| アストンマーティンはめったにリコールを出さないことでも知られている |
当然のことではあるが、たった一つのボルトやナットの欠陥で動かなくなるのが自動車というものである
さて、珍しくアストンマーティンが日本国内にてリコールを届け出。
アストンマーティンは非常にリコールが少ない自動車メーカーであり、最近で記憶に残るのはDBXの生産が開始された当初(数年前)に「ルーフ内張りに不具合があった」ということくらいですが、今回もやはりDBX(とDBX707)に対してのリコールです。※DBXは新しい工場にて生産されており、まだまだ作業員が不慣れなのかもしれない
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アストンマーティンが新型SUV"DBX"全生産台数にリコール(北米)。「ルーフ内張りにクッションを入れ忘れた・・・」。
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最悪の場合、アストンマーティンDBXのエンジンが再始動不可に
そして今回のリコールの内容は「ヒューズボックスの固定」だとされ、これが緩い(可能性がある)ために通電が遮断されることがあるもよう。
なお、アストンマーティンの日本法人がこれを知ったのは「本国からの上方による」とあるので、本国ではこれに起因するトラブルを把握しているのかもしれません(日本での問題発生はゼロ)。
対象となるのは令和2年5月7日~令和5年9月22日の間に輸入された718台で、問題の内容は以下の通り、そして対応としては「対策が施されたナットとワッシャーへ交換し、検査の結果破損しているヒューズボックスが見つかれば交換する」とアナウンスされています。
12Vバッテリーヒューズボックスの電源線を固定している3か所のナットにおいて、製造工程での締付トルクが不足しているため、使用過程で緩むことがある。そのため、車両の供給電力が損なわれ、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、再始動できないおそれがある。
国土交通省
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参照:国土交通省