| その名はアストンマーティン・ヴァルキリーAMR One |
11年前に発表されたアストンマーティンAMR Oneへのオマージュ
さて、アストンマーティンは1000馬力オーバーのハイパーカー「ヴァルキリー」の納車を開始し、さらにはそのオープンモデル「ヴァルキリー・スパイダー」の生産を控えているという状況ですが、今回3DデザイナーであるLMMデザインが”ヴァルキリー AMR One”なるレンダリングを作成。
なお、この「One」という名称については、アストンマーティンが2011年に発表したオープンコクピットレーシングカー”AMR One”に由来し(下の画像)、ル・マン24時間レースへの参戦を目的に開発され、合計6台を生産するという計画が発表されたものの、結局は製造されずに終わっています。
アストンマーティン・ヴァルキリー AMR Oneはこんなクルマ
そこでこのヴァルキリー AMR Oneについて、その名の通りヴァルキリーAMR ProとAMR Oneとを融合させたハイパーカーということになりますが、LMMデザインはこれをル・マン24時間レース含む競技用車ではなく、単に「サーキット走行専用車」として考案しており、つまりはヴァルキリーAMRやヴァルカンと同じようなポジションということになりそう。
ボディカラーにはアストンマーティン・レーシング・グリーン、そこへリキッドシルバーのアクセントという雰囲気抜群のコンビネーションを持っています。
デザイン的にはヴァルキリーAMR Pro同様のスタイルを持っていて、ただしもちろんオープン化され、それにあわせてシート後方のデザインも少し変更されています。
アストンマーティン・ヴァルキリー AMR Oneではとびきりのサウンドを楽しめそう
ベースとなるヴァルキリーAMR Proはレブリミット11,000回転を誇る6.5リッターV12エンジンを搭載し、ロードゴーイングバージョンのヴァルキリーに積まれるハイブリッドシステムは「レス」。
そのサウンドたるやもはや既存のいかなるハイパーカーもかなわないほどの美しい音色を奏でることが様々な動画から明らかになっていますが、そのサウンドを楽しむにはクローズドボディよりも、このオープンコクピット版のほうが「うってつけ」かもしれませんね。
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走行に際してはヘルメットの着用が必要となるものの、どのみちクローズドボディであってもサーキット走行時にはヘルメットの着用が必須であり、それを考慮すればサウンド、そして乗降性の点において「オープン」のほうがいいのかも。
現在はランボルギーニ・エッセンツァSCV12、マクラーレン・セナGTR、ポルシェ935CSなど「サーキット走行専用車」が多数発売されているものの、意外とこういった「オープン」はほぼ見られないようで、であれば1台くらいはこういったクルマがあってもいいんじゃないか、と思います。
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参照:Lmm23Design