在は香港のITV(Ideal Team Ventures)によって所有されており、よってジョウィン・ウォン氏はITV所属もしくはそれに近いポジションのデザイナーということなのかもしれません(自身のデザイン会社を保有しているようだ)。

【動画】アポロ・インテンサ・エモツィオーネがニュルに登場し一時その場が騒然!やっぱりどう見ても地球人用の乗り物には見えないな・・・。
【動画】アポロ・インテンサ・エモツィオーネがニュルに登場し一時その場が騒然!やっぱりどう見ても地球人用の乗り物には見えないな・・・。

| 基本的に「レーシングカー」ということを考えるとニュル最速タイムを出してもおかしくはなさそう | 残念ながら今回は1周だけ流してテストを終える さて、世界でわずか10台のみが限定生産されたアポロ・イ ...

続きを見る

現時点ではデジタル上のみにとどまる

この”名もなき”スーパーカーは何らかの市販化の可能性があるわけではなく、同氏による空想の世界、そしてデジタル上のみにとどまるそうですが、イメージ的にはデ・トマソP72にも近く、ジョウィン・ウォン氏はこういったクラシカルで優雅なクルマが好みだということになりそうです(そういえば、ライカン・ハイパースポーツのデザイナーも個人プロジェクトとしてはレトロなクルマをデザインしていた)。

Jowyn-Wong-supercar (4)

ライカン・ハイパースポーツのデザイナーが興した「ジャナレリ」。イタリアのスーパーカー開発・製造メーカーと提携し、軽量なロードスター「デザイン1」を製造
ライカン・ハイパースポーツのデザイナーが興した「ジャナレリ」。イタリアのスーパーカー開発・製造メーカーと提携し、軽量なロードスター「デザイン1」を製造

| 中東からの資金的バックアップを受けてデザイン1市販化の道を模索していたが、今回ようやくそれが実現しそう | ライカン・ハイパースポーツとは異なり軽量そしてシンプルなスポーツカーに さて、アラブ首長 ...

続きを見る

なお、デザイン上のインスピレーションはポルシェ917、ローラT80、フェラーリ512Sといった往年のル・マン24時間を走ったレーシングカーたちだそうですが、ミッドエンジン特有のプロポーション、盛り上がったフェンダー、跳ね上がったテール、バブル形状を持つコクピットなどは「いかにも60年代のレーシングカー風」。

ちなみにですが、同氏は車体デザインを行う際に色々な過去のクルマを参考にするのは良いものの、往々にして”参考”が過ぎ、「オマージュ元」に近づきすぎてしまうこともあるもよう。

Jowyn-Wong-supercar (1)

デ・トマソP72のデザインはフェラーリP4/5のパクリ?”ワンオフモデル”P4/5とは何なのか、オーダーしたのは誰なのかを解説してみる

| この類似性は正直なところ、言い逃れできないだろう | 先日デ・トマソはブランニューモデル「P72」を発表し、大いなる喝采を浴びたところ。しかし今回、これに対してジェームズ・グリッケンハウス氏が「我 ...

続きを見る

そしてこのV12スーパーカーを見てみると、ヘッドライトにはLEDが使用されるなど現代的な部分も見られ、楕円形グリル、カーボン製スプリッターといった独自の特徴も。

サイドミラーのかわりにはカメラを備え、そしてボディ上のゴールドアクセントもなかなかに斬新であり、テールエンドに内蔵されたエキゾーストパイプとランプも秀逸だと思います。

このV12スーパーカーのインテリアもクラシカルだった

そしてこのV12スーパーカーのインテリアはいっそう(エクステリアに比べても)クラシカルで、ボディカラーに合わせたクリアグリーンのカーボンファイバー、削り出しと思われる金属製のシフトレバーやリンケージ、ウッドのステアリングホイール、レザーで覆われたダッシュボードやセンタートンネル、そしてタータンチェックを使用したシートクッションなど”新旧素材の融合”といった見どころが満載です。

Jowyn-Wong-supercar (2)

なお、パワートレインにエレクトリックではなくV12ガソリンエンジンを選んだのは「やがて消えゆくガソリンエンジンの”最後の10年”を、V12エンジンを積んだ新しいスーパーカーで祝いたかった」とのことで、同氏もまた一人のエンスージアストということになりそうですね。

ちなみに香港ITVもまたエンスージアストの集団であり、これからほかブランドの買収、もしくは自社ブランドの立ち上げ、アポロやデ・トマソからも新しいモデルを投入したりといったことも考えられ、もしかするとジョウィン・ウォン氏の夢がどこかで現実になることもあるのかもしれません。

とくにデ・トマソは新しく工場含む研究施設を作ってしまったので、まさか「P72だけで終わり」ということはないだろうとも考えています。

新生デ・トマソがニュル近郊に工場を建設し、ポルシェ919等の開発に参加したカプリコーンの協力を得て新型車「P72」の開発・生産を行うと発表
新生デ・トマソがニュル近郊に工場を建設し、ポルシェ919等の開発に参加したカプリコーンの協力を得て新型車「P72」の開発・生産を行うと発表

| 新生デ・トマソの親会社はアポロ・インテンサ・エモツィオーネをリリースした香港のITV | これまでの例から見て、デ・トマソP72の実現性は高そうだ さて、2019年にグッドウッド・フェスティバル・ ...

続きを見る

合わせて読みたい、アポロ / デ・トマソ関連投稿

アポロが「インテンサ・エモツィオーネ(IE)」の後継モデル「プロジェクトEVO」を突如発表!加えて4ドアセダンの「Eヴィジョン」も公開
アポロが「インテンサ・エモツィオーネ(IE)」の後継モデル「プロジェクトEVO」を突如発表!加えて4ドアセダンの「Eヴィジョン」も公開

| しばらくは音沙汰のなかったアポロだが、とんでもない計画を持っていたようだ | ハイパーカーの枠を超え、「普通に乗れるクルマ」の計画も さて、ハイパーカー「インテンサ・エモツィオーネ」を発売したアポ ...

続きを見る

【動画】スーパーカーなのにエレガント!新生デ・トマソ「P72」最新プロトタイプがイベントに登場。クラシカルな外装にレトロインスパイアな内装がカッコいい
【動画】スーパーカーなのにエレガント!新生デ・トマソ「P72」最新プロトタイプがイベントに登場。クラシカルな外装にレトロインスパイアな内装がカッコいい

| 現時点での販売状況はわからないが、大きな話題となるのは間違いない | 新規に製造工場を建設することを考慮すると、今後も「第ニ、第三の」デ・トマソが登場しそうだ さて、イタリアはコモ湖にて開催された ...

続きを見る

【動画】アポロ・インテンサ・エモツィオーネがニュルに登場し一時その場が騒然!やっぱりどう見ても地球人用の乗り物には見えないな・・・。
【動画】アポロ・インテンサ・エモツィオーネがニュルに登場し一時その場が騒然!やっぱりどう見ても地球人用の乗り物には見えないな・・・。

| 基本的に「レーシングカー」ということを考えるとニュル最速タイムを出してもおかしくはなさそう | 残念ながら今回は1周だけ流してテストを終える さて、世界でわずか10台のみが限定生産されたアポロ・イ ...

続きを見る

参照:mr_wyn(Instagram)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

-■そのほか自動車関連/ネタなど
-, , , , , ,