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ベントレーが「最初の1台を納車してちょうど100年が経過した」と発表。なお、当時すでにオートカーが存在し、該当のクルマが記事となったもよう

ベントレーが「最初の1台を納車してちょうど100年が経過した」と発表。なお、当時すでにオートカーが存在し、該当のクルマが記事となったもよう

| 最初の納車から100年が経過したことよりも、100年前にオートカーが存在していたことのほうが驚きだ |

これだけ詳細な記録が残っていることにも驚かされる

さて、ベントレーが「最初の顧客に納車を行ってから100年が経過した」と発表。

はじめての顧客に対して1921年に納車されたベントレーとは、3リッターモデルのKS1661であり、このクルマを購入したのはプールハーバーの近くにあるブラウンシー島を家族で所有するロンドンの富豪、ノエル・ヴァン・ラールテで、1915年のインディアナポリス500レースにサンビームで出場した経験を持っていた、とのこと。

当時の価格は175,500円、現在の貨幣価値だと879万円

なお、当時ノエル・ヴァン・ラールテが注文した車両の価格は1,150ポンド(約175,500円)だったそうですが、これは現在の貨幣価値に換算すると57,569ポンド(約879万円)。

北ロンドンのクリックルウッドで製造されたこの3リッターカーは、アルミニウムのボディに真鍮のブライトワークが施されており、残念ながらこのクルマの行方は今日では不明だとされ、最後にその存在が確認されたのは1931年のフランスでのレースなのだそう。

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ただ、このクルマは存在が確認されていた期間中には良い人生を送っていたようで、ノエル・ヴァン・ラールテはこのクルマをたびたび絶賛し、当時のAutocar誌の編集者(そんな昔からオートカーが存在していたのか・・・)に宛てた手紙の中でこのクルマを褒めちぎっていたといいます。※当時のオートカーの日付は1920年となっている

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そしてその手紙の中において、ノエル・ヴァン・ラールテは「私がベントレーを買った理由は、あらゆる面で卓越した性能を持っていたからです。ステアリング、サスペンション、路面への追従性、ブレーキ、ギアチェンジ、エンジンの効率など、私が所有したり使用したりした多くのメーカーのどのクルマよりも、このメーカーの車には高度な性能が備わっていると認識しています」と述べていたようですね。

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ただし実際の納車は他の顧客のほうが先立った

なお、ベントレーによると、ベントレー最初の車を注文したのはノエル・ヴァン・ラールテだったものの、最初に納車されたのは1921年8月のイヴォール・レウリンだったといい、こちらは同じ3リッター仕様、しかしシャシーナンバーは「3」、そして現存するベントレーの市販車として「最古」だといいます。

その後このベントレーの3リッターモデルは1924年や1927年のル・マン24時間レースで優勝するなど活躍を見せ、ベントレーブランドを確立するための原動力となったようですね。

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参照:Bentley

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